スペイン巡礼 銀の道 Vía de La Plata 11,12日目(Torremejía- Mérida)

４月１６日。Meridaまで15.3km。
久々の20km以下の短い距離なのでテンションが上がります。もっと歩くことは出来るけど、Méridaは見ておくべき町ってどのブログでも書かれていたのでこの日はMéridaまでって決めてた。加えて、ゆっくり過ごしたかったので２日滞在。
朝ゆっくり出発してもお昼には着けるのでいつもより随分遅い８時３０分過ぎにスタート。

N630の幹線道路沿いを歩いていきます。

途中から道路を歩きました。すぐそばを車がビュンビュン飛ばして行くけど土道より歩きやすい。

Torremejíaを出て7km過ぎた頃に道路から外れて巡礼路に。

Méridaの町が見えて来ました。

Méridaの人口は約６万人

Méridaの旧市街へと架かるPuente romano de Mérida

ローマ帝国の都市エメリタ・アウグスタ初の建造物、スペイン最大級のローマ橋。

紀元前25年にMéridaの町が建設された時に、同じく造られた全長792m、60個のアーチをもつ石造の橋だそうです。古代の橋の中では最長といわれてて、アーチの数は62個もあったそうです。１９９３年から歩行者専用の橋になったらしい。

Plaza de Toros Mérida

Mérida初日はアパートメントホテル泊。朝ゆっくり出たけどそれでもお昼前に着いたのでお昼食べた後にホテルの近くの闘牛場の前で３時のチェックインまで時間潰し。

チケット売り場。日影か日向での値段があって、一番高いのは日陰の€110。

WhatsAppに送られてきコードを入力してアパートの建物内に

アパートメントホテルの部屋の外の階段エリア。豪華すぎ。

ワンベッドルームの作りで、リビングエリアと寝室が別々。

バルコニーからの眺め。テーブルと椅子も置かれててかなり大きいスペースでした。

トイレはビデ付き。

このシャワー水圧強くて最高でした！

寝室もめっちゃ広かった。

このアパートメントホテル、この内容でなんと€40！ちなみに写真には映ってないけどキッチン、洗濯機ももちろんあります。中心からは離れた位置にあるけど、またMéridaに行くことがあれば必ず宿泊したいと思ったホテル。

シャワーして一休みした後、外がまだ外が明るかったのでホテルの近くにあった遺跡から見てまわりました。

Casa de Mitreo、古代ローマ時代の名家Mitreoの邸宅跡だそうです。

Méridaの街中には至る所に遺跡があって、入場券を買って中に入らなくても見れる遺跡はたくさんあるけど、幾つかの遺跡は入場券が必要。この入場券、共通入場券（€17）ってのがあります。個々で買うよりお得。しかも有効期限がないので翌日も使用可能。
Teatro y Anfiteatro Romanos(ローマ劇場と円形劇場)、Alcazaba Árabe(アルカサバ)、Circo Romano(円形競技場)、Cripta de la Basílica de Santa Eulalia(サンタ・エウラリア教会)等が見ることができます。

Templo de Diana 
1-2世紀建設され、ディアナ神殿と呼ばれているけどローマ皇帝に捧げられた神殿だそうです。

Pórtico del Foro 1世紀中旬の建設物。

Arco de Trajano(トラヤヌスの門)

Concatedral Metropolitana de Santa María la Mayor
(サンタ・マリア・デ・ラ・アスンシオン協同大聖堂)
17世紀から18世紀にかけて建設。

そしてこの日はZafra以来会っていなかったホセとグンテルと再会！
彼らは僕と同じようにMéridaに２日間滞在することにしてたらしく、WhatsAppで連絡取り合って彼らの２日目の日に合流することが出来ました。Zafraで負傷して２日間滞在したため、皆より１ステージ遅れだったので友達になったPeregrino達とここで再会できたのは嬉しかったです。

夕飯後は3人でライトアップされたローマ橋を見に行きました。
その後ホセ、グンテルはそれぞれのアルベルゲへ。明日2人とも次の町へ向かうのでまたの再会を願ってお別れしました。

Río Guadiana(グアディアナ川)に反射して映ったPuente Romano de Mérida(ローマ橋)
日中もキレイだったけど、ライトアップされた橋もめちゃくちゃ良い。

Puente de Lusitania(ルシタニア橋)
約２０００年に渡って頑張ってくれたローマ橋の交通量を減らす目的で１９９１年に建設されたとか。

Alcazaba Árabe(アルカサバ)ローマ橋を防御する要塞として、
835年からモーロ人によって9世紀に築かれたアラブ風建築物

この日泊まったアパートメントホテルSuites Roma

Mérida２日目、４月１７日。この日に宿泊するホテルに移動してチェックインの時間まで荷物を置かせてもらった後、昨日に引き続き、世界遺産を見に。

アパートメントホテルのバルコニーからの眺め。今日も良い天気になりそうです。

Cripta de la Basílica de Santa Eulalia(サンタ・エウラリア教会)

このエリアに入るのに別で€2支払いました。

Termas Romanas de Mérida、ここは入場券も必要なく、入り口に人もいなくて自由に入れました。

Anfiteatro(円形闘技場)
紀元前1世紀に、ローマ劇場に隣接して闘技場として建設されたもので、収容人員は約1万4000人。
身分によって座る位置が決められてたそうです。

ここを抜けていくと、

Teatro Romano(ローマ劇場)
紀元前 15 年頃に造られ、最大 6,000 人の観客を収容。
毎夏「メリダ古典演劇祭」が開催されている、現役の劇場だそうです。

劇場に隣接したCasa del Anfiteatro(円形劇場の家)の
Termas(ローマ風呂)の跡。床に綺麗なモザイクが施されてます。

Circo Romano de Mérida(円形競技場)約30,000人収容できたそうです。
中心部から離れてるけど、歩いて行けます。

Circo Romano de Mérida(円形競技場)に行く途中にある、
Acueducto de San Lázaro(サン・ラザロ水道橋)、
写真中央に写っている通路は生活用に開けられたらしく、地元の人が行き来してました。

Alcazaba Árabe(アルカサバ)の中。
9 世紀にMéridaを統治していたイスラム教徒がこの地域の暴動や反乱から身を守るために建設。

そこらじゅうに世界遺産があるMéridaの町、２日あればゆっくり堪能出来ます。でも大きな町ではないで１日の滞在でも十分見て回れることができると思います。

泊まった場所：
Apartamentos Suites Roma €40
季節によって値段は変わります。予約はBooking.comでしました。
鍵などのやり取りは全てWhatsApp上で（英語かスペイン語）ビルのドアはコードを入力、入った中に郵便ボックスみたいなのがあってそこから鍵を取り出してエレベーターで部屋に行きます。
チェックアウト時は鍵をボックスに戻します。
アパートメントホテルなので自炊するための調理器具など十分に常備されてます。
なお、予約時にデポジットで€100チャージされます。チェックアウト後1〜２日で戻って来ます。

Hostal Emeritae €33.25*ホテルのWEBサイトで予約しました。
前日泊まった場所に比べると部屋は小さいけど、綺麗だったし、ここもシャワーの水圧が良くて快適。ベッドの寝心地も良かった。
チェックイン前でもバックパックなど荷物を預かってくれます。

Méridaではアルベルゲに泊まっていませんが、2人でシェアすれば€20以内で泊まれる宿泊施設は結構あると思います。

残り797.3km。もう歩行距離200km越えたなんて信じられん！