「明日がある理由」について

 こんばんは。

「明日がある理由」
・26thシングル「僕は僕を好きになる」のカップリング曲
・メンバーは配信シングル「Route246」と同じ、センターは岩本蓮加
・作曲はYU-JINさん

 作曲家の方はよく存じ上げませんが、2000年生まれらしいです。若い。

 高校生クイズのテーマソングということで、大人から高校生に向けたエールソングとなっています。青春時代のいろいろなチャレンジを、ゴミ箱に紙くずを投げることに喩えた内容。Aメロ歌詞詰め込み型の楽曲です。

もちろん神様に手を合わせ 祈ることも大事だし
投げ方の研究も大切なことではあるけど
続けて投げればいつかは入る

「明日がある理由」

 あまりにも楽観的で、言っていることを要約すれば「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」「継続は力なり」といったところです。サビの「そのうち夢は叶うよ」という言葉も非常に無責任に聞こえますが、そもそも、他人からの具体的なアドバイスほど役に立たないものはないですからね。どうせアドバイスした人はそのことをすぐ忘れてしまうので、これくらい適当で問題ないと思います。いくら親身になったところで、所詮他人事ですからね…(過去に何かあったもよう)。

 歌詞の中で一つだけ気になる点は2番のサビ前(1番では歌詞がない箇所)に挿入される「空白の時代」です。「空白の時代」の辞書的な意味としては、文献資料が極めて少なく、その内実が全く知られていない時代のことを言うのだと思いますが、この歌詞の文脈においてはどういうことを言おうとしているのか。自分の人生においてポッカリと穴が空いたような、意味のない期間という捉え方でいいのでしょうか。青春時代なんてどうせ大した価値もないし、恥をかいたとしても誰にも見られていないんだし、あって無いようなものだ? でもその経験は全て宝物であるとも言っているので、ちょっと理解が追いついていません。

青春なんて情けないもの
自己嫌悪の繰り返しだ
恥ずかしいこと どんなにしても
どうせ誰にも見られていない
空白の時代

「明日がある理由」

 高校生クイズの番組、ミニライブ、9thバスラあたりで披露されていたと思いますが、全体的にみんな楽しげなので、振付も好きになりました。フォーメーションも、ぴったり合致する訳ではありませんが、3列目が大人(1・2期生)、2列目が大学生(3・4期生)、1列目が高校生(岩本・筒井・遠藤)、みたいなイメージです。
 大人たちが踊りながら自由にふざけ倒していて、それを周りの大学生たちが見て笑っている。一方、後ろで何が行われているか分からない高校生たちは真面目に踊っているという構図で、カオスで幸せな空間が繰り広げられています。ガッチリ固められたフォーメーションダンスではなく、その場のノリが見られる貴重な曲だと思います。

乃木坂46が誇る二大奇人

 この画像は9thバスラの時で、本来は飛鳥さんも真ん中にいるのですが、次の「ファンタスティック三色パン」の準備のため不在です。

 せっかく高校生クイズの曲なので高校生選抜とか作ってもよさそうですが、5期生が入る前だと現役がそもそも少ないから難しそうですね。というか、楽曲自体は大人から高校生に向けた歌だからこれでいいのか。

 それではおやすみなさい。寝たらまた明日が来ます。

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