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在宅育児の2児の母を救った「声かけ変換」とは

 こんにちは、あさ出版noteにお越しいただきありがとうございます。2020年より、新型コロナウイルスの影響で家での過ごし方が大きく変わりました。外出に制限がかかり、日本で初めて在宅勤務が推奨されるようになり、1年以上経ちました。

 2020年の3月、私は次男の産休育休より仕事復帰に向けて準備をしていましたが、緊急事態宣言発令により、4月からの復帰は先の見えない延期となりました。我が家の地域では登園自粛求められ、通園していた長男まで自宅で保育することになり、一気に状況が変わりました。
 育休中、在宅ででできる範囲の仕事をさせていただいていたため、急に自宅での仕事と自宅育児の両立が求められました。これは、地域や環境が違うとは言え、いろいろなご家庭に当てはまることがあったのではないでしょうか。

 タイトルにもある「声かけ変換」とは、こんな中、私が出会った本より学んだことです。

参考の本はこちら

【電子書籍】

  お恥ずかしい部分もありますが、我が家の「声かけ変換」本の活用方法をご紹介できればと思います。


我が家の場合

 我が家は、男の子2人どちらも保育園、1年前は長男が年中、次男が1歳クラスでした。この本は言葉が通じる長男のために、どんな風に活用できるのかな、と思い開きました。
 「はじめに」から始まり、本の説明、使い方を読み進めました。そして、P20「声かけ変換実践のための心得」まで読み進んだところで、ハッとしました。自分が育児と仕事の両立に対して、とても力んでいたことに気がついたからです。それと同時に、著者の大場さんが、寄り添ってくださるのを感じました。

 そして、P24の「CHAPTER0」を読んで、更なる衝撃を受けました!

 「長男のために」なんて思っていたのが、自分のため、言葉の通じない次男のため、ひいては主人のための本であることに気がつきました。
    復帰に向けて必死になっていた私は、このページを読んだ瞬間、涙があふれました。
    子どもに怒ってしまうこともあり、そんな自分が嫌になることもありました。そんな子育て中の人に、寄り添ってくれる「声かけ変換」がたくさんありました。この時の気持ちは1年経った今でも覚えています。CHAPTER0を読んでから、この本(というか著者の大場さんです)についていこうと心に決め、最後まで一気に読んでしまいました。

 この時の言葉にならない衝撃を、ぜひ読者のみな様にも味わっていただきたいので、あえてここで「CHAPTER0 STEP1」を載せるのは控えたいと思います。ぜひ、本で味わっていただけると嬉しいです。
 

 子育て中の方には、少なからず「○○しなければ」「○○させないと」というプレッシャーがあると思います。宿題始めないと、ゲームは〇時間以内にさせなくちゃ、〇時までには寝かせないと、・・・。かくいう私も、自分で作った理想にむけて、がむしゃらに育児、仕事をこなす毎日でした。

でもって、どんな風に活用しているの?

 私の活用法ですが、【目次】から、うちの子に合いそうな「声かけ変換」を見つけ、忘れないように付箋を付けました。最初は本を見返したりしていましたが、手が離せなくて本を取りに行けないことも多くあり、のちのち付箋の部分を、ざっとメモ帳に書き出し、いつでも振り返れば見れるよう、リビングの見やすいところに貼りました。

 当時は、とにかく、やってみるしかないと思い、気がついた時に「声かけ変換」を活用していました。

 最初にメモをしたのは20個ほどです。こちら、リビングの棚にペタッと貼りました。使っていくうちに、よく使うのがあったので、〇をつけて見つけやすくしました。

リビングの声かけ変換メモ

 1年経って思い返すと「声かけ変換」を使ったタイミングが多いのは食事の時でした。次が着替え、玄関、そして外出中の順でした。

 だんだんリビングまで見にくのが面倒になり、後から玄関にも貼りました。

玄関に貼ったメモ

 この、一番下の「早くしなさい」は、これまでよく使ってしまっていました。というか、毎日、いつでも、思っていました。玄関は特に忘れ物の無いように、チェックしながら進めます。「マスクつけた?水筒もった?タオルは?帽子は?」つねに急かしてしまっていたので、お恥ずかしいことに「ゆっくりでいいよ」というフレーズは、本を読むまで頭の中に微塵もありませんでした。

