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捨てるのがもったいないから


紙袋を捨てずに取っておく。

実家で当たり前だった習慣は、一人暮らしになっても
夫婦になってもなくならなかった。

ある程度の紙の厚さがあって、汚れていないもの。
潔癖症なので、1度地面に置いただけでアウトだ。

そんなハードルをくぐりぬけた上等な紙袋たちが、
キッチンの流しの下で、首を長くして出番を待っている。

今日は、ひさしぶりにその出番があった。
手土産をもっていったのだが、
その品が無人販売機で売られていて、袋がついてこなかったのだ。

“NO SLEEP SHOP”バターのいとこの自動販売機

この「バターのいとこ」、
バターをつくるときにできる乳成分で、廃棄されていたものを
おいしいお菓子にしたもの。

食に関心が高い人が集まる場所だから、これをもっていきたい。
でも、袋がない・・・。


それで、わがやの眠れる紙袋の出番がやってきた。

こういう時に役立つのは、無地のもの。
ちょうどいいサイズのものがあって、それをつかった。
さすがに渡した相手に「使い回しの紙袋ですが・・・」
とは言えないのだけど、無事に渡せてよかった。

最近、オーガニック野菜を売るお店とかでも、
紙袋を再利用して、できるだけ新しい袋を使わないようにしていて、
私の眠れる紙袋たちも、きっとすぐ出番が増えてくるに近いない。

と、期待するのであった。

(置く場所がなくてそろそろ困っている)


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