アサノタカオ|編集室

編集者。1975年生まれ。サウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか、文学・人文社会・…

アサノタカオ|編集室

編集者。1975年生まれ。サウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか、文学・人文社会・アートなどの領域で仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)など。明星大学、二松学舎大学非常勤講師。座右の銘は「祭りからの脱出」

ストア

  • 商品の画像

    【PDF版】「知らない」からはじまる 10代の娘に聞く韓国文学のこと

    【新装版】 インタビューとエッセイ 「知らない」からはじまる ——10代の娘に聞く韓国文学のこと 著者 (ま)&アサノタカオ 発行 サウダージ・ブックス 定価 900円+税 116ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 紹介文 ◎ 斎藤真理子さん評(小泉今日子さんのポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん #50」2022.03.21) 《10代の人から見るとチョン・セランのことばがこういうふうに伝わるんだ、という。……「後から来る者たちはずっと賢いんだ」というのをこの一冊で味わった》 https://hontonokoizumisan.303books.jp/ep/50#content 「未知の世界を発見する喜びは、いつも知らないものたちの冒険心からはじまる」。サウダージ・ブックスの編集人で韓国文学ファンである父親が、K - POPが好きな10代の娘に話を聞いてみた。憧れのソウルを旅行したこと、韓国の小説を読んだこと。隣の国のカルチャーを追いかける親子の、少しミーハーで少しきまじめな証言を一冊に。インタビュー&エッセイによる韓国文学ガイド。 購入者特典の付録冊子には、(ま)&アサノタカオ「私たちは読みつづけている」を掲載しています。 《作者のチョン・セランには、いまの韓国はそう簡単に幸せになることが許されない暗い時代だっていう考え方があって、暗ければ暗いほど、小さな希望に光を感じられるっていうことなんじゃないの?   だから……ホ先生が通りすがりの子どもに運を分けてあげたいと思うちょっとしたエピソードにもあたたかい価値が生まれるんだと思う。》 ——(ま)「ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある」 本書より もくじ はじめに ——「知らない」からはじまる旅と読書 アサノタカオ Ⅰ インタビュー ま&アサノタカオ 「バンタン食堂」で会ったお姉さんは、とてもフレンドリーだった ——BTS聖地巡礼その他 1 距離みたいなものがなくなってメンバーが身近な存在に ——BTS聖地巡礼その他 2 この「むなしさ」は自分と同じ「世界線」にある ——チェ・ウニョン『ショウコの微笑』 ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある ——チョン・セラン『フィフティ・ピープル』 思いを話したいと願うようになったから「ことば」が出てきた ——ファン・インスク『野良猫姫』 背負いきれないものを背負っている人たちが何かを封印して生きている ——キム・エラン『外は夏』 問題の原因は目に見えない感情や気持ち、人と人の関係にある ——チョン・セラン『保健室のアン・ウニョン先生』 非日常のあとの日常を普通に生きていく人を描くこと ——チョン・セラン『屋上で会いましょう』 Ⅱ エッセイ 心の矢印が、ぐっと朝鮮半島のほうに傾いた アサノタカオ 忘れられたものたち、忘れてはならないものたち ——ファン・ジョンウン『ディディの傘』 アサノタカオ わからない世界で自分を生きる ——チョン・セラン『声をあげます』 (ま) おわりに ——親子という境域(ボーダーランズ)で話を聞く アサノタカオ 著者紹介 (ま) 2004生まれ。高校生(執筆当時)。K - POPファン、韓国語を勉強中。 アサノタカオ 1975年生まれ。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめながら、現在はフリーランスで編集と執筆の仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)、共著に『韓国文学ガイドブック』(黒あんず監修、Pヴァイン)。
    990円
    Saudade Books
  • 商品の画像

