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日曜日の朝、の、遺産

夏が終わった。
夏休みが終わった。
会いたかったよ、給食。

…というわけで、やっと日常が戻ってきました。

夏休み前から更新は滞っているわけですが、それはさておき。

そろそろ何か書きたいなー書かなきゃ錆びるなー、とぼんやり思っていた時、長女が唐突に
「横浜流星さんはジャニーズのなんてグループなの?」
と聞いてきました。

「何言ってるの、横浜流星はヒカリじゃん」
「へー、”ヒカリ”ってグループなんだ」
「ちがーう、トッキュウジャー!トッキュウ4号のヒカリ!!」
「あー…うーん…?」

そう、
あんなに夢中だったのに、
本人はすっかり忘れて、
母だけが覚えている。

それがニチアサ。


通り過ぎる重機やトーマス

母たちだけが詳しいまま残される現象自体は、鉄道や工事現場の車両たちでもなどでもよく見られます。

あと恐竜もよく聞くな。

見事なまでに一過性だった我が家

我が家は娘2人ですが、上の子が2~3歳ころに重機やトーマスにハマりまして、

「でっかい げんばに あらわる~ ジュ~キ~ズ♪」
「たくさん ならんだ~ じょうききかんしゃ~♪」

などは、いまでもノリノリで歌えちゃいますね。

トーマスのオープニングなんて、みんなが心根や性質を言ってもらえている中「四角いな~か~ま~」と形状しか言ってもらえないトビーの不憫さに、いまでも新鮮に悲しくなれます。

でも、これらは通り過ぎて行くのです。
トーマスはともかく、
工事現場はあちこちにあるのに、関心を失ったらただの風景。

幼稚園に上がる頃には、
「あ、ほら見て、ホイールローダーいるよ!!」
とテンション高く報告する母に、
「アー、ホントダー」
と塩対応。
母は悲しい。

かすかな名残り

もともと、わたし自身は自分の車の車種さえ忘れるレベルで乗り物に興味がないので、娘たちが喜ばないなら…とだんだん気にしなくなっていきました。

とはいえ、いまでも休憩中のショベルカーにだけはときめいてしまうのだけど。

首を地面におろしたショベルカーって、水飲んでるキリンみたいで可愛くないですか?

…産後の弱ったハートに何かが刻み込まれてしまったかな…

羽ばたいていくヒーロー&ヒロインたち

一方、ヒーロー&ヒロインたちといえば、あの番組を登竜門として、その後活躍の場を広げていくわけです。

もちろんごく一部ですが。

となると、我が子…というにはちょっと大きいので、甥姪レベルかな、親戚として成長を見守っている気すらしてくるわけですよ。

なので、いつまで経ってもニチアサ出身の若手俳優さんのことは役名やヒーロー名で呼びがちですね。先の横浜流星さんのように。

娘たちとヒーロー&ヒロイン

娘たちにとってのニチアサ黄金期は2015年~2019年頃。

仮面ライダーなら、

  • 仮面ライダーゴースト(2015/終盤のみ)

  • 仮面ライダーエグゼイド(2016)

  • 仮面ライダービルド(2017)

  • 仮面ライダージオウ(2018)

  • 仮面ライダーゼロワン(2019/序盤のみ)

スーパー戦隊なら、

  • ジュウオウジャー(2016)

  • キュウレンジャー(2017)

  • ルパンレンジャーvsパトレンジャー(2018)

  • キラメイジャー(2020)

ついでに言うと、プリキュアはちょっと遅くて、

  • HUGプリ(2018)

  • スタプリ(2019)

  • ヒープリ(2020)

  • トロプリ(2021)

あたり。
リュウソウジャーで離れたかと思ったらキラメイで復活したのは、宝石モチーフだったからだと思われます。

トッキュウジャーやゴーカイジャーは、リアルタイムでは観てないけど、アマプラとかレンタルであとからハマってました。

でも、忘れる。

そもそも「中の人」がいるという目で観てないからかもしれないけど。

長女は、幼稚園でひたすら男の子たちとエグゼイドごっこしてたのにな。ちなみに2号ライダーの飛彩がお気に入り。

牛乳パックでライダーベルト作らされたりもしたな。
ガチャガチャとか付録とかでもらえる、オフィシャル原寸大から超ミニミニの各種サイズガシャットに対応できる親切設計のやつ。

登園ファッションがピンクすぎる

次女は、ジュウオウジャーのぬいぐるみがお気に入りすぎて、アムちゃん(ホワイトタイガー)とセラちゃん(サメ)を日替わりで保育園に一緒に行ってたのにな。

隠せてない写真もあった

義実家近くの写真屋さんで、長女の七五三写真を撮った時も、カメラマンさんがどんなになだめすかしてもセラちゃんを離さなくて、最終的に私が着物の袂で覆うことを思いついて「お母さん、ナイス!」とほめられたくらいだったのにな。

母とヒーロー&ヒロイン

一方、母は、

最近めきめきと頭角を表してきた赤楚衛二さん(ビルドの2号ライダー)を「万丈のくせに」とニヤニヤして見てしまうし、

渡邊圭祐さん(ジオウの3号ライダー)も見たら「祝え!!」って言いたくなるし、

板垣李光人さん(ジオウのウール)のジェンダーレスな美貌が留まることを知らないのを微笑ましく思うし、

突破ファイルに高田夏帆さん(ビルドのみーたん)や柳美稀さん(ジュウオウジャーのセラ)が出たら興奮してしまうわけです。

朝ドラ「スカーレット」に松田るかさん(エグゼイドのポッピー)が出ると聞いた時もめっちゃ嬉しかったなー。

リアルタイムで観てなくても、ヒーロー図鑑的なものを嗜むので、菅田将暉さん松坂桃李さん竹内涼真さんを観ても「ご活躍で何より(合掌)」というモードに入りがち。

でも、どハマりしたドラマ「最愛」の高橋文哉さんが、仮面ライダーゼロワンなことには全く気づきませんでした…不覚。

ゼロワンは、最初の頃の売れないお笑い芸人役が観ててだいぶしんどかったので、元があんな透明感と影を併せ持つ美少年とは思わなくて…キャラ変わり過ぎよ…

娘たちに唯一残ったヒーロー

ただ、娘たちが唯一、今でも役名で呼んでいる方が1人だけいます。

それが、山田裕貴さん(ゴーカイジャーのブルー)。

コンスタントにテレビや映画(のポスター)で見かけるのが良いのか、
いまでも頑なに「ジョー」と呼び続けています。

でも、おそらくゴーカイジャーの役名ということは忘れてる。

いつか、はて、なぜ私たちは彼をジョーと呼んでいるんだろう、と不思議に思うときが来るのでしょう。

その時、母は、語り過ぎないように気を付けなければな、と思っています。

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