CPO月報 2024-02

げっぽー!(ヤッホーの感じで再生してください)
今月も報じていきたいと思います。

※ このnoteは社内文書をほぼそのまま転載しています(一部伏せ字あり)

PM全員でブログ書く

PM全員でブログ書くという企画を始めました。25名で毎週2名ずつ記事を書いていくのですが、普段あまり記事を書かないメンバーの文章が読めてとても楽しいです。それぞれPMのリアルな実情が語られており、他職種の方が読んでも面白いものになっていると思います。ぜひ読んでみてください。

この企画はもともと、PMの忘年会でtakemasaさんが「せっかくいいPMがたくさんいるんだし、もっとアピってこ」と提案してくれたのが発端で、飲み会のノリでいいですね〜とか言ってたんですが、気がついたらtakemasaさんが全部仕切ってくれて人も巻き込んで記事が公開されてました。行動力の化身…!

私は「全員参加」的なものに対して謎の苦手意識があり、大勢に向けてなにか依頼するときなどは異常に低姿勢になってしまうきらいがあるのですが、さわやかに「全員で書こ!」と言い切るtakemasaさんも、それに対して「やりましょう!」と応えるメンバーたちも、大変頼もしく輝いて見えました。

あとはこの企画とは別で、同時期に入社して一緒に成長してきた2名のPMにインタビューするという記事も出しました。(「わからないと言えることは大事」「やることは無限にあるし、世の中に事例がないこともたくさんある」SmartHR PM座談会 vol.2)構成は事前に考えず出たとこ勝負でやってみたのですが、思いのほかエモい仕上がりになりました。こちらもぜひお読みください。

組織のクロック

今月の頭は個人目標設定の締め切りがあり、自分が評価を担当するメンバーと何度もやり取りしながら目標を詰めました。めっちゃ普通のことではありますが、マネジメントにおいて最も事業成果に直結するのが目標設定だと思います。いかにストレッチで、アウトカムベースで、客観的に測定可能な達成目標を設定するか、というのは言うほど簡単ではないのですが、いい目標が作れたときの「これは半年後が楽しみだ!」という感覚が結構好きです。

今期の目標設定では「組織のクロックが上がっている」という印象をいろんな場面で感じました。プロダクトの開発にしても、それ以外のプロジェクトや施策にしても、みんなの「こういうことをやるなら普通これくらいかかるよね」という時間感覚が、明らかに短くなっている。普通は会社が大きくなるとスピード感覚って落ちるものだと思うんですが、最近なにか逆のことが起きている感じがしており、まだまだ行けるな!という気持ちです。

ちょうど今月はスケールアップ企業というキーワードも世に出ましたが、いい感じに背伸びしながらスケールしていきたいですね。

Slack脳

なにかやろうとしても他のことに気を取られて集中できなかったり、別のことを始めてしまったり、そもそもなにをしようとしたか忘れてしまったり、会議中につい別のことを考えてしまったり、といったことが頻繁にあります。ありますよね?

SlackやZoomといった文明の利器によって私たちの働き方は大いに拡張されましたが、一方でひとつのことに深く集中するということが、どんどん苦手になっているように思います。日常生活でついスマホを見てしまうのと、仕事中についSlackを見てしまうのは、抽象的には同じ現象というか、一種の病理であるという気がします。

ここ数年で記憶力がどんどん落ちてきており、自分の過去の発言もろくに覚えていない有り様なのですが、頻繁に注意の対象を変えていると脳のワーキングメモリが圧迫されて長期記憶が残せないという研究結果があるそうです(要出典)。加齢のせいではなかったんか…?

大量のSlackの返信に追われるとか、30分刻みでビッシリ連なる会議とか、そろそろそういう働き方は見直していきたいなと感じる今日この頃です。

経営合宿

新規事業「●●的なサムシング」の解像度を上げるため(+その他アジェンダあり)の経営合宿をしました。合宿と言いつつ土曜日にオフィスに集まって話すだけなので、実質ただの休日出勤ではあります。

今回はCxOに加えてプロダクト基盤のhikitaさんにも参加いただき、ああでもないこうでもないと自由闊達に放言をぶつけ合い、ホワイトボードに謎の図を書き連ね、怪しげな試算を繰り返し、これはすごくいい!早く作りたい!とエキサイトし、人が足りないといういつもの現実に頭を抱え、最終的には全員のエネルギーが切れて話が無秩序に発散する、といった感じで大変楽しかったです。

とはいえまだ「これをやります!」と整理してお伝えできるレベルにはなっていないので、詳細についてはもう少しお待ちいただければと思います。

鉛の弾丸のひとつ

先日COOの倉橋さんから、とある課題に対して「対処としてこういうことをやってみてもよいか?」という相談をもらいました。最初はそれって根本解決にはならないのでは?と思ったのですが、そのとき倉橋さんに言われた「銀の弾丸ではないが、鉛の弾丸のひとつにはなる」という言葉が、とても印象に残りました。

プロダクトを作っていると、どうしても「最大のインパクトを生むクリティカルな一手」みたいなものを追い求めがちなんですが、組織や人の課題に関しては銀の弾丸なんてないし、鉛の弾丸を大量に打ち込む覚悟も必要ですよね、ということを改めて気付かせてもらったように思います。ときには鉛の弾丸も撃っていこう。

今月の山

今月は日光白根山に登ってきました。高速の渋滞で登り始めが遅くなってしまい、登頂せずに途中で引き返してきたのですが、それでも雪山を歩くのはとても楽しかったです。晴れた日に雪に埋もれた木々の間をざくざくと登っていくことでしか得られない養分がある。

登山をしない人と話すときに「やっぱり登頂したときの達成感がいいんですか?」的なことを訊かれることがあるのですが、私の場合、そこに至るまでの過程にもたくさんの楽しみがあります。仕事も同じですね。

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