おともだちとケンカしちゃった　あなたへ

今日は　おともだちと　
ケンカしてしまったあなたに　おはなしするね

どんなになかよしのおともだちでも
ケンカしちゃうことはあるよね

ケンカして
いやなことをいわれたり
いやなことをされたり
バカにされたり
たたかれたり
けられたり

どんなことがあったかな？

くやしくて　くやしくて
やりかえしたかな？

おともだちにいやなこといった？
いやなことした？
ばかにした？
たたいちゃった？
けっちゃった？

じぶんがされるのもいやだけど
あいてをきずつけるのも
ほんとうは　
すごくいやなきもちが
こころに　たまるよね

ケンカになるのはしかたない
きずつけちゃうのも
きずつけられるのも
やっていいよ



そのあと、どうしようか。
たいせつなのは、そのあとだよ。

それをお話するね。


まずね

くやしい！くやしい！くやしい！
ばか！
ふざけんな！
おまえなんて大きらいだ！
ぼくをばかにするな！
わたしをきずつけるな！

ってきもちを出していいよ

もっとひどい言葉がうかんだら
それも思っていい

心の中でたくさんたくさん言っていい。


ぜんぶ　ぜんぶ　ぜんぶだす！
こころの中でね。

ストップかけなくていいよ




ぜーーーーんぶ出したら
スッキリしたかな？

スッキリするまで心の中で
ばか！ふざけんな！をやってみよう。

スッキリしたら

じぶんが　おともだちにしたことをかんがえよう


いやなことをいったとき
いやなことをしたとき

そのときはいっしゅん、
ざまーみろ！と
思ったかもしれないけど

そのあとすぐ
どんな気持ちになった？



あんなこと言わなきゃよかったな
あんなことしなきゃよかったな
って思った？

思った人は
こころが少し
お兄ちゃんお姉ちゃんになってるしるし



自分のわるかったところがわかったら
そこをちゃんとあやまろうね

おともだちが
ゆるしてくれるかどうか
じゃなくて

じぶんがわるかったことを
「ちゃんと」
かんがえよう

これね、かんたんなようで
じつはむずかしいよ。

できたらはなまる！


こころが　せいちょうして
今までできなかったことが
できるようになるよ
パワーアップできるの。
すてきだね


ふん！でもぼくはわたしは悪くない！
ぜんぜん悪くないからあやまらない！

こう思った人は
まだ、こころの中に
赤ちゃんのときの気持ちがたくさんあるしるし


これはね
少しずつでいいから
なおしてしかないと


心が大人になれないよ

体は大人で、こころが赤ちゃんのまま。
そうしたら、
やりたいことが　やれなくなったり
ほしいものが　手に入らなくなっちゃう

どう思う？

学校は
たくさんの先生やお友達がいて
たくさんのけいけんができて

じつはめちゃくちゃパワーアップできる
すてきなばしょなんだ

赤ちゃんのままの気持ちを
大切にしすぎると
せっかくパワーアップできるのに

もったいないんだよ

おともだちとケンカしちゃって
学校にいきたくないなーって
なったときは

思い出してみてね。