東京メトロでものをなくしたあなたへ
メリークリスマス!イブにものをなくしたわたくしです。
イタリアでもフランスでもスペインでも、なくしものもスられた経験もないのに…よりによって母国で。
その秘訣はなんといっても、荷物から目と手を離さないことにほかなりません…特に手。
(スリはプロなのでなにをしてもとられるときはとられますし、ロストバゲージなどはもう防ぎようがないですが)
だけれど日本に2年近くいて完全に気が緩んでおり、出張が重なったイブの日の朝にやってしまいました。
下車して扉が閉まった瞬間荷物を置いてきたことに気づいて鉄道会社に電話してもその日のうちにはみつからず、初めて道を聞く以外の用事で交番いき…
1時間くらいしょんぼりしたのですが
なんと1日たってでてきた…!
届出のあった駅で「あ、ございますよー!」
とさらりと言われて
「わぉ!ほんとですか!すごい!よかったぁぁぁ嬉しいです!!」
と叫び駅員さんにも笑われましたが
どんな場所にも一緒に移動していたバッグが戻ってきてくれたことがなによりうれしいかもしれない。
本当によかった…。
今回は本当に幸運でしかないと同時に自業自得でしかないのですが
いつか私と同じように肝を冷やす人がいるかもしれないと思ったので、どうせならお話のネタにできればと思います。
まだなにも失っていないかたも、そのまま行けばもちろんそのほうが良いけれど、日頃からそなえられるかもしれないことも書くかもしれません。
よろしくお付き合いください♪
まずは各線の遺失物センターへ
東京メトロであればひとまとめの電話番号があります。
沿線別の乗り降りの車両・時間がわかると停車時間が長い駅などの停車時間に間に合えば、そこで確認してもらうことができることもあるようです。
その場合、そこから停車予定の駅に電話する必要があるかもしれません。
また日をまたぐなどして時間が経つと同じ車両でも別の行先になる場合などあるそうなので、同じ車両がその日のうちにどこを行き来しているか最初の電話で確認しておくといいでしょう。
他の沿線直通の場合は可能性のある沿線それぞれに問い合わせします。
なお日々たくさんの忘れ物があるので折り返しの電話をすることはできません。それはそうですよね、駅員さん、いつもありがとう。。
なので時間を置きながら何度も電話します。
のちに警察の遺失物係にて教えてもらえたのですが、各沿線の遺失物情報はリアルタイムで登録されるとは限らない(やはりものが多いから)ので、数日は見つからなくてもガッカリしなくても大丈夫…かもしれません。
特急だと発見に時間がかかる
停車時間が長い時にサッと確認することはできるのですが、特急、特に通勤時間帯のチェックはかなり厳しいとのことです。
全員分見ていたら遅延だらけになってしまいますものね。
そういう意味でも何号車なのか、長椅子エリアなのか優先席エリアなのかなどをざっくり把握して置けるととても良いです。
たまたま不慣れな異動で乗り換え案内をスクリーンショットしてあってよかった。
…余裕のある生活を心がけようと改めて思いました。。
一応交番にも届け出を
親切な方が交番に届けてくれる場合、持ち去った人が中身を抜いてゴミ箱に捨ててあった場合、駅に届け出があって数日経った場合は警察に届くので、なくしたエリアの中で最寄りの交番に遺失物届けをだしましょう。
県の警察によっては電子申請ができる場合もあります。警視庁(東京)はこれを書いた時点ではまだ交番での受付のみとのこと。
都道府県を跨いだ沿線の場合は備考欄にその旨も書くと、問い合わせるたびに連携してもらえます。
(例:〇〇線直通のため〇〇県で発見の可能性あり)
ベストは可能性のある各都道府県すべてのアクセスのいい交番に届け出ることだそうですが…
警察までは発見から3日〜1週間くらい?
駅で見つかった場合も発見された場所に応じて各都道府県の警察にとどけられるそうです。
ここに関しても祝日などを挟むと日数がかわるんだとか。なくした日を伝えた上でどのくらいで情報反映されそうか、鉄道会社から届くまでどのくらいかなどを聞いておくと少し心が安定しそうですね。
今回の場合年末年始を挟むので警察の遺失物センターに情報が反映されるのが早くても1/4とのことでした。
ただ、本人の情報がわかるものや名前が書いてあるものなどがないと特定するのがむずかしく、なかなか手元に返ってくる可能性は低いとのことでした。
まぁこう聞くとショックが大きいですが見つかった人の話もたくさん聞きましたし、私も見つかりましたので…!!
日頃からできること
今回一番勉強になったのは、名前のわかるものが入っているかどうかで対応がかわるということ。
お財布などにIDが入っていればそこから連絡がとれたりする場合もますが、そうでない場合は問い合わせをしたところで該当のものと特定できない(違う人のなくしものの可能性もある)ため折り返しの連絡ももらえません。
ひたすら時間をおいて問い合わせの連絡をするのみです。
とはいえ貴重品ではない方の荷物を忘れる方の方が多いと思うので、大荷物の方は荷物に迷子札を忍ばせておくことをおすすめいたします。。
私は今日から。
そんなわけで出張先から2時間、我が家から1時間の地点で保護された私の荷物。おかえりなさい。
無事でいてくれてありがとう。
なにより拾い上げてくれた職員さん、ありがとうございました。
…とかみしめながら受け取り手続きをしている最中、
JRではない窓口に新幹線のチケットを買いに来てしまった学生さんがいたので、えきネットの存在をお伝えしてみました。
嬉しそうな顔をしてくれてよかったです。
大切な時間を使って最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートはその時その時で私が選んだところへの募金として使わせていただきます。