見出し画像

スペイン巡礼 銀の道 Vía de La Plata 17日目(Casar de Cáceres-Cañaveral)

4月22日。この日はCañaveralまでの33.1km。
久しぶりの30km以上の行程。加えてCañaveralまで休憩をする町はありません。日差しが強くなる前にCañaveralに着きたかったので、日の出前のまだ暗いうちに出発。

巡礼を歩き始めてからほぼ毎朝見るようになった朝日。
農場の中を抜けていきます。
人懐っこい飼い犬達が迎えてくれました。
スペインは放し飼いにされている犬が多い。しかも大抵フレンドリー。
犬好きの僕にはたまりません。
Puente sobre las vías del AVE
高速鉄道の線路の上に架かる橋を渡っていきます。
この日の行程では2〜3回くらい農場の中を歩きました。
上り下りの繰り返し。
道は狭く、砂利の多い道。
Embalse de Alcántara(アルカンタラ人口貯水池)
奥に見えるのはPuente Río Tajo(タジョー川橋)
公道を歩く箇所もあります。
Peregrino達が歩いていても車は除速なしで皆ビュンビュン横を走って行きます。
この日はとにかく石の多い道が多くて歩きづらかったです。
やっとCañaveralの町が見えて来ました。
Cañaveralの町の手前で急な下り坂、そして町へ入るのにまた上り坂になります。
午後1時40分過ぎ、夜明け前から歩き始めてかれこれ7時間以上でようやく到着。

前日泊まったCasar de Cáceresの町で日曜日だったのでスーパーが閉まっていて食べ物も調達できなかったので胃に入れたのはほぼ水だけ。お腹が空き過ぎてエネルギーもなかった上に、久しぶりの長距離というのもあってか、歩いても歩いても着かなくてとにかく長く感じました。アップダウンが多く、その上砂利道、トレッキングポールを使って転ばないように気をつけて歩くけど、下りの時は膝への負担がかかってツラかった。

それでも何とかホステルに到着。チェックインした後に速攻食べに行ったランチ:

今日の宿にチェックインした後に来たこのレストランでオーダーした日替わりメニューの一つ
レンティル(レンズ豆)スープ。

ここのレストランのレンティルスープ、めっちゃめっちゃ美味しかった。ビールがキンキンに冷えてるのは言うまでもなく、日替わりメニューはボリュームあって、パンは温かい上に柔らかくて美味しくて、(大抵が固くて美味しくない)サービスも良くて€14でした。

お腹が満たされた後は街の散策。

Iglesia de Santa Marina(サンタ・マリーナ教会)
Ermita de San Roque
住宅街の中にあった教会。
疫病に対する聖なる守護者を讃えて建てられたそうです。
この先に古い煙突と書かれた錆びれた看板
煙突に造られた年が書かれてます
1891年
1888年

この日はホセもたまたま一緒のホステルだったのでホステルの一階にあったレストランで一緒に夕飯。ここもご飯のボリュームは良かったけど、お昼のレストランの方が美味しかった。
人口約1,200人足らずの小さな町、宿泊施設も2〜3軒しかないけど、銀の道の巡礼路でこのエリアではPeregrino達が確実に訪れる町になってると思う。

泊まった宿:Hostal Málaga €20(個室)
予約可能。
Cañaveralの町の端っこに位置したホステル。
1階にレストランがあって、隣に小さな商店があります。
ホステルなので洗濯をする所はありませんが、宿泊部屋の階に裏口へと通じるドアがあり、そこから階段を下りると洗濯物を干せる場所がありました。
僕は個人部屋が良くてホステルに泊まったけど、
Cañaveralでは私営のアルベルゲに泊まるのがお勧め。
町に入って直ぐの所にあり、個室はありませんが、2人部屋をシェアしても
€25以下。キッチンがあって、自炊できて洗濯も可能、施設も綺麗だったと泊まったPeregrino達が言ってました。

残り679.9km。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?