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忘れられない患者さん、とは

医療関係者の皆さんなら絶対に
忘れられない患者さん、というのがいるはず。

ポジション的に言うと
教師でいうところの手のかかった生徒といえばいいのかな。

申し訳ないけれど経過の良かった患者さんはほぼ記憶になくて
どちらかと言えばうまくいかなかった人を覚えている。

性格が独特だったり
闘病中にいろんなドラマがあったり
ドラマを超えるような珍エピソードが起こったり
悔しい思いや嫌な思いをたくさんしたりした人。

もちろん、亡くなったしまった人も入るから
ずーっと覚えていられる患者さんは8年目となる私でも
両手で数える人しかしない。
けれど、みんなそれぞれのエピソードが濃いから
これだけで24時間テレビのドラマの脚本が10本くらいできるレベル。

あとどのくらい、忘れられない患者さんと出会えるんだろう、私。



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