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輝く言の葉

褒められたこと、言われて嬉しかった言葉をしつこく覚えているタチだ。

自分でもやや気持ち悪いなと思う時もあるが、
時折こっそりと取り出して眺めてまた戻す。
メルヘンチックな言い方をするならば、こころの宝石箱というやつだ。

「口は悪いが性格は悪くない」

「あなたのことは知らなかったけれど、先に面談した下の子たちが何人も名前を口にしたので覚えました」

「道で待つ立ち姿に惚れ惚れした」

「良記事の典型だと思います」

「女神のようなオーラある女性」

「おかあさんだいすき!」

親しい人からも、袖振り合った程度の人からも、
ずいぶん昔に言われたことも、最近のことも、
仕事のことも、プライベートなことも、

胸の内で輝く言の葉は私の財産。

「マリちゃんにお迎えにきてほしい!」

昨年、突然大事な大事な男の子が旅立った。

当時幼稚園児の彼がくれた輝きは
褪せることなく胸にあり、
抱えて今日も生きていくのです。

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