浅葱 雨

流れなかった涙の行方をずっと考えている

浅葱 雨

流れなかった涙の行方をずっと考えている

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雨の日。

これは去年の紫陽花。 今年も見に行けたらいいなぁと、雨が恋しくなってふと思い出した。この日はとても雨が降っていて、傘をさしながら散歩をした。濡れている紫陽花がとても趣きがあって好きだった。 晴れた日はもちろん好きだけどなんとなく雨の日が好きだし、そっちの方が自分に似合うと思っている。雨の日の匂いがするお香とかあったら絶対に買ってしまう、と思ってこの間Twitterでそれを呟いたら、「突然のスコールの後の植物の香り」がするお香を教えていただいた。やっぱりちゃんと好きな匂いだっ

    • 生活をする。

      最近ふと思うこと。 「私いま、仕事に生きてないな、前よりちゃんと生活ができているな。」 社会に出てから少し前まで、本当に余裕がなかったんだなと感じる。 朝起きて急いで支度して職場に行って、家に帰ってもいつのまにか寝ていて、深夜に起きてお風呂に入って寝て。 それの繰り返し。季節はただの気温で、着るものが変わるだけのものだった。 それが当たり前だと思っていた。 休日もずっと仕事のことを考えて、心が休まることはなかった。 でも体を少し壊してから、 これではいけないと気づ

      • 大丈夫でいられた理由。

        私の家のリビングのあちらこちらに、観葉植物が置かれている。 大きいものもあれば、小さいものもある。 新卒で就職した会社で出会ったYさんという方から頂いたものだ。 Yさんは、私が就職してから2年目に入った時、清掃のパートとして入社された。 母親と同じくらいの歳で、とても明るく、太陽みたいな方だった。 気さくによく話しかけてくださったこともあり、すぐに仲良くなった。 Yさんは、よく私のことをよく気にかけてくれた。 毎日私のために、 コンビニの新商品のジュースや、 お野菜などを

        • 取りこぼさないように。

          私には、お風呂で決まってやっていることがある。 それは、 「湯船に浸かって、朝から今日をもう一度生きてみる。」 ということ。 私の頭の中はとてもうるさいので、反省会なんて常にしてしまっているが、もう一度、最初からやってみる。 今日あったこと、 言われたこと、 感じたこと、 言ったこと、 言い間違えたこと、 傷つけていないか心配になってしまったこと… あぁ…考え出したらそんなことしか浮かんでこない… でもこうしているとたまに、 「あの時のあれは優しさだったのかもし

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        雨の日。

          あなたの好きが知りたい。

          とっても生きづらい世の中だから、 だからせめて、 好きな音楽の話とか、 好きな食べ物の話とか、 好きな物語の話をしていたい。 最近あった嬉しかったこととかも知りたい。 ちなみに私は、 マカロニえんぴつさんが好きで、 チーズ、ポテト、ギョーザ、お好み焼き、果物、硬めプリン(書ききれない)が好きで、 お腹が空いてしまうような物語が好き。 夜の散歩をしながら、最近教えていただいた曲を流す。 1回目は、初めて聞く音楽をただ聞いてみる。 2回目は、歌詞を意識して聞いてみる。 3回

          あなたの好きが知りたい。

          自分を信じる。

          小学校4年生のとき、 ピアノのコンクールでかなりいいところまで行ったのに、 最後の最後で、 練習会場にいた独特な弾き方をする子に影響されて、 その子がとても魅力的に見えて、 自分の弾き方を忘れてしまった。 そして本番で、 「今までそんな弾き方してなかったじゃん、、、」 と後で先生に言わせてしまうような弾き方をして、落選した。 私のひとつ前の順番だった子も落ちて、とても泣いていた。 私は、 「そりゃそうだよな、、、」 と思って、全然涙が出なかった。 あの子が魅力的に見えた

          自分を信じる。

          溶ける。

          仕事帰り、信号を待ちながら今日あったことを思い返す。 私が言われた訳ではないのだが、近くでものすごく理不尽に、しかも長時間怒鳴られているところを聞いてしまった。嫌でも耳に入ってきた。言われていた方はいつも笑顔で穏やかで、誰とでも分け隔てなく接している素敵な方という印象だった。その時はずっと、すみません、すみませんと謝っていた。 その後、たまたまその方をトイレで見かけた。目を真っ赤にしてハンカチを握ったまま鏡をじっと見つめていた。 その光景がずっと頭から離れない。 こうい

          溶ける。

          はじめまして。

          はじめまして。浅葱 雨と申します。 どうしようもなく自分を辞めてしまいたい時に、色んな方の言葉に救われてきました。 私もそんな人になりたい。誰かに寄り添えるような文章を書きたい。 そんな想いから、書くことを始めてみることにしました。 ちょっとだけでも、読んでくださる方の心の温度を上げることが出来たら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

          はじめまして。