「バンドエイド剥がすような別れ方」について

こんにちは。

「バンドエイド剥がすような別れ方」
・30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のカップリング曲
・メンバーは5期生11名、センターは菅原咲月

 困ったことに未だに5期生に興味が持てませんが、いかがお過ごしでしょうか。やはり情報源が乃木坂工事中・配信中だけだとなかなかきっかけが少ないので難しいですね。義務感にかられても仕方ないので、まいまい毎日マイペースでいきますが、やはり10周年を機に徐々にグループへの熱がフェードアウトしているのかなと思ったり思わなかったり。

 さて、メンバーに興味が持てずともあくまで楽曲原理主義でやっていますので、「バンドエイド剥がすような別れ方」は好きでよく聴いています。5期生曲としては2曲目。単純に爽やかで心地良い曲ですね。MVも王道。ダンスシーンの透き通るステージとブルーの衣装が爽やかさに拍車をかけています。

 最初聴いたとき、イントロからAメロにかけては「よくあるアイドルソングの感じかなー」と思いましたが、サビで一気に印象が変わりました。作曲したのはaokadoさん(ユニット)の別名義らしいのですが、これまでの提供曲が「孤独な青空」「ひと夏の長さより…」なので信頼度高い(当社比)。メローディーラインがきれい。歌詞もthe青春、8月夏の終わりから9月にかけての恋の終わりを歌う中に、バンドエイド・フェードアウト・カットアウトと印象的なカタカナを入れ込んでいる感じですね。

 個人的に、何よりこの曲の素晴らしいと思うところは、メロディへの歌詞の乗り方ですね。最高に気持ちよい。

 1番サビの「サヨナラとか言わないまま海の」のところ。

 ここだけループして聴きたいくらいです。
 基本的には上に代表されるような滑らかな歌詞の乗り方ですが、一部キュッと詰まった箇所もあって、そこも全体を乱すことなくアクセントとして機能しているので耳心地がよくなっていると思います。

 2番サビの「自分が惨めになるだけ」の「惨め」のところ。
 大サビの「季節は過ぎてるのに」の「節は過ぎ」のところ。

 よくある長文詰め込み型ではちょっとダレるなと思うけど、その辺の塩梅がちょうどいい。詞先だろうが曲先だろうが最終的に微調整するはずなので耳心地がよくなるのは当たり前というか、そうじゃないと困るのですが、結構詰めの甘さが気になる曲も多いので、この曲に関しては称賛したいと思います。

 他にも気持ちの良い歌詞の乗り方がないかなといろいろ思い起こしてみましたが、例えば「初恋の人を今でも」のCメロ「黄昏の眩しさに涙が出る」の「黄昏のまぶ」の乗せ方も好きです。ピンポイントすぎて誰にも理解されない話をしてしまいました。他にも何かあれば教えてください。

 ちなみに逆で有名なのは「今、話したい誰かがいる」の「いぽんのコーラ」問題ですね。これは根深い。せっかく名曲なのに、ここだけなんとかできなかったものだろうかと聴くたびに思います。

 また話がずれてきたので寝ます。それではおやすみなさい。

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