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月一読書感想・2021年1月

月一でやると書いておきながら、前回の投稿から1年経ってしまいました。
しようがないので改めて、2021年から始め直そうと思います。

1月に読んだ本は1冊。たったの1冊ですが、なんと濃厚だったことか。

1、『今日は誰にも愛されたかった』ナナロク社

詩人の谷川俊太郎さんと、歌人の岡野大嗣さん、木下龍也さんがつづった連歌が収録されてます。最後に3人と編集者による感想戦つき。

36篇の歌のつながりを読み解きながら、それぞれの異なる情景を想像すること2時間。谷川さんの詩を読むたびに心がギュッとなるのですが、岡野さんと木下さんの短歌も合わせて、3倍増しでした。

カフェの一角で読んでいたにもかかわらず、マスクをしているのをいいことにわけのわからないまま涙を流しつづけていました。理由はいまでもわかりませんが、それでは気持ち悪いので、作品それぞれに閉じ込められた美しさを惜しんでいたのかもしれないと思うことにしています。


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