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さようなら、おっぱい ! すっきりばいばいした娘の話

 1歳3ヶ月過ぎた頃から、折を見ては

「長女ちゃん、あのね。あなたはもう1歳過ぎたから、そろそろおっぱいはさようならだよ。」

「おっぱいの時間、幸せだったね〜。ママも長女ちゃんとくっついていられて、あったかくて、可愛くて、本当に幸せだったよ。」

「まさか3人にあげられると思っていなかったから、長女ちゃんが生まれて来てくれて、頑張って飲んでくれて、本当に本当に嬉しかったんだ〜。」

「寂しいね。嫌だなあって思う? ずっとこの時間が続いて欲しいなあって思うかな。でもさ、おっぱいやめたらね、たくさん美味しいもの食べたり飲んだりできるようになるよ! 体も大きくなるし、出来ること増えて、いいこといっぱいなんだよ!」

と、長女の気持ちに寄り添ってから
やめた後の「お得感」を伝えていました。

「お兄ちゃんたち、おやつの時間美味しそうなの食べてるなあって見てるでしょ。あれも手に入るよ。楽しみだね。」
「おっぱいやめたら、ママは体も楽になるし、長女ちゃんとたくさん遊べる時間作れるよ!」
みたいに。

途中、娘が風邪をひいてしまったりで
思っていたより授乳期間を長引かせてしまったけれど、

それは私が寂しかったからなので、しっかり「寂しいなあ、人生でもう授乳することはないんだなあ。」と、出てきた感情を味わいました。

そして、この日にさよならしようね!って決めていたその日から一切、おっぱいはあげませんでした。

娘の場合、そろそろ終わりだよと話し始めた頃から、夜間断乳ができていました。
これは自主的にというか、兄たちと本を読んでいる間に寝てしまっていたので、そのままの流れという感じかな。

 さよならした日の朝ごはんの後、何となくヒマかな?という時にちょこちょこっと寄ってきて
「ぱい」と手を出してきました。ちょっと困ったような、恥ずかしそうな表情をしていました。

「長女ちゃん、おっぱいさようなら、だったね。」と言うとニコッと笑って遊び始めました。

 大泣きしたのはその日の夜のみで、あっさりさようならでした。長男次男の時と比べかなり楽でした。

 何が違ったか?

 私の「こころとの向き合い方」です。

 長男のときはまったく感情と向き合えなかった。
 次男のときは、やり方は知ってるけど実践がいまいちできなかった。(私のチャイルドが大きすぎるため)

 長女のときは、「よし、ちゃんと向き合うぞ」と決めて挑めた。そして「誰にも頼らずにやるぞ」と決めたことが上の子たちとの大きな違いです。

長男の場合

 初めての育児、精神状態も体もボロボロ、と言う言葉がぴったりだった長男の授乳期。
 「おっぱいがないと寝ない」という暗示を自分にかけていたことにすら気づけていませんでした。

 絵本を読んでも寝ない、お話ししてても寝ない、こちょこちょしたり遊んでみたりしても寝ない、
 結局添い乳しながら寝る→私の体がガチガチになる
の繰り返しで

 もう、寝かしつけの時間が辛くて、お風呂入れたくらいから「あ〜また始まるのか…」とうんざりしていました。
 モヤモヤを溜めては、夜遅くに帰宅する主人に「大変さを何にもわかってない!」と突然キレては険悪。笑
負のループでした。

 この頃の私は、泣かれるのが嫌だったんです。とにかく。泣かれるとざわざわして、自分が泣きたくなって、心細かった。
 おーい、6年前の私!いいから、甘やかしてないで、どんどん泣かせてあげなさい!

次男の場合


この頃には少し、こころの仕組みが頭の中にきちんと入ってきた感じがありました。(学び始めて3年くらい)

でも、実践が伴っていなかった時期。

長男のときほど、子ども優先もしなかったし、授乳時間はコントロールできていた次男。
添い乳はやめて、寝る前はしっかり飲ませて、眠ったら布団に置く。背中スイッチ入らない!いいぞいいぞ〜
だったのだけど…

断乳となると、なかなか進まなかった。

これまた、私の「さみしいなあ」という分離不安と、
何かを失ったらもう、これよりいいものは手に入らないのでは⁉︎という焦燥感が加わり
上の子2人には、断乳後に手に入るわくわくを伝えられなかった。

さらに、大泣きされたら辛いから(「私」が)
主人が休みの日に断乳だな、という「誰かやって」思考。

この「人任せ」を3人目のときはしなかった。これが1番大きかったと、3人比べて改めて思います。

自分で決める大切さ

自分で決めて、娘に話して、ちゃんと感情もお互いに出して次に進めた。
だからとっても嬉しかったし、娘もいつか母になるから、娘にこれができてよかったと心から思えました。

断乳卒乳で迷っているママ、今授乳中で、夜になると辛いママ、ちゃんと自分の感情と向き合ったら、ちゃんと子どもは応えてくれます。

つらい時はつらいって思っていいし、
ママも泣きたかったらたくさん泣いていい。

感情をちゃんと感じて、次のステージに登れることを喜べるママにちゃんとなれます。

もし、私のこの体験が誰かの役に立てたなら、あの時たくさん悩んだ自分よくやったねって思えるかな。

必要な方に届きますように。


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