「Actually...」について
こんばんは…
「Actually…」
・29thシングル表題曲
・センターは中西アルノ
・作曲はNAMITOさん、編曲はAPAZZIさん
2022年3月発売で、何となく一年経ったし振り返ってみようかと思ったのですが、意外とこの一年長かったですね。光陰矢の如しとか言うけど、全然そんなことなかった。基本的なスタンスとして「時間が(ほとんど)すべて解決する」と思っているので、今となっては「あの頃は大変だったなぁ」としか思っていないのですが、それでもこの曲を聴いてポジティブになるかっていうとならない。センターどうこうという問題より、自分としてはやっぱり楽曲そのものと、本来なら必要なかった様々な負担のことですかね、頭を巡るのは…
全国ツアーや11thバスラなどライブでの披露を経て音楽的な評価をする向きもあるようですが、個人的にはストライクゾーンからかなり外れているのでなかなか聴こうという気になれません。先日KADOKAWAから発売された『乃木坂46公式書籍 10年の歩き方』によると“EDMをJ-POP風に昇華させたモダンなダンストラック”とのこと。うーむ、何がなにやら。
公式書籍でこの時期がどう書かれていたかというと、活動自粛の話題は基本スルー。セールスが落ちたことには言及していましたが、背景については特に触れずじまい。
だそうですが、世間が見るぼんやりとしたイメージでは、結局は欅坂46の焼き直しとしか見られていないと思っていました。乃木坂46にとっては新しいことだったのかもしれませんが。
この曲のことを考えると何よりも苦しく感じるのが、MV撮り直しや振り付けの修正、それに伴うスケジュール変更という、本来なら全く必要なかった負担についてです。いろんなメンバーに身体的・精神的な負担がかかっただろうし、会社としても経済的な負担がたくさんかかったことでしょう。MV撮るのっていくらくらいかかるんでしょう。2022年の乃木坂46のスローガンは「攻守一体」。いろんな意味で確かに攻撃的ではありましたが、後始末に奔走するキャプテンやエースの姿は完全に守りでしかありませんでした。これ以上乃木坂46が壊れてしまわないようにという…。
以前の記事でも似たようなこと書いた気がしますが、「この曲があったから、この時期があったからこそ今がある」と言える日はいつか来ると思います(すでに来ているかも)。ただ、「この曲がない方が、この時期がない方がよりよかった」という可能性の方が断然高いと思うので、たらればでしかないのは分かっていますが、そちらの世界線で幸せに暮らしている人々に想いを馳せてしまいます。
初選抜でわくわくしていたであろう柴田柚菜さんはどういう気持ちでこの時期を過ごしていたんでしょう。例えば卒業するときに「私が初めて選抜メンバーとして活動した思い入れの深いこの曲を」と言ってパフォーマンスする気になるかな?と思ってしまいます。
全力で頑張るための舞台を十分に用意してあげられたでしょうか。この後のブログでもほとんど「Actually…」についての記述はありませんでした。モバメやインタビューで存分に話されていたらすみません。この時期、コロナでみんな大変だったのもあるんですが、やっぱり他のメンバーも新曲についてのブログが本当に少なかったです。
とはいえ、柴田さん本人は心から楽しんでいて大切な楽曲だと思っている可能性も十分あるので、余計なお世話でしかないのです。余計なお世話という話でした。
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