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#読書感想文

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#狩撫麻礼

『リバースエッジ 大川端探偵社』 作者: 作・ひじかた憂峰、画・たなか亜希夫

原作者のひじかた憂峰は、狩撫麻礼の別ペンネームである。画はたなか亜希夫が担当し、週刊漫画…

浅野 智
1年前
2

『湯けむりスナイパー』 作者: 作・ひじかた憂峰、画・松森正

秘境の温泉旅館「椿屋」で働く男。その名を“源さん”。「リストラされたサラリーマン」という…

浅野 智
1年前
2

『サウダージ』 作者: 作・カリブsong、画・田辺剛

原作者のカリブsong、つまり狩撫麻礼は、作画を務める相手の持ち味を活かそうと努める。 本作…

浅野 智
1年前
3

『ワルキューレ』 作者: 作・土屋ガロン、画・和泉晴紀

特に取り柄がある訳でもない、冴えなーい若者ヒロシは、ある日突然まんまヤーさんな二人組に声…

浅野 智
1年前
4

『Astral Project 月の光』 作者: 作・marginal、画・竹谷州史

突然の知らせ。それは姉の死についてのものだった。 「詳しいことはわからないけど、朝・・・…

浅野 智
1年前
3

『奇跡のヒト』 作者: 作・土屋ガロン、画・張慶二郎

渋谷センター街を、まだ若いのに歩行器を頼りにキコキコ歩く男。 職質の警官に対して、その男…

浅野 智
1年前
2

『ルーズ戦記 オールド・ボーイ』 作者: 作・土屋ガロン、画・嶺岸信明

「狩撫麻礼は死にました」 新作の依頼を打診して来た漫画編集者に対して、狩撫麻礼はこう応えたという。 だが、これは断筆宣言ではなかった。 彼は狩撫麻礼名義での活動を止めることにしたのだ。1990年代後半の出来事だ。 その理由は、作風に対する固定化したイメージを払拭したかったとか、『タコポン』という作品に対する反応が無かったことから、狩撫麻礼という存在に価値は無くなったと考えたからだとか、諸説有るらしい。 以後、作品毎に幾つものペンネームを用いており、本作では土屋ガロンという名義

『タコポン』 作者: 作・狩撫麻礼、画・いましろ たかし

父、母、高校生の娘、中学生の息子の一家四人。 ある街の一軒屋に引っ越しをしてきたところか…

浅野 智
1年前
3

『天使派リョウ』 作者: 作・狩撫麻礼、画・中村真理子

「広告代理店とテレビ局と銀行に演出されてるような・・・そんなのどーでもいい」 1990年から…

浅野 智
1年前
1

『エイント・チャウ』 作者: 作・狩撫麻礼、画・弘兼憲史

ここまで執着するとは、我ながら呆れた感は確かにある。狩撫麻礼の追悼本『漫画原作者・狩撫麻…

浅野 智
1年前
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『平成地獄ブラザーズ ハード・コア』 作者: 作・狩撫麻礼、画・いましろたかし

原作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによるこの漫画は、グランドチャンピオンにて1991年から19…

浅野 智
1年前
2

『BOX 暗い箱』 作者: 作・狩撫麻礼、画・池上遼一

今となっては記憶も朧だが、本書が出版された時分の私は、あまり漫画を読むことはなくなってい…

浅野 智
1年前
5

『迷走王 ボーダー』 作者: 狩撫麻礼、たなか亜希夫

「なるほど・・・キマったな。俺たちゃボーダーか!」 都内に建つボロアパート月光荘。そこに…

浅野 智
1年前
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『バッドブラッド』 作者: 狩撫麻礼、松森正

カモの人選と絵図を描く元締めの老婦人、荒っぽい役割担当、態度のデカイ脂の乗った中年男、美貌をフルに利用し、ベッドで男を狂わす女、そして若いながらも実行チームを引っ張る男。 これら悪党四人組が主人公たちのクライムストーリーの漫画である。 輸入商社系と思われる大会社の経営者の下に一本の電話が鳴った。 電話の相手は、或る買い物を吹っ掛けてきた。その代金は一億円。 あの夜・・・・・不意に舞い込んできた美女。コカインとLSDと漢方媚薬をブレンドした液体を染み込ませた黒い蝶のシールの効