    【PDF版】読むことの風

    随筆集 読むことの風 著者 アサノタカオ 装画・本文イラスト nakaban 発行 サウダージ・ブックス 定価 900円+税 46判変形 128ページ 装丁 納谷衣美 紹介文 固有の時間を生きるひとりのことば。それを自分自身の内にも探してみようと思い立った。すると、旅と読書の記憶に行き着いた。ことばの通じない異国を旅すること、知らない内容の書かれた本を読むことは、慣れ親しんだ世界から切れて、ひとりきりになるさびしさをともなう。しかしそのさびしさと引き換えに、ぼくは未知の世界へつながる喜びを得たのだった。 ——アサノタカオ 本書より 「旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震えるきみに教える」。サウダージ・ブックスの編集人である著者が書籍や雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイ、コラム、フィールドノートに記したことばを集成。ひとりになって自分自身を見つめ直す時間のなかで、世界や他者につながることの意味を問いかける随筆集です。 目次 本を読む夜が深く極まるとき 1 本から遠く離れて 読書論 散文 本から遠く離れて ひとりになること 愛する人たちとの絆を切って 散文 本屋さんに行くと沈黙がある 小さな声が小さな字にくっついて 京都の善行堂で 本を書いたことのないぼくに 散文 「自由」の風からの贈り物 主人のない夜の本小屋では 散文 書を持って、海へ出よう カバーを外して、中身をぶん投げ 文字に当てていた指が 海は、ひらかれた書物に似ている 散文 コーヒーと椅子、そしてことばのろうそくたちと ことばが見つからない 本を読むことが苦しみとなり 2 君のものではない、世界の声に耳をすませろ 旅の短章 散文 君のものではない、世界の声に耳をすませろ サンパウロから州の西に向かう 必要最小限の生活用品 ジャングルの巨木から切り出した数本の柱が 夜の通り雨が降りはじめた 散文 霧のなかの図書館で 出発前日に大雨が降り 「世界の秘密を知るために」 雲ひとつない星空の下で 散文 そしてダラダラはゆく 飛行機が南の島の上空にさしかかり 散文 群島詩人の十字路で耳をすませて 散文 詩と夜空にかがやくもの 3 読むことの風 散文 読むことの風 海に向かって、石ころを投げる あとがき 著者紹介 アサノタカオ 1975年生まれ。編集者。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめる。
    990円
    Saudade Books
  • 商品の画像

    小さな声の島【国内送料無料キャンペーン実施中!】

    随筆集 小さな声の島 著者 アサノタカオ 発行 サウダージ・ブックス 定価 1800円+税 136ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 初版発行日 2024年4月7日 紹介文 ◎大森皓太さん評(『地平』2024.7) 《風を感じる本》《著者が旅と暮らしの中で受け取ってきた「さびしい」という言葉は、まさにそうしたうつくしさを放つ詩の言葉である》 戦争、疫病、異常気象。ふと顔をあげれば、日々の暮らしにさす死の影がますます濃くなる暗い時代がそこにある。花にも歌にも詩にも、この暗さを明るさに変える強さはない。……個としてははかなく弱くても、種のいのちがあまねくつづいていく、そのつよさを信じたい。あまねくつづいていくものに根ざす詩のことば に、美しさに、心とからだをやわらかく広げて待機していたい。 ——アサノタカオ 本書より 旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震える君に教える。 サウダージ・ブックスの編集人である著者が雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイを集成し、未発表の台湾紀行も収録。家族の歴史について、移動と定住について、小さな声を守る詩のことばについて、本のかたわらで考える随筆集。 ​ 目次 プロローグ——旅と詩、五冊の本 1 家族のはじまり 台湾への旅、沈黙への旅 2 旅することと住まうこと ひそやかな約束 アナーキー・イン・ザ・小豆島 ここではない、どこかの港へ 血の繫がりや地域の繫がりは大事ですか? 3 小さな声の島 聴こえてくる声を待ちながら——永井宏 『幼年画』のことなど——原民喜 蔵書返却の旅——塔和子 山尾三省をめぐるふたつのエッセイ 「牛」と「らば」と「烏」、生きのびるうつくしいものたち エピローグ——幕なしのダンス 後記 ​ 著者紹介 アサノタカオ 編集者。1975年生まれ。2000年から3年間ブラジルに滞在し、日系移民の言語生活に関する人類学的調査に従事。その後、東京と香川の出版社を経て独立。現在はサウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか、文学・人文社会・アートなどの領域で仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)など。明星大学、二松学舎大学非常勤講師。
    1,980円
    Saudade Books
  • 商品の画像

