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忘れるということ

最近、忘れることが多い。何かを調べようとしてスマートフォンを開いた瞬間、その前に見ていたTwitter やInstagram の画面になり、普通に暇なときにスマホを見ているようにタイムラインを追ってしまう。そんなことがよくある。何をするためにスマホを開いたのか忘れているのだ。

これは年のせいなのか?まぁ、携帯依存症であるということも多分に関係するだろう。年齢を重ねるにつれて忘れっぽくなるのか、それとも集中力が続かなくなるのか。

昔に比べて本が読み終わらなくなったのは、やはり年齢により集中力(もしくは気持ち)が続くかなくなったことの現れのように思う。本を読んでいる途中で中断した後に、その続きが気にならないのだ。昔だったら、気になって仕方なかったはずなのに。いつの間にかどうでもよくなってしまっている。

もしかしたら、読んでいる本が面白くないのかもしれない。もしくは色んなものを読んだり、観たりしているうちに耐性ができて、感動しにくくなっているのかもしれない。

それでもやっぱり、僕はもう少し感動していたいと思う。心にぐっときたことを、もう少し覚えていたい。

TVを見たり、友達と話したり、飲み屋で楽しい時間を過ごした後には、何かに没頭していた気持ちが随分と薄くなる。

それは何だか、嫌ことがあったり失敗した後に、寝て起きるとすこし気持ちが軽くなっていることに似ている。(しかも僕は気持ちをリセットするのが得意なのだ)嫌なことは忘れる。

僕らは色々なことを少しずつ忘れながら前に進んで行く。その中でも出来るだけ長く忘れたくないものがあって、どうやってそれを維持しようか考えている。

好きな気持ちや、ときめきが、なるべくどうでもよくなってしまわないように。

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