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ロボット支援下腹腔鏡下子宮全摘出術のこと2/3

最初の記事はこちら↓ 今回はそれの続き。

手術前日のこと。下剤で満身創痍

朝9時ごろ、病院についた。
10時には病室にいて、荷物の整理をしていた。
そこで下剤を飲むように言われ、飲み干した。「だいたい8時間後くらいに効いてくるお薬になります」とのこと。

12時すぎに全粥食と書かれたお昼ご飯をいただいた。
暇なので歩き回り、16時半にシャワー室の予約をとったりした。が、14時ごろ、お腹がごろごろしてきた。ん??これはやばそうな・・・下剤4時間で効いてきた!
隣の部屋の人が看護師さんと下剤の話をしていて「早いひとだと4時間で効いてきちゃうんですよねー全く効かない人もいるんですけど」って言ってたけど、その早い方のケースのもよう?
シャワーの時間が下剤打撃の佳境になりそうな気がしたので、シャワーの予約を14時半に変更してもらい、お腹の調子を伺いながらシャワーを先にあびてしまうこととした。

案の定。
15時あたりは下剤との格闘。
お腹の中を動かす薬、とのことだけど、あれです。激しい食あたりに似ています。出しても出しても出してもぐるぐる。治ったとおもっても波が返してくる。地べたに座りうんうんうんうん。とうなって満身創痍。しばらくして、おちついた。と思ったら、夜ご飯を食べたらまたぶり返し(たべなければよかった・・・お腹空っぽにしたほうがいいながら夜ご飯抜いてくれればいいのに。出たから食べちゃった)ごろごろごろごとと戦い、夜になった。

写真は、手術前の夜ご飯。全粥。

ごはん1

不眠からの、手術室へ

不眠症なのです、もともと。
前日は入院するという緊張で眠れなかったので、今日こそ眠りたい。手術の前に体力減らしたくない。
とはいえ、先の下剤騒動でそうとうやられていて、明らかに入院してきたときよりも体力減ってる。絶対寝たいと思い、マイスリーを処方してもらった。
それでもそれほど眠れなかったけれど(こんな知らないところ、しらない枕で眠れるわけないのだ。ビビリだから)、どうせ麻酔しちゃったら寝るでしょと思って気にしないことにした。

朝8時半くらいには手術室に行きますよと言われていた。
9時に入るという話も聞いていた。
8時に手術着に着替えておけばいいだろうとのびり思っていたら、気づくと8時15分になっていた。が、手術着のスナップが全部外れていて1枚の布状になっていて、着方がわからない!教えてもらって(スナップとめもらって)やっと着たら、すぐに移動になった。

ところで看護師さんは担当がころころ変わってすごくいろんな人がくる。それぞれどんな役割なのかさっぱりわからないけれど、朝から「おはようございますよく眠れましたか」の人「8時半ごろにー」の人「今日はこれから手術ですよどーのこーの」の人(この人は看護師では無く先生?手術着の着方を聞いたら看護師に聞いて!と言われた)「手術着の着方を教えます」の人「手術室に行きましょう」の人。

ちょっと部屋変更打診

手術室までは看護師さんと歩いていく。
その時の看護師さんが最初の人と同じだったので、それとなく部屋について・・変更を申し出てみる。

実は大部屋(4人部屋)から追加料金12400円/1日を払っての3人部屋だったのだけれど、事前に聞いていたところでは4人部屋は部屋の外を男性もうろついているという話だったのに、きてみたらそんなことはぜんぜんなくて、4人部屋と並んで3人部屋があるだけ。机のスペースがついてるかどうかの違いでちょっとがっかりしていたのだ。(1日12400円って割と高いじゃない?7日間いるとさ・・)

そしてこの3人部屋は2つが窓側で1つが廊下側。私はその廊下側がで、窓側が1つ昨晩は空いていたので、窓側に変えてもらえないかなーと思ったのだ。やっぱり景色が見えるのと見えないのとでは気分が全然違う。
すると「あー他の予定も入ってると思うので難しいかもしれませんがきいてみますねー」と、なんと無く信用ならない雰囲気で言われて(笑)、こりゃダメだとあきらめる。
ちなみに空いていた場所にはすぐに人が入り、その人は抗がん剤治療をしていた。何度もきている人みたい。
もう一つの窓側の人は私と同じような手術を受けたようだけれど、わたしより事情が複雑そうだった。変えてもらいたいなんて思っておこがましかったな。と後から思った。あの二人が窓際であるべきだ。私は単なる子宮筋腫の摘出患者。取ればよくなるのだ。

手術室についた。一瞬で記憶がなくなる

手術室についたら、手術室用の看護師さん(?)お医者さん(?)にバトンタッチ。よろしくおねがいしますー。と見送られる。

広い、機械ばかりの銀色の空間だった。壁まで全部機械でできてそうなイメージ(あくまでイメージ)。

そこに、紫や緑の服を着た人が数人づついて(全部で7~8人?)その真ん中にあるベッドに横になるように言われた。
なんかすごい近未来的な世界観、人間の肉体をどっかの宇宙人に献体するSFのシーンかと思う。

「そちらが頭ね」靴を脱いで台に横たわり、採血をされて。
「これからどこの手術をするか言ってください」「子宮です」「はい、その通りです」というやりとりのあとに、マスクを見せられて「ここから麻酔が出てきます。少ししたら眠くなります」。はい。ドキドキします。そしてマスクをされて緊張していたら、明らかに違う空気が流れ込んできて、それを吸ったら記憶がなくなった。ドラマで出てくるガス毒殺ってこんな感じなのかな(不謹慎)。9時40分かな。手術開始だ。

手術終了。病室に戻る

次目を覚ましたのは何時ごろだったのか。
完全に、仕事の夢をみていた。すごく佳境のなんとかしなくてはいけない場面でアドレナリンスイッチ入ってるような仕事の場面。
無意識のうちに手術場の様子を聞いていたりしたんだろうか。決して嫌な場面じゃなかったけれど、麻酔下で夢見ていたことが仕事の場面だなんて、なんだかおかしかった。
手術の後は近くの様子見る場所で、しばらく待機。
痛くないですかーとか色々効かれて、痛いと言った気もするけれど、マックス10でいうといくつくらいの痛みか聞かれ。3~5と言ったところ何も処置なしだった。うんそれでいいと思う。
とにかく暑くて「暑い」と言ったら布団を脱がせてくれたけど、まだ暑くてこれもーとはごうとしたら「これ外すと恥ずかしいことになっちゃうから」と止められた。あ、タオル一枚だったんだ(笑)
ぼんやりするままにエレベーターにのり(エレベーターの揺れが気持ち悪かった)、そのままベッドで病室に運ばれて、かなりの頻度で血圧と体温と酸素濃度を測られる。
病室にもどってきたのは14時半くらい。

続きはこちら↓ 手術後のお話


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