    【PDF版】「知らない」からはじまる 10代の娘に聞く韓国文学のこと

    【新装版】 インタビューとエッセイ 「知らない」からはじまる ——10代の娘に聞く韓国文学のこと 著者 (ま)&アサノタカオ 発行 サウダージ・ブックス 定価 900円+税 116ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 紹介文 ◎ 斎藤真理子さん評(小泉今日子さんのポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん #50」2022.03.21) 《10代の人から見るとチョン・セランのことばがこういうふうに伝わるんだ、という。……「後から来る者たちはずっと賢いんだ」というのをこの一冊で味わった》 https://hontonokoizumisan.303books.jp/ep/50#content 「未知の世界を発見する喜びは、いつも知らないものたちの冒険心からはじまる」。サウダージ・ブックスの編集人で韓国文学ファンである父親が、K - POPが好きな10代の娘に話を聞いてみた。憧れのソウルを旅行したこと、韓国の小説を読んだこと。隣の国のカルチャーを追いかける親子の、少しミーハーで少しきまじめな証言を一冊に。インタビュー&エッセイによる韓国文学ガイド。 購入者特典の付録冊子には、(ま)&アサノタカオ「私たちは読みつづけている」を掲載しています。 《作者のチョン・セランには、いまの韓国はそう簡単に幸せになることが許されない暗い時代だっていう考え方があって、暗ければ暗いほど、小さな希望に光を感じられるっていうことなんじゃないの?   だから……ホ先生が通りすがりの子どもに運を分けてあげたいと思うちょっとしたエピソードにもあたたかい価値が生まれるんだと思う。》 ——(ま)「ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある」 本書より もくじ はじめに ——「知らない」からはじまる旅と読書 アサノタカオ Ⅰ インタビュー ま&アサノタカオ 「バンタン食堂」で会ったお姉さんは、とてもフレンドリーだった ——BTS聖地巡礼その他 1 距離みたいなものがなくなってメンバーが身近な存在に ——BTS聖地巡礼その他 2 この「むなしさ」は自分と同じ「世界線」にある ——チェ・ウニョン『ショウコの微笑』 ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある ——チョン・セラン『フィフティ・ピープル』 思いを話したいと願うようになったから「ことば」が出てきた ——ファン・インスク『野良猫姫』 背負いきれないものを背負っている人たちが何かを封印して生きている ——キム・エラン『外は夏』 問題の原因は目に見えない感情や気持ち、人と人の関係にある ——チョン・セラン『保健室のアン・ウニョン先生』 非日常のあとの日常を普通に生きていく人を描くこと ——チョン・セラン『屋上で会いましょう』 Ⅱ エッセイ 心の矢印が、ぐっと朝鮮半島のほうに傾いた アサノタカオ 忘れられたものたち、忘れてはならないものたち ——ファン・ジョンウン『ディディの傘』 アサノタカオ わからない世界で自分を生きる ——チョン・セラン『声をあげます』 (ま) おわりに ——親子という境域(ボーダーランズ)で話を聞く アサノタカオ 著者紹介 (ま) 2004生まれ。高校生(執筆当時)。K - POPファン、韓国語を勉強中。 アサノタカオ 1975年生まれ。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめながら、現在はフリーランスで編集と執筆の仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)、共著に『韓国文学ガイドブック』(黒あんず監修、Pヴァイン)。
    990円
    Saudade Books
  • 商品の画像

