白石麻衣さんという謎の人

 楽曲について書きたいことが尽きてきて、終活も終わりに近づいている訳ですが、とりあえず頭の中身を取り出して白石麻衣さんのことを少しだけ。かなり外側から見た個人的な印象なので悪しからず…。

 あのルックスはもちろん、メンバー想いなところやパフォーマンス面も含めて大人気になるのは分かるのですが、それでも本当の姿が見えてこないすごく不思議な人という印象をもっていました。バラエティ企画での少年のような姿とか素っぽい部分が見えることもあるけど、果たしてどこまでが本物の白石麻衣なのか(もちろん「素」を見せているアイドルがどれほどいるのかというのはありますが)。一途に応援し続けている人はその内面にどうやって惚れ込んだのか気になっています。いっときからはモバメもほとんど送られてこなかったらしいし。

 自分がインタビューとかを隅々まで読んでいないからかもしれませんが、「こういう仕事がしたい」という主張があまり見えてこないことが大きいのかもしれない。特に謎な人だと思うきっかけになった一つが女優仕事で、「清楚系アイドルの頂点」であることをフリにしたような役が多い。かわいそうと言ってしまっては大変失礼なんですが、何でこんな役ばかりなんだろうと勝手に憤っていました。

・2017 映画『闇金ウシジマくんPart3』
 →下着姿になったりキスシーンだったり
・2018 ドラマ『やれたかも委員会』
 →「やれた」か「やれたとは言えない」かを判定したり
・2019 ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』
 →卑猥な発言をしたり
・2020 映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
 →襲われたり

 「乃木坂46のエースがこんなことを!」で注目を集めるという魂胆が透けて見えるのがとても嫌な感じで。ふさわしい仕事がもっとあるだろうし、そうであってほしいという願いもある。信念が無くて、事務所の指示通りに何でもやるということなのかなーと意地の悪い捉え方をしていた時期もありました。裏を返せばプロフェッショナルということにもなるので難しいところですが。

 ということでいくつか検索をしたら、それこそが信念だったようです。

 クリエーターに「身を任せる」ことが得意だった。これまで無数の仕事のオファーを受け、CM、ミュージックビデオ、ドラマや映画、写真集などの撮影で、多くのスタッフと関わってきた。「クリエーターの方々は皆さんその道でやってきたプロ。私ができることは指示に従って一生懸命やること」という信念で、さまざまな表情を見せてきた。

日刊スポーツ

 まぁそれなら何の文句もないですし、自分が色眼鏡で見てしまっていたというだけでした。"クリエーター"といってもピンキリですし、プロに身を任せたところで、それが正解なのかは結果でしか判断できないので何とも言えません。要は事務所の仕事の取り方が気に食わないというだけかもしれません。


 そんなこんなで。

・「乃木坂って、どこ?」#164
 乃木どこで一番か二番に好きな回。白石・橋本・深川の3人で熱海旅行する回です。この3人の空気感好きだな。こういう企画で見ていると白石さんが無邪気なところもよくわかります。『推しどこ(DVD)』には収録されていないようで残念です。

ひめたんモノマネ大会

・『白石麻衣似の多田敦子』
 白石麻衣さんの映像作品のなかで一番好きなのは、今泉力哉監督が撮った個人PV『白石麻衣似の多田敦子』です。14th『ハルジオンが咲く頃』の特典映像。白石さんに限らず全ての個人PVの中でも一番好きかもしれません。
 ラストは、シュールというのか、笑えるというか、「ん?」という感じで、アイドルと一般人の差って何だろうと考えさせられる(というほど深い作品でもない)。相方は今泉作品でおなじみの芹澤興人さん。

 これは予告でオチまで入っていないのでぜひ本編はのぎ動画で。

 おやすみなさい。

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