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明日から本番なのじゃ

 舞台NIGHの本番が明日からなのじゃが、折角だから観に来るお客さんで麻草扱いのチケットの方にはなんかプレゼントをあげたいと思ったのじゃ。観にきてくれるってのは、ただチケット代を払うってことだけじゃない。交通費を払って、時間を使って、エネルギーを消費して、自分の体を使ってその場に現れるということなのだ。これってすごいことだ、近代以前なら数日数週間かかったような場所からもやって来てくれる。

 ぼくは作家だから、演じる舞台は一年に一本と決めている。去年は「モノローグ演劇祭の予選に受かり、本戦に進み、準決勝まで勝ち残ったので、ステージ数で言うと6ステ踏んだことになる。今年は1月16日からステだ。はやくも今年分を消化してしまう。こんな稀少な機会をぼくの演技を観るために来てくれた人にお礼をしないわけにはいかない、何をあげようか、おもちかな?

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 もっと出たい、舞台に出たい。でも稽古に出ると自分の作品が作れない。というわけで自分で主催することにしたのが去年からやってる麻細。ぼくは本当に稽古が好きで、稽古場の雰囲気が好きで、稽古場の役者が好きなので、お客さんもそれを見れたらいいなと思ってワークショップ式トークライブを開催することにした(もともとはただのトークライブにするつもりだった)。

 今回は千秋楽翌日の20日(月)、高円寺AMPcafeにて。テーマは映画演技。

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 こちらも予約受付中なのじゃ。

 https://www.quartet-online.net/ticket/asahoso08?m=0kbehbh

 実際にその場で撮影した演技をスクリーンに投影する、リアルに映画のための演技が学べる最高の機会なので役者にも来て欲しいのじゃ。あよ10席くらいで満席なのじゃよ。

 しかしこれはイベントで、役者として何かの役を演じているわけではない。その断片を垣間見せているだけだ。だから役者としても出られる主催舞台を考えた。まずは小規模にカフェ公演かな、などと考えていたらシアターミラクルが偶然空いていた。すぐに連絡をして借りる算段をつけた。

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 2月23日(日)と24日(祝)、ただいま絶賛出演者募集中なのだが、もう早くも個性的な面々が集まってくれた。リードロニカというのは造語で、音響読書劇という語をあててみたものだが、これはもう本当に100%麻草印なのでぜひ観て聴いてほしい。チケットは1月末から予約開始の予定。

 そんな感じで2020年はどしどし人前に出ていく予定なのであるが、リードロニカで大赤字になるとそのあとスーッと静かになるのでいっぱい来てね。

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