    【PDF版】読むことの風

    随筆集 読むことの風 著者 アサノタカオ 装画・本文イラスト nakaban 発行 サウダージ・ブックス 定価 900円+税 46判変形 128ページ 装丁 納谷衣美 紹介文 固有の時間を生きるひとりのことば。それを自分自身の内にも探してみようと思い立った。すると、旅と読書の記憶に行き着いた。ことばの通じない異国を旅すること、知らない内容の書かれた本を読むことは、慣れ親しんだ世界から切れて、ひとりきりになるさびしさをともなう。しかしそのさびしさと引き換えに、ぼくは未知の世界へつながる喜びを得たのだった。 ——アサノタカオ 本書より 「旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震えるきみに教える」。サウダージ・ブックスの編集人である著者が書籍や雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイ、コラム、フィールドノートに記したことばを集成。ひとりになって自分自身を見つめ直す時間のなかで、世界や他者につながることの意味を問いかける随筆集です。 目次 本を読む夜が深く極まるとき 1 本から遠く離れて 読書論 散文 本から遠く離れて ひとりになること 愛する人たちとの絆を切って 散文 本屋さんに行くと沈黙がある 小さな声が小さな字にくっついて 京都の善行堂で 本を書いたことのないぼくに 散文 「自由」の風からの贈り物 主人のない夜の本小屋では 散文 書を持って、海へ出よう カバーを外して、中身をぶん投げ 文字に当てていた指が 海は、ひらかれた書物に似ている 散文 コーヒーと椅子、そしてことばのろうそくたちと ことばが見つからない 本を読むことが苦しみとなり 2 君のものではない、世界の声に耳をすませろ 旅の短章 散文 君のものではない、世界の声に耳をすませろ サンパウロから州の西に向かう 必要最小限の生活用品 ジャングルの巨木から切り出した数本の柱が 夜の通り雨が降りはじめた 散文 霧のなかの図書館で 出発前日に大雨が降り 「世界の秘密を知るために」 雲ひとつない星空の下で 散文 そしてダラダラはゆく 飛行機が南の島の上空にさしかかり 散文 群島詩人の十字路で耳をすませて 散文 詩と夜空にかがやくもの 3 読むことの風 散文 読むことの風 海に向かって、石ころを投げる あとがき 著者紹介 アサノタカオ 1975年生まれ。編集者。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめる。
    990円
    Saudade Books
  • 商品の画像

    小さな声の島【国内送料無料キャンペーン実施中!】

    随筆集 小さな声の島 著者 アサノタカオ 発行 サウダージ・ブックス 定価 1800円+税 136ページ 46判変形 ペーパーバック 装丁 納谷衣美 初版発行日 2024年4月7日 紹介文 ◎大森皓太さん評(『地平』2024.7) 《風を感じる本》《著者が旅と暮らしの中で受け取ってきた「さびしい」という言葉は、まさにそうしたうつくしさを放つ詩の言葉である》 戦争、疫病、異常気象。ふと顔をあげれば、日々の暮らしにさす死の影がますます濃くなる暗い時代がそこにある。花にも歌にも詩にも、この暗さを明るさに変える強さはない。……個としてははかなく弱くても、種のいのちがあまねくつづいていく、そのつよさを信じたい。あまねくつづいていくものに根ざす詩のことば に、美しさに、心とからだをやわらかく広げて待機していたい。 ——アサノタカオ 本書より 旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震える君に教える。 サウダージ・ブックスの編集人である著者が雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイを集成し、未発表の台湾紀行も収録。家族の歴史について、移動と定住について、小さな声を守る詩のことばについて、本のかたわらで考える随筆集。 ​ 目次 プロローグ——旅と詩、五冊の本 1 家族のはじまり 台湾への旅、沈黙への旅 2 旅することと住まうこと ひそやかな約束 アナーキー・イン・ザ・小豆島 ここではない、どこかの港へ 血の繫がりや地域の繫がりは大事ですか? 3 小さな声の島 聴こえてくる声を待ちながら——永井宏 『幼年画』のことなど——原民喜 蔵書返却の旅——塔和子 山尾三省をめぐるふたつのエッセイ 「牛」と「らば」と「烏」、生きのびるうつくしいものたち エピローグ——幕なしのダンス 後記 ​ 著者紹介 アサノタカオ 編集者。1975年生まれ。2000年から3年間ブラジルに滞在し、日系移民の言語生活に関する人類学的調査に従事。その後、東京と香川の出版社を経て独立。現在はサウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか、文学・人文社会・アートなどの領域で仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)など。明星大学、二松学舎大学非常勤講師。
    1,980円
    Saudade Books
  • もっとみる

最近の記事

  • 固定された記事

はじめまして、アサノタカオです

はじめまして、アサノタカオです。以下に編集者としてのプロフィールと仕事の実績を掲載します。 Profile アサノタカオ 編集者。1975年生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程満期退学。2000年から3年間ブラジルに滞在し、サンパウロ人文科学研究所で日系移民の言語生活に関する文化人類学的調査に従事。およそ400名の日系人にインタビューし、ライフヒストリーを記録した。 その後、東京と香川の出版社を経て​独立。現在は、サウダージ・ブックスの編集人をつとめるほか

