「制服のマネキン」について

こんばんは。

「制服のマネキン」
・4thシングル表題曲
・センターは生駒里奈
・作曲は杉山勝彦さん

 たぶん、乃木坂46で初めて買った楽曲だったはず。基本的にテレビのアイドルバラエティ番組を流し見するのが好きな、広く浅くのアイドルファンだった自分を特定のグループに引きずり込むきっかけとなった曲。引きずり込まれる決定打になったのは「君の名は希望」でしたし、今となってはあまり聴くことがない曲ですが、そんなものだと思います。あくまでフック。

 作曲は言わずと知れた杉山勝彦さん。音楽的な解説はwikiさんに任せるとして、

アイドルソングとして異端的なアプローチが採用され、1990年代のユーロビート的な四つ打ちサウンドとマイナーキーを多用したメロディーに6度音程内の狭い音域でサビが歌われている

wiki

 なるほど(わかってない)。

 いつのことだったか、杉山勝彦さんとAkira Sunsetさんが二人で配信をやっていて、
その時のことを結構鮮明に覚えています(似たような内容の記事も世には出ているようです)。それぞれが相手の乃木坂46への提供曲ベスト3を選ぶという企画だったんですが、Akira Sunsetさんが選んだ杉山勝彦ベストが「制服のマネキン」でした。これが少し意外でした。

Akiraさんが言っていたようなこと
・アイドル界にこの曲を持ってきたのが「なんじゃこりゃ」だった。
・2枚目(「狼に口笛を」)、3枚目(「海流の島よ」)で書かせてもらったけど、その後コンペ通らなくて(コンペはリリースとずれてるので)、乃木坂もういいや、やっぱ無理かと思ってたタイミングで「制服のマネキン」を聴いてめちゃくちゃ燃えた。「あ、これやっていいんだ。それだったら俺も」ってなった。

 Akira Sunsetさんに火を付けた曲。これがなければ「ハルジオンが咲く頃」も「日常」も無かったかもしれないと考えると、自分にとっても大きな意味がありました。

 「The杉山勝彦」といえば「君の名は希望」「羽根の記憶」「きっかけ」「サヨナラの意味」「価値あるもの」みたいな曲調がやはり思い浮かびますが(これらをひと括りにしていいかはさておき)、実は1曲目が「制服のマネキン」だったというのは歴史の面白いところです。自分にとってそうだったように、やはり世間的にも「制服のマネキン」で注目を集めておいて、「君の名は希望」で世界観を決定づけたというところかなと思います。


雑感

ここはあえて遠藤さくらさん

・マネキンポーズはいつになっても強い。10thバスラでOGの登場にも怯まず2日目にセンターに立った遠藤さくらさんは素晴らしかったと思います。

・発売当時のフロント3人が15歳~17歳くらいですから、5期生の若い順に3人並べたくらいでしょうか。いくら世代交代を繰り返しても現状維持のためには経験が必要なので、若返りというのは相当な賭けが必要になりますね。

・そういえば2018年に振付を全面変更したのは何だったんだろう。あれは衣装の「これじゃない」感も込みで、忘れたい記憶ボックスの中に入っています。

・体育館でのダンスメインのMVは珍しく全員参加。アウトロの後に少しだけ映像が続いて夢オチみたいな感じで終わりますが、生駒さんの目のアップがちょっと怖い。どういう意味があるのかよく分かりませんが、「よく考えたら怖い話」みたいな終わり方。

 それではさようなら。

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