見出し画像

スピッツの歌詞からあれこれ想像する「春の歌」


春ですね!!

春と言えば、「春の歌」!!

さぁ!行きましょう歌詞から想像!!!


(ここに書き連ねるのは、曲の製作過程とか、マサムネさんのアレコレとか抜きで、あくまで「春の歌」の歌詞から想像した世界観です。歌詞考察というには拙いです。一個人のぼやきです。ご了承くださいまし)


✺✺✺✺✺

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか? 遠い空に映る君にも


はい、出ました。

「君」です。

(※マサムネさんの歌詞にはたいてい「君」が出てきます)

(※というか、スピッツの歌はだいたい「僕」と「君」の歌ですね)

「遠い空に映る君」という歌詞から「君」は遠い所にいるんだと想像できますね。


そいで、「君」が出てくる歌詞はもう一か所あるんですね。

忘れかけた 本当は忘れたくない
君の名をなぞる

「君の名をなぞ」っちゃう…

きゅんきゅんポイント来ました。

恋する乙女ならみんな共感できますよね。好きな人の名前はなぞっちゃうものですからね。

ということで、ここで下の式が想像できます。


「僕」=「君」が好き!!


でも、好きな人の名前を「忘れたくない」のは分かりますが、「忘れかけた」のは、いったいどういうことでしょう??

遠い所にいるから忘れかけちゃったの???


重い足でぬかるむ道を来た トゲのある藪をかき分けてきた
食べられそうな全てを食べた
平気な顔でかなり無理してたこと 叫びたいのに懸命に微笑んだこと
朝の光さらされていく

1番Aメロと2番Aメロの歌詞です。

この「僕」、ちょっとしんどい思いをしてるようです。

「僕」に何があったのかは、それこそ歌詞に無いので想像の域になりますが…


『仕事が重い。たくさんある。できない。しんどい。分からない。無理だ。なんでこんなこと。自分ばかり。おかしい。理不尽だ!!』

『…でもやるしかない。自分しかいない。がんばるしかない。やってやる。なんとしてでも。やってやる。くそっっ!負けるかよ!!!』


…と、私はこんな「僕」を思いました。


しんどくて、辛くて、叫びたくて、、、

でも、

投げ出さまいと、諦めてやるかとがむしゃらに生きていたから、

「本当は忘れたくない」「君の名」を「忘れかけ」てしまったのかなって…。


長いトンネルとくぐり抜けた時 見慣れない色に包まれていった
実はまだ始まったとこだった

でも、「僕」はその「長いトンネル」を抜けました。

トンネルを抜けて辿り着いた先は、ゴールではなく、始まりでした。


春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな 何処までも続くこの道を
歩いていくよ サルのままで孤り
幻じゃなく 歩いていく

「僕」の道はこれから始まったばかり。

「遮るな」って、言い切ってます。強い。(きゅんポイント)

「幻じゃなく 歩いていく」という歌詞からは、(死ぬんじゃなくて)この現実世界を生きていこうという強さを感じます。(きゅんポイントその2)


「サルのままで」の意味は、

Aメロの「食べられそうな全てを食べ」るがむしゃらさをもって、

Bメロの「平気な顔でかなり無理」するのはやめてありのままに、

生きていこうってことなのかなと。


聞こえるか?遠い空に映る君にも

「孤り」って言ってるけど、「僕」の心の中には「君」がいるんですよね。


だから、「僕」は、

物理的には「ひとり」だけど、

精神的には「ひとりじゃない」のかなって。


「春の歌」の歌詞から、そんな「僕」を想像しました。


「僕」の物語はまだ始まったばかりだ!!



(完)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?