新たな発見 

 この玄関での「声かけ変換」を活用してゆくうちに、発見があったのでご紹介します。

 時間が無いばかりに、急かしてしまうことが多かったのですが、早めに準備を進め、今までなかなか言えなかった「ゆっくりでいいよ」という言葉をかけました。
    すると、いつも立って履いていた靴を、座って履きはじめました。座って履いた方がスムーズでした。
    私が急かしていたばかりに、急いで履こうとして、うまく靴が履けず、手間取っていたのです。手伝いすぎては靴が履けるようにならないかもしれないと思い、手伝うのは最終手段としていましたが、結局子どもの状況に目が行き届かずいたのです。
   座ることでスムーズに靴を履ける子どもに、上手くいかない状況を作り出してしまっていたのは、自分だったことに気づき自己嫌悪に陥りました。

 そんなときは、自分は何のために「声かけ変換」をして、子どもと向き合っているのか、もう一度思い出すために、P24「CHAPTER0 STEP1」を開き、心を整えました。
     ここを読み返す時に思うのは、大場さんが10年以上かけて紡いでくださったエッセンスを、本にまとめて世に出してくださったことです。本当に本当に感謝です。
    我が家では「声かけ変換」を使うことで、子どももうまく動くことができ、周りの大人も怒らずにすむことが増えました。


 本が発売した頃は、たまたま育休からの復帰のタイミングだったので、本の内容を実際に子育てに応用している様子をSNSで発信する役目をいただきました。それがこちらのTwitterです。


どこでも役立つらしい

 本書は、「発達障害・グレーゾーンから生まれた」とありますが、一般のご家庭でも、とても役立ちます。読者様の声から、保育士や小学校の先生などにも活用いただいていることがわかりました。また、子どもだけでなく、会社で上司に、家庭でご主人様になど、いろいろな場面で役立っているとの反響も集まっています。

 子どもの性格、家庭の環境や、学年などで「声かけ変換」の使い道や、使うフレーズも、その時々で必要なところも変わってくるはずです。うちの子はまだ小さいので、宿題はありませんが、ゆくゆく使うことが出てくるんだろうな~、と思いながら宿題やテストのページを今はざっと目を通す程度で活用しています。

 ご家庭や、子育て、育児、教育の場で、必要な部分だけ切り取って使っていただくのがいいのかもしれません。

 今回は、多くの方が「声かけ変換」で救われるといいな、と思いながらこちらの記事を書かせていただきました。

改めて、本の情報を掲載します。

 かつてネットで公開するや14万シェアを超えるなど大反響呼んだその「声かけ変換表」を、6年の歳月を経て、大幅に追加し書籍化した待望の最新刊です!
大場美鈴 著『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』
 3人の子ども達の子育て真っ最中の著者が、
かつては怒ってばかりだった自身の経験や、
その後の子ども達の成長と変化、思春期の関わり方、
SNS等で寄せられた多くの声などを踏まえ、
発達障害のある・なしにかかわらず、どんな子にも伝わりやすい
166もの声かけ変換例とともに、身近な話で「具体的に」「わかりやすく」伝えしていきます。

特設サイトより

楽々かあさん Twitterより心得をご紹介します

この投稿を読んだだけで、また涙が出て来ちゃいました😭

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あさ出版では『楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』特設ページを設け、「声かけ変換表 決定版」をダウンロード用にご用意しております。
    みな様の、お役に立てば幸いです。(本書の最終ページには、「声かけ変換表」すべてがダウンロードできるURLが掲載されています。)

こちらから声かけ変換表決定版がダウンロードできます↓

また、著者の大場美鈴さん(楽々かあさん)のHPでは、さまざまな情報を発信されています。ぜひ、参考になさってみてください。


 本書もぜひ、お手に取っていただけると嬉しいです✨

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