「ありがちな恋愛」について

 こんばんは。

「ありがちな恋愛」
・4thアルバム「今が思い出になるまで」のリード曲
・センターは白石麻衣、齋藤飛鳥
・作曲は杉山勝彦さん

 大好きな曲です。時によって変わりますが、「アナスターシャ」の次に好きな曲群の中の一つです。アルバムのリード曲って杉山さんに任せがちでありますが、例に漏れずということで、また名曲を作ってくださってありがとうございます。
 ただ余談ですがこの4thアルバム自体は、4人のメンバーが新曲に一つも参加させてもらえないという史上最悪の作品でしたね…。ザンビだけの人も含めたらもっといたと思います。アンダー曲を一曲入れればいいだけなのに、どうしてこんなことになるのか…。せっかくリード曲が素晴らしいのに、その名を汚すような采配はやめてほしいところです。
 オリジナルメンバーは「帰り道は遠回りしたくなる」の選抜メンバー(卒業した3名除く)で、いよいよ全滅ということになります。

 メンバー人気も非常に高い曲で、2022年の46時間TV内『バナナマン&メンバーが選ぶ!ベストソング歌謡祭』表題曲部門で第2位でした。映像研の3人が全員1位に投票していました。飛鳥さんのコメント「歌詞、曲調、振付け全て好き。かっこいいし切ないし、ダンスも割と踊るし、きれいなところもあるし、歌詞が恋人同士でもメンバー同士でも置き換えて聴ける」とのこと。
 飛鳥さんはどこか別のところでも2番サビの歌詞が好きだと言っていたような記憶がありますが……(探してみたらsweetのインタビューでした)。

ありがちなサヨナラはそれでよかったと言い聞かせて
何回も“もしも”ばかり振り返るだけさ
本当は納得できてないってことだろう
後悔はいつだって意地との綱引き
「ありがちな恋愛」より

 メンバー同士にも置き換えられるとすれば、ちょっとだけ「サヨナラの意味」へのアンサーソング的な香りもしますね。忘れられないサヨナラをしたけど、結局はありがちな別れの一つにすぎない。今、君はどうなんだろう? 手に入れた夢の暮らしはしあわせか?

愛よりも大切な夢を見つけたのなら
現実はいつだって退屈なものだ
「ありがちな恋愛」より

 そう仮定すると、現実=乃木坂、夢=卒業後ということになります。現実は退屈なのだろうか? ともあれ、いろんな解釈ができるのは良い歌の証です。

 自分が好きなのはやっぱりサビのメロディ・リズムですね。3-3-2が続くリズムが非常に心地よくて、実際の振り付けを知らなくてもあのペアダンスの場面が思い浮かぶような感じがします。楽曲のもつイメージを忠実に形にしてくれている振付けも好きですね(振付けはCRE8BOYさん)。それとイントロの最初の音、これも身体傾ける振付けと合わせて印象に残ります。

 少しだけ振り返り。

1.2019/5/26 「Sing Out!」発売記念 ~選抜ライブ~
 客前では初披露でしょうか? 白石麻衣さんは当初出演未定だったためこの楽曲には不参加で、齋藤飛鳥さん単独センターでした。水色の衣装。

ペアダンス

2.2020/2/22 8th YEAR BIRTHDAY LIVE
 演出の都合によりコート風の衣装、そして横一列でのパフォーマンスとなりました。衣装も楽曲イメージに合っていないし、フォーメーションも組まないのでとても残念でした。この楽曲をしてその扱いなのかという残念さ。

赤緑青黄

3.2020/12/6 4期生ライブ2020
 額縁衣装で、ダブルセンターは遠藤さくら・賀喜遥香。
 ダンスも忠実にしっかり見せてくれたし、ターンが映える額縁衣装だし、とてもきれいでよかったです。ただ、みんなダンスに余裕がない感じはしました。振り入れたくさんで大変だったことでしょう。

額縁

4.2021/11/21 真夏の全国ツアー2021 FINAL!@東京ドーム
 ツアーで見たい曲の表題曲部門第2位でした。
 ダブルセンターは齋藤飛鳥・山下美月。何度か映る筒井あやめさんが、ずっと楽しそうにパフォーマンスしていたのが印象的でした。

筒井あやめさん

 振り返ってみましたが例によって特に結論はありません。勝手な希望としては、やはり移動に費やしたり横一列や円形に立つのではなく、フォーメーションを組んでダンスが見たいですね。
 これからどれほど披露されることがあるかわかりませんが、ファン投票でもメンバー投票でも上位になっているので、それなりに大事に扱ってほしい一曲です。

 おやすみなさい。

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