3月11日。おもっているよ、とつたえること。
朝起きると、SNSのアカウントに
麻美さんのことを考えています。
とコメントをいただいていました。仲間たちと、メッセージや電話でのやりとりもあったけれど、なんだかこのコメントに続く言葉を眺めながらふと立ち止まりました。
帰省中の日本の旅館で出会った、同じく海外在住の素敵なミュージシャン一家のうちのEさんは、その後もご縁があって連絡を取り合うことがあり、ミラノでのお仕事でイタリアにご家族でいらっしゃった時に再会、その後もイタリアが好きなことや音楽を愛するなどの共通点もありなんとなく私の中では遠くてもそのキラキラを感じる存在です。
イタリアの状況、またご家族が日本にいらっしゃることなどから、このタイミングでイタリアから日本に帰ったばかりの私のことを思い出してくださったようです。
出会ったときからEさんの優しい言葉の使い方にも惹かれていたのだけれど、やっぱりそれを思い出すように彼女の言葉がしみこんできました。
もともと感じやすいところがあるけれど、チクチクしたものにひっぱられたくない気持ちが強い性分(多分本当はすごくひっぱられやすくてやられてしまう)なので良い面をたくさんみていたい。だけれどこういう言葉をもらうと、とてもほっとします。
あ。ちょっとだけつらさを感じていてもいいんだ。
と。そんなことを思いながら1日をすごしていると、気がつけば今日は3月11日。
(日ごろ紙の手帳をぬりつぶしながら生きているので数字をあまりみません…ゴミ捨てのために曜日は見ます。笑)
私が普段から「良いなぁ」と思う発信者の方達の多くが今日この日に、東日本大地震のことを書いていました。当たり前のことかもしれないけれどそれを伝える気持ちが見えるとやっぱりどこかほっとする。
今日私がEさんにもらったような気持ち、一ミリでも共有できたらと思います。
その時間だけじゃない、でも"いつかの今日はそうだったね、さて、今私ができることはなんだろう。私だったら何を望むかな?"と考えるきっかけになるその日のその時間。
あの日から9年。復興は10年目。
まだつらくても、少しもおかしいことじゃない。そっと目をとじてあなたたちのことを考えている人たちがいます。
私も、そのひとりでいさせてください。
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