深川麻衣さんの残り香

 1・2期生が全員卒業して、深川麻衣さんと一緒に活動したメンバーはいなくなりましたが、少し前、久しぶりに公式?の場に「深川麻衣」の文字が出てきたので、なんとなく今の乃木坂46に残されている「深川麻衣」の成分を書き残しておこうかなと思いました。

『BRODY 2023年2月号』掲載の梅澤美波さんのインタビュー記事「梅澤美波が語る2022年の乃木坂46」。10thバースデーライブの思い出からの流れでした。

(梅)3期生は生駒里奈さんや白石麻衣さん、西野七瀬さんの背中を見て学んだことを5期生に伝えようとしているけど、やっぱり直接背中を見たほうが感じることがあるはず。
(記者)4期生だって生駒さんや伊藤万理華さんとは接点がなかったわけですからね。西野さんがギリギリくらいで。
(梅)不思議な感覚になりますよね。私たち3期生が深川麻衣さんと被ってないことも不思議に思われているかもしれない(笑

『BRODY 2023年2月号』

 深川麻衣さんが卒業したのは2016年6月、3期生加入はその年の12月。在籍期間でいうと4期生もそろそろ並ぼうかというくらいでしょうか。それで3期生がほとんど卒業していないのはやっぱりすごいですね。

 もう深川麻衣さんのことを知っているファンの方が圧倒的に少ないでしょうが、かつてこういう人もいて、そして今出演している作品を観てほしいというのもあるし、逆に映画やドラマからその存在を知って、かつて所属していたグループに興味をもってほしいという両面あります。それこそが桜井さんのいう「卒業しても乃木坂」ということだと思います。決して現役と同じステージに立つことではない(まだ言う)。


 個人的に最も尊敬している点はその潔さなのですが、その潔さ故に現役メンバーと交差することもない訳で、深川麻衣さんと3期生以降のメンバーにまつわるエピソードはほとんどありません。

・梅澤美波さん
 間に新内眞衣さんを挟んでいますが、アップルパイのエピソード。
 2021年2月16日ののぎおびで、梅澤さんが加入して1年ぐらいの時に二人で初めて食事に行った時のことを明かされて、その後ANNでも話していました。新内さんとしても初めて後輩を連れて行った機会だったようですが、そのお店というのが、新内さんが深川さんに初めて連れて行ってもらったお店だったという話です。それを新内さんがこの時まで梅澤さんに伝えていなかったというのがまた粋でした。梅澤さんもまた後輩を連れて行って、繋げていってほしいです。

・久保史緒里さんと向井葉月さん

私は乃木坂46の3期生とは入れ違いだったので、当時は話す機会がなくて、この前、『三人姉妹』というチェーホフの舞台を乃木坂46のメンバーが演じていたので見に行って、そこで久保(史緒里)ちゃんと初めて会って、向井葉月ちゃんも見に来ていたので、お話しました。

タレントパワーランキングより

・遠藤さくらさん
 TGC静岡の時に2ショット(「4番目の光」記事参照)

・佐藤楓さん
 深川麻衣卒業コンサート@エコパに行っていたらしい

・黒見明香さん
 サイリウムカラーが同じということでブログに何度か名前を出しています

・森田ひかるさん(櫻坂46)
 オーディションを受けるきっかけになったらしい


・記録について
 深川麻衣さんが未だに守り抜いている記録はもうほとんどないと思いますが、唯一「加入以来一度も列を下がらずに卒業」というのがありますね。
 ①アンダー2列目 ②アンダー1列目 ③~⑦選抜3列目
 ⑧~⑫選抜2列目 ⑬選抜1列目 ⑭選抜1列目(センター)
 在籍期間の短さもあるし、これは破られることはなさそうです。システム的にも「成り上がり」が非常に難しいという現実があります。
 細かい話をすれば、アンダースタートでの表題センターとか、20歳を超えて加入した
メンバーでセンターとかはあるかもしれません。


・楽曲について
 深川麻衣さんのイメージが頭に流れるのは恐らく「ハルジオンが咲く頃」「強がる蕾」の2曲のみ。声も割と特徴的なので人によっては「気づいたら片想い」や「せっかちなかたつむり」でも想起されることがあるかもしれません。あとは乃木團のギター担当だったことや、「渋谷ブルース」の伴奏のオリメンだということもずいぶん昔の話です。
 46時間TVで「きっかけ」のMVとなる黒板アート制作の中心メンバーであったにも関わらず、楽曲には参加していない、というのも面白いところです。一歩踏み出すために「きっかけ」という曲を必要としなかった人。

 またいつか、新たなエピソードが生まれたり、知られざるエピソードが発掘されたりすることを楽しみにしていようと思います。

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