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そうだ京都、行こう。

そうだ、京都行こう。

そうだ京都、行こう。

句読点の位置で印象変りますよね。
文学部に入るまで、句読点の重要性も使用方法も全然わかっていなくて、料理でいうなら最後に彩りで添えるパセリやクリームソーダのサクランボみたいな存在だと思っていたのですよ。
子供の頃から、思いつくままに、誰かに話す様に、頭の中に次々に湧いてくる言葉を、句読点なしで一気に文章にして、全部書き終わったところで「ここぞ!」と思うところに、後から句読点を捩じ込むという独自のスタイルを、誰に憚る事もなく実行していました。原稿用紙の場合、句読点も1マス使うと言うルールがあるらしい事は、何となく気付いていたのですが、そんなルールにはまりたくない。という良く分からない意地で無視していました。

そんな事は良いのですよ。

行ってきたんですよ。京都。

夜行バスを降りて、最初に見るのが京都タワー。地下に朝7時からやってる銭湯があるので、そこでバッキバキになった首肩背中とパンパンになった脹脛を解して観光開始。

私的最強パワースポット下鴨神社。
ここは静謐な空気に充ち満ちてる。大きな何かに護られているみたい。ここの空気を吸うだけで、良い事沢山ありそうな気がして、何度も深呼吸をする。

糺ノ森は神様の通り道。

この後、憧れの茶寮宝泉でわらび餅を頂きました。

同じ座敷に、修学旅行と思われる、なんとも芋臭い男子中学生のグループが居て、彼等が先に食べ始めたのですが、さっきまで緊張した面持ちで、ヒソヒソ話が絶えなかったのに、一口食べた途端
「うま…!」という一言以降、声を発さなくなったので、えーいくら美味しいと評判でもどんだけー!?と思っていたのですが、数分後私も「うま…!」と呟いて以降、無心で独特の食感を味わっていました。人は自分の理解や常識を超えた凄いもの・美味いものに遭遇すると、著しく語彙力が低下して最終的に黙る。要するにアレです。たいへん美味しゅうございました!

まだ少し紅葉が残ってる。

下鴨神社を抜けて、今出川通りを東に進めば銀閣寺、銀閣寺から哲学の道を通って南へ進めば南禅寺と永観堂。蹴上駅から歩いて平安神宮と美術館を観てる内に夕方になって、東山駅方面に向かえば青蓮院門跡と知恩院のライトアップ。
京都に行くと、ついつい沢山歩いてしまう。

青い光に照らされる竹林。
これはかぐや姫いるでしょう。

襖絵がお洒落。

青蓮院門跡入口の巨木。
トトロの巣に繋がってそう。

ここから少し歩くと知恩院。知恩院って、すごく大きなお寺で、ちょっと怖くなるくらいの石段を登った所に、これまたすごく大きな三門があるのですが、石段を登ってる途中で、右膝と足首に不穏な痛みが…。登りきったところでもう本格的に痛い。なんてこった!それでもトラベラーズハイ状態だったので、見るべきところはしっかり見て、片足引きずり地下鉄で帰りました。

もういつまでも体力に任せたスケジュールは無理だなと反省。しかし、翌日にはすっかり回復して更に歩き回るのでした。

#京都 #下鴨神社