68日目:昨日、流産を経験した

タイトルを「68日目:~」としたのだけど、昨日はnoteの更新ができなかった。
タイトルがこれでいいのか分からないのだけど、noteに今の気持ちを書き記しておきたいと思って、なんとかパソコンを開いている。

昨日、流産を経験した。
7月5日に産婦人科で妊娠が分かって、たった2週間の妊婦生活だった。
流産の種類としては「自然流産」で、先週の金曜日くらいから茶色の出血と下腹部痛があり、昨日は朝起きたら鮮血が大量に出血していて、冷や汗をかくほどの下腹部痛もあった。
日曜日ということで開いている病院も少なく、色んな病院に行っては診てもらえない状態で、やっと診察を受けられたのは16時30分だった。
お腹がとにかく痛くて、なんでもいいから早く診てほしいという気持ちと、この痛みだと赤ちゃんはもう諦めないとダメなんだろうな、そんな現実は見たくない、という気持ちと、どっちもあった。
受診の結果、子宮内にあったはずの胎嚢が膣内にあり、エコーの結果は子宮内には何もなくなっていた。
ホルマリン液につかった私の胎嚢を見せられて、淡々と「流産ですね~」と告げられた。
淡々としすぎてて、泣くことすらできなかった。

なんとかタクシーで家まで戻り、まだ痛むお腹を抱えて号泣した。
朝からろくに食べたり飲んだりしてなかったからというのもあると思うけど、泣きすぎて脱水症状みたいになった。
家のどこにいても辛い。ベッドにいても、ソファにいても、椅子に座っても、とにかく居場所がないと感じるくらい辛かった。
3時間とか4時間とか、とにかく泣き続けた。

夫は試験勉強中で、昨日も1日中外出しており、21時くらいに帰ってきた。
帰ってきて、きっとどうしたらいいのか分からなかったんだと思うけど、「とりあえず何か飲もう」と言って私を起こしてリビングまで連れていった。
それが何かのトリガーになったのかは分からないけれど、生理痛の100倍くらいの痛みが急に襲ってきた。
痛みで全身から汗が噴き出る。寝てても痛いし、座ってても痛いし、叫びながら痛みに耐えていた。
救急車を呼ぶか迷ったけど、日曜の夜に病院に行っても点滴してくれる程度だろうなと思って、やめた。
主人が「痛み止めの薬、飲む?」と聞いてきた。普段、私は薬は一切飲まないのだけど、「あぁ、もう赤ちゃんもいないのだから、この痛みに耐えるのは無理そうだし、薬のもうかな」と薬を飲んだ。
相当痛みが強かったからか、痛み止めを飲んでもなかなか痛みはおさまらず、心の中で「神様、お願いだから、この痛みをなくしてください。今日が辛いです。赤ちゃんもいなくなって、こんな痛みに耐えないといけないなんて、今日という日がとても辛すぎます。お願いします。助けてください。」とずっと言っていた。

痛みが無くなって、気づいたら寝ていた。
起きたらお腹が減って、買ってきてくれていたお弁当を0時くらいに食べた。
「あぁ、本当にもうお腹に赤ちゃんがいないんだ。別にお酒を飲もうが、いいんだ。悲しい。寂しい。会いたかった。」と食べながら思った。

赤ちゃんとお別れして1日が経って、まだ完全に気持ちが切り替わったわけではないけれど、私はバカなのか「やっぱり赤ちゃんに会いたいな」と思ってしまう。
妊娠して赤ちゃんを育てるために子宮内に用意されていたものが、どんどん出血とともに出てきて、それを見る度に辛い気持ちになるけれど、妊娠が分かったときの感動はとても素敵な体験だった。
授かりものだから、次があるのかは分からない。
でも、会えるなら会いたいな。

まだ、出血がおさまらないので、しばらくは安静にして、心と体を休めようと思う。

(やっぱり振り返ると泣いちゃうな。思う存分、悲しもうと思う。)

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