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メンタル修復への道。

今までは漠然と感じていたことに、今日は言葉に出来そうなのでつらつらと書いてみようと思います。

ヒトは生きていると人間関係や仕事などの良くも悪くもストレスがかかる場面に遭遇することがあります。その場合、メンタルの保ち方はヒトそれぞれですよね。
好きなものを食べたり、好きなアーティストの音楽を聴いたり、スカッとする映画を観たり…。その中でもある特定のヒトに相談する、いわゆるメンターがいる方もいらっしゃると思います。

自分のメンタルを木の幹とすると、保っていたと思っていたのにいつの間にか少しずつ少しずつ傷が入っていき、ある時バキッと折れてしまうことがあります。自分でもそんなに傷が入っていることに気付かなかったのか、見て見ぬふりをしてしまっていたのか…。

でも折れてもいいと思うんです。

大事なのは、その時は逃げずにまずは自分の気持ちを受け入れることなんじゃないかと。
辛い、悲しいなどの負の感情が自分の中にある事は事実で、そんな自分から逃れることは出来ないんです。折れてしまった自分のメンタルを最後に修復の手を入れるのは自分なんです。
そこで理屈を並べて逃げてしまってはいつまでも修復はストップしたままになってしまいます。

あるヒトの話を聞きました。
そのヒトは自分のキャリアアップのためだと思い転職を決意しました。前職では本人の努力もあり会社からの評価も相まって責任あるポジションとなり、後輩を育てる立場でもありました。そんなヒトが新たなステップに踏み出した訳ですが、自分が退職した後の会社が気になっているとのことでした。

そして、今回退職してから意識して見ないようにしていた前職の様子を覗いてみたらしいのですが、そこでは想像していたより経過は順調で評価も良かったとの事でしたが、そこでそのヒトはメンタルが折れてしまったとのことでした。

最初はどうしてそれがショックなのかな?と思いました。自分が居なくなった後も同僚や後輩達が頑張ってくれて評価をあげてくれていた事に素直に喜べないのはどうしてなのか。私にはそのヒトが会社でやってきた事はちゃんと実となっていたと言う嬉しい出来事ではなかったのかな?と思っていました。

でも思い返すとそのヒトは、他の話をしている時もどこか誰に対しても自分の弱い部分や負の感情を抑えて、物事をより客観的に捉えようとし、強い自分であり続けるようにと自分自身に言い聞かせているような印象を受けていました。

多くの人は転職をする際にすべてが前向きな気持ちではなかったり、自分が評価以上に頑張っていたことに対して会社の対応に不満を持っていることがあります。
そのヒトも退職をしたことで会社からのコミュニティからは抜けますが、より頑張りを認めて欲しかったという承認欲求は残したままだったのかなと思うのです。

そのヒトが今出来ることは、メンタルが折れた事実を認めてあげること、そして折れるまでに自分がどういう感情を抱いていたかを嫌かもしれないけど見つめ直すことなのかなぁ。

自分の負の感情に蓋をする事は、自分を鼓舞するために必要な時もありますが、どこかで認めて優しくしてあげないと少しずつ自分を傷つけている事にもなるんだろうな。
そのヒトと今度話をする時は、負の感情を抱いていた自分を優しく認めた上で今の仕事に前向きに取り組めていてくれたら良いなと思います。

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