    • 【おしらせ】7/8(月)19:00〜チェッコリ翻訳スクール「翻訳者のための編集講座」で講師を務めます

      2024年7月8日(月)19:00~チェッコリ翻訳スクール「翻訳者のための編集講座」で講師を務めます。 韓国書籍の翻訳者を対象とした特別講座です。この日は東京・神保町のチェッコリ店内で、後日同じ内容の講座をオンラインで開催。一般枠の募集もありますのでぜひ。 《一冊の本はどのようにして作られるのか? 出版社や編集者はどんな仕事をしているのか? そもそも編集はなぜ必要なのか? 翻訳出版の実務を理解するために、本講座では書籍制作の概要を解説します。編集者として長年の経験をもち

      • 「本は港」で考えたこと

        本を通じて届けたい価値は何か おもしろい? いや違う。ためになる? これも違う。最新情報を伝える? うーん、全然違う……。 以前、「サウダージ・ブックスの編集人であるアサノさんが本を通じて届けたい価値は何ですか?」と人に問われて、あれこれのキーワードを思い浮かべながらもはっきり答えられなかった。サウダージ・ブックスという出版社の旗揚げ以来「小さな声を伝える」をモットーにしてきたが、伝えるその先にある価値とは何だろう。答えられなかったことが悔しくて、何日も悩み抜いてたどり

        • 仲俣暁生さんのトーク「「軽出版」は出版の未来を救うか」に参加して

          2024年6月24日、東京・青山の FLAT BASE で開催された文筆家・編集者の仲俣暁生さんのトークイベント「「軽出版」は出版の未来を救うか」に参加しました。主催は Local Knowledge です。 イベントのサブタイトルにあるように、仲俣さんは4月に『橋本治「再読」ノート』という文芸評論の著作を破船房という自主レーベルで出版して販売しており、話題になっています。仲俣さんがみずから「軽出版」と呼ぶこの活動について、興味深い話を聞くことができました。 ぼくは代表の

        • 固定された記事

        はじめまして、アサノタカオです

          【お知らせ】5/27(月)より《チェッコリ書評クラブ—ZINE作りまで一緒に!》がスタートします

          2024年5月27日(月)より《チェッコリ書評クラブ― ZINE 作りまで一緒に!》がスタートし、講師をつとめます。K-BOOK を対象にした全6回の書評講座。東京・神保町の韓国書籍専門店 CHEKCCORI(チェッコリ)にて、第1期生を募集中です。 《最近、小説やエッセイなどの K-BOOK が続々と刊行されています。その魅力を SNS などでもっと上手く伝えたい! と考えている方も多いはず。そこでチェッコリでは、本の編集者であり、韓国文学のレビューも書くアサノタカオさん

          【お知らせ】5/27(月)より《チェッコリ書評クラブ—ZINE作りまで一緒に!》がスタートします

          【お知らせ】5/14(火)&6/7(金)19:00〜東京・神保町の CHEKCCORI にて、《『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』出版記念トークイベント—映画ライター、翻訳者、編集者の3つの視線》に出演します

          2024年5月14日(火)と6月7日(金)19:00〜東京・神保町でCHEKCCORIで、アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』(クオン)の出版記念トークイベントを2回にわたって開催します。 訳者の廣岡孝弥さん、映画ライターの月永理絵さんが出演、アサノタカオが聞き手を務めます。会場とオンラインのいずれかで、ぜひご参加ください。 ●第一夜 映画編/日時:2024年5月14日(火)19:00~20:00 あなたは『パラサイト』をどう見た? 映画ライタ

          【お知らせ】5/14(火)&6/7(金)19:00〜東京・神保町の CHEKCCORI にて、《『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』出版記念トークイベント—映画ライター、翻訳者、編集者の3つの視線》に出演します

          【アサノタカオ編集室の本棚】アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』(廣岡孝弥訳、クオン)

          アサノタカオ編集室が企画・編集・執筆などで携わった出版物を紹介します。 アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』(廣岡孝弥訳、クオン)を本棚に登録。編集を担当しました。

          【アサノタカオ編集室の本棚】アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』(廣岡孝弥訳、クオン)

          【アサノタカオ編集室の本棚】西川勝『臨床哲学への歩み』(天田城介解説、ハザ)

