映えとは無縁、金沢の銘菓を紹介するぞい
先日、友人にお菓子を紹介したら好評だったので
調子にのって、他のお菓子も紹介してみます。
金沢は母の実家であるために、小さい頃からよく通った土地なんです。
新幹線も開通して、ほんとうに行きやすくなった……!
加賀百万石のお膝元、ということで昔から献上品としてのお菓子作りが盛んなんですが
なーんせ、金沢の人たちは保守的でして。
金沢の方言で「めとにする」という言い方をするんですが、価値のないような扱いをするんですね。
例)また、葉っぱつきの大根買ってきたの?
あ!葉っぱをめとにして〜おいしいんだから!!
みたいな。まったく、おのれたちが持っている価値に気づいていないんです。昔からあるお菓子も、まぁ昔からあるだけだしね〜という具合。
いやいや、長きにわたり企業としてやってきてるところがほとんどということは、絶対的に固定客とリピーターがいる証では???
そこで、わたしのお気に入りをいくつか紹介していきます。
映えとかインプレッションを稼ぎたい人は、まとめサイトに映えるお菓子が載ってますのでそちらを参照してください。
ここでは、地味だけど身体にやさしい、素朴なお菓子を紹介します。
なんとなく、会社名+商品名で、例をだすと伊藤園のお~い!お茶的な呼称でいきますね。
母がそう言うので、わたしもそう言うようになっちゃったのよね。
小出の柴舟
柴舟というお菓子です。
うすい煎餅のまわりに、生姜蜜がかかった甘め&ぴりりなお菓子。
柴舟というお菓子そのものは、市販でもスーパーでも売っていますが、小出さんのが一番好み。生姜のチカラがとても強い。
個人的には、コーヒーよりもお茶に合うような気がしています。
森八の落雁
うん、地味ですね。
でも、口の中でほろほろ崩れていく感触は唯一無二。
疲れたときに口の中にいれると、一気に元気になります。
森八は、フォントが一番好みです。
中田のきんつば
わたしは、薄皮の具合が一番好みです。
主張しすぎないけど、ちゃんとそこにある。
小倉あんもおいしいけど、うぐいすあんもおいしい。
あんまり日持ちしないところが難点かな。
個包装になっているので、1個単位で食べられるのもよき。
まぁ、わたしはいつも3個くらい食べちゃいますが。
不室屋のおやつ麩
不室屋というと、お吸い物をイメージされる人も多いと思うのですが、個人的にはこっちのほうがオススメ。
いつも、金沢にいった帰りにこれを職場のおみやげとして3つ(9箱分)購入するんですが、だいたい半日で消えますね。みんな、一箱あけたら止まらなくなるらしいです。わかる。
お麩にメープルあんをかけてノンフライヤー機(伝われ)で仕上げた、みたいな味がします。サクサク。
お麩なのでグルテンどんとこいなんですが、それを感じさせない軽さ。
煎餅とはまた違った感触をぜひ。
佃の佃煮のくるみ最中
ほんとの名前、加賀の白峰っていうんだ…というのをいま知りました(え)
うちでは、いつもくるみ最中と呼んでいます。
母の職場の同僚の好物らしく、いつもせがまれているそう。
年齢層高めのお菓子だと思いきや、ナッツ系が好きな人にはたまらない。
くるみを飴で炊く文化のある金沢(じろ飴とかね)ならではのお菓子ですね。
ここからは金沢関係ありませんが、北陸あたりで好きなもののリンクもおいておきます。
羽二重餅(はぶたえもち)
大福のまわりの求肥だけ、というお菓子。
これが、もちもちのびよんびよんでおいしいんです。
金沢で売っていないこともあるので、そういうときは福井コーナーにいってください。これは福井のお菓子なので。
最近ではいろんな味が出ていますが、わたしはシンプルなやつが一番好きです。まわりに粉がまぶしてあるので、ムセに注意を!
ほたるいかの沖漬け
生きたままのイカを醤油などの調味液に漬けるという、残酷極まりない仕込み方法ですが、これがまたおいしいのなんのって。はあ。
わたしの中では、ごはん一膳=2イカという計算ですね。
それくらい、しょっぱいです。
いかの内蔵のうまみが脳天をブチ抜いてくれます。
当然、日本酒にぴったり。ぐふふふ
黒造り=いかの塩辛みたいなものの中にイカ墨が入ってるやつも、普通の塩辛とは違ったコクがあって美味です。お歯黒になるので、そこだけ注意を。
おわり
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