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【毎日ひとつの非日常】 No.041-047 レゴ競技大会でレポーターをする

毎日ひとつ緩い制約を課して、日常を縛りプレイする試みを続けています。7週目のおしながきはこちら。 

No.041 吉野家に忘れ物を取りに行く

前日に田町から大門にかけて散策し、吉野家で晩御飯を食べた際に三脚を忘れていた。夜に気づいて電話したところ、店員さんがカウンターを探して確保してくれたので、回収に向かう。

忘れ物受け取りカウンターなんてものはないので、テイクアウトの列に並ぶ。ご注文ではなく忘れ物を受け取りに来たんです、と伝えるのはオペレーションを邪魔するようで申し訳ない気分になった。

三脚を忘れるのはこれで何回目だろう。いつも意識の中から消えていくんだよな。カバンに入るわけではないが、背負えないサイズでもない。だけど普段は持ち歩かないので、ないことの違和感に気付きにくいんだろうな。


No.042 パラサイトを見る

祝日。渋谷でモーニング・ランチ・カフェというJKみたいな時間の使い方をする。いやJKはモーニングしないか。早めに帰って仕事をするつもりだったが、そういう雰囲気でもなかったのでガッツリ休むことにして映画を観た。

アカデミー賞受賞翌日に鑑賞。20時過ぎの会でもほぼ満員、年齢層も多様でこれが賞の力か!とひとりで納得。

ジョーカーやパラサイトみたいな映画が社会的大ヒットになる現代、なんだかとってもやりきれない。アーサーやギテクみたいな普通のおじさんが一番怖くて、ふとしたきっかけで取り返しのつかないことになる。映画を見終わってから乗ったエレベーター、あの密室で何も起こらない保証もなく、うすら恐ろしい気持ちが続いていた。
   
コミカルに進む前半、いいことばかりが続くわけがないという不安を抱えつつ、その予想を大きく上回る驚き。「半地下の家族」という邦題をつけたのは英断だったと思う。そして妹とカテキョ先の女の子が可愛すぎる。


No.043 横断歩道の白い部分だけ踏む

金もアイディアもないと、こういう適当な縛りになる。でも意外と面白かったんですよ。歩くときには頑張って歩幅を広げないといけないのに、ランニング中は逆に細かくステップを刻まないといけない。歩くときと走る時で幅が変わるなんて当たり前のように思えるけど、こういう機会がないと自覚できないんですね。


No.044 真空整形でチョコを作る

「チョコがもらえないなら自分で作ればいいじゃない」。バレンタインデーに合わせて多慶屋で板チョコを買い集め、真空整形機で硬貨を型取り。慣れない手つきでチョコを砕いて湯煎し、型にペタペタと流し込んでいく。

板を崩してまた固めることになんの意味があるんだ、と思わないこともなかったが、結構手間がかかる行為なんですね。綺麗な形に整えるにはそれなりのテクニックが求められることが分かりました。

硬貨の模様は想像以上にくっきり出たので、あとは造形のクオリティを上げていきたい。そういえば本物の五円チョコも食べたことがないので、Amazonで注文しておいた(遅い)。

No.045 後輩の人生報告を聞く

藝大の大学院に進学した後輩に誘われて晩御飯を食べに行く。サークルや研究室など緩いつながりのメンバーで話をした。彼は自分の近況をスライドでまとめたり、誰かに「あなたの話が聞きたいです」と直接振ったりする。スマートさは欠片もないが、ちゃんと話をしていく姿勢が素晴らしいと思う。

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僕としては、お店のランプが魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)の生命探知機に似ていることがひたすら気になっていた。

No.046 素晴らしいフルーツサンドを食べる

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毎週土曜の定例作戦会議。この日はいつもより1時間半ほど遅い集合時間になり、遅刻者が続出した。人間は翌日の行動開始時間にあわせて前日の活動を決めるのだろう。朝早い方がテキパキ就寝に向かうので、結果として早起きになるのではないか。ここテストに出ます。


No.047 レゴ競技大会のレポーターをする

FIRST LEGO LEAGUEというレゴブロックを題材にしたロボット競技コンテストに8年ほど関わっている。当初はアルバイト先の業務として、途中からは完全なるボランティアとして参加する、年に2回の楽しみだ。

いつもは司会・進行管理として演台にハリツキなのだけど、今回はそこにプロの方が配属されたので、僕は割とフリーになった。前半はロボット競技を間近で見て学び、後半は競技映像のレポートというかたちで関わった。

単純にめちゃくちゃ楽しかった。演台とフィールド近くでは見える景色が全然違う。ロボットやプログラムのバリエーション、チーム内での役割分担、2分30秒に圧縮されたドラマチックな展開。久々に間近でその熱気を感じることができて、自然とレポートにも熱が入っていった。

競技後のパフォーマンスタイムや閉会式も遠巻きにゆっくり見ることができて。自分が初期に関わっていたチームが新しいチャレンジに取り組んでいたり、賞の発表に合わせて選手が喜びを爆発させていたり。胸が熱くなるとはこのことだ。彼らの挑戦に少しでも貢献できていたのなら嬉しい。

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