          アサノタカオ編集室が企画・編集・執筆などで携わった出版物を紹介します。 西川勝『臨床哲学への歩み』(天田城介解説、ハザ)を本棚に登録。編集を担当しました。

          【アサノタカオ編集室の本棚】西川勝『臨床哲学への歩み』(天田城介解説、ハザ)

          大学で「編集論」などの授業をおこなっています

          明星大学と二松学舎大学で「編集論」などの授業をおこなっています。2024年の担当は下記の通りです。 4月15日より、東京・九段下の二松学舎大学で「編集デザイン論」がはじまりました。明星大学の「編集論」、二松学舎大学の「人文学とコミュニケーション」は後期に開講されます。これらの授業を通じて、書物や出版の歴史を踏まえつつ、実践的なアプローチで編集という仕事の魅力を伝えたいと考えています。 「編集デザイン論」の受講者の中には、『週刊読書人』の「書評キャンパス」(現役大学生が自ら

          大学で「編集論」などの授業をおこなっています

          【HACCOA|ショートストーリーの講座】 2024年度の内容を紹介します

          三重・津の HACCOA(HIBIUTA AND COMPANY COLLEGE OF ART)にて、「編集」という視点からショートストーリー(小説やエッセイなどの短編作品)の創作を指導する講座をおこないます。 2024年度の「ショートストーリーの講座」のテーマは、「〈私の謎〉を語る」です。計4回の講座では、創作に役立つ編集の基本的な知識と技術を学びながら、このテーマについて考え、執筆に取り組んでもらいます。受講者が講義と課題の添削指導を通じて、ショートストーリーを完成させ

          【HACCOA|ショートストーリーの講座】 2024年度の内容を紹介します

          【ただいま編集中!】アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る七つの視線』(廣岡孝弥訳、クオン)

          アサノタカオ編集室が企画・編集・執筆などで携わっている出版物を紹介します。 アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る七つの視線』(クオン)を編集中です。研究者グループ「アジアの美探検隊」が、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』を美術史・建築美学・人類学・映画学・文学といったさまざまなアプローチで分析した一冊。クオン人文・社会シリーズの12巻、訳者は韓国の作家ファン・モガの小説の翻訳も手がける廣岡孝弥さんです。

          【ただいま編集中!】アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る七つの視線』(廣岡孝弥訳、クオン)

          【ただいま編集中!】シリーズ〈ホモ・クーランスの本〉、西川勝『臨床哲学への歩み』(ハザ)

          アサノタカオ編集室が企画・編集・執筆などで携わっている出版物を紹介します。 西川勝『臨床哲学への歩み』(ハザ)を編集中です。看護・介護から臨床哲学の道に進んだ西川さんのエッセイ集。2024年4月下旬、出版社ハザよりシリーズ〈ホモ・クーランスの本〉を創刊し、本書はその第1弾です。シリーズの編集をアサノタカオ、装丁を納谷衣美さんが担当します。

          【ただいま編集中!】シリーズ〈ホモ・クーランスの本〉、西川勝『臨床哲学への歩み』(ハザ)

          【お知らせ】3/23(土)18:30〜東京・三鷹のUNITÉにて、トークイベント《カリブ海思想をめぐる冒険》に出演します

          2024年3月23日(土)18:30〜東京・三鷹の本と珈琲のお店 UNITÉ で『私が諸島である カリブ海思想入門』(書肆侃侃房)刊行記念トークイベントが開催されます。 タイトルは《カリブ海思想をめぐる冒険—悲しさと希望の狭間で》。著者の中村達さんが出演、アサノタカオが聞き手を務めます。来店とオンラインのいずれかで、ぜひご参加ください。

          【お知らせ】3/23(土)18:30〜東京・三鷹のUNITÉにて、トークイベント《カリブ海思想をめぐる冒険》に出演します

          【アサノタカオ編集室の本棚】金禮坤『定本 韓国語講座』(野間秀樹解説、ハザ)

          アサノタカオ編集室が企画・編集・執筆などで携わった出版物を紹介します。 金禮坤『定本 韓国語講座』(野間秀樹解説、ハザ)を本棚に登録。編集協力を担当しました。

          【アサノタカオ編集室の本棚】金禮坤『定本 韓国語講座』(野間秀樹解説、ハザ)