1日の終わりに。2024.3.5

寒がらば
雪降れり

傘に降る雪は
水気を帯びたりて
一粒の重みを心地
傘に当たる度に
没没と音を立つ

春先に雪を被る西洋ツゲは
白妙の花を咲かせしユキヤナギを思はす
一粒は花びらのごとく
舞ひそめむ軽さを心地
平平ときこえきもこそ

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寒いと思ったら
雪が降っていた

傘に降る雪は
水気を帯びていて
一粒の重みを感じ
傘に当たる度に
ボツボツと音を立てる

春先に雪を被る西洋ツゲは
真っ白な花を咲かせたユキヤナギを思わせる
一粒は花びらのように
舞いだすような軽さを感じ
ヒラヒラと聞こえてくるかもしれない