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自分がされて嬉しいものが、相手もされて嬉しいワケがない!【ここを想像出来ないと商売が出来ない】

note投稿サボってたあさくらです、すいません。
寒すぎました。

さて、新規事業の立ち上げで死にかけてますが、ドタバタ動いてる中でも感じることは日々あるので、ちょっとシェアしてみます。

ドキッとする方もいるかと思いますので、自分と照らし合わせて読んでみましょう。


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相手の嬉しさ、自分の嬉しさ

こないだ、チーム内でこんな事がありました。

スタッフY:「取引先のエンジニアのPさんとの打ち合わせに手土産で、米沢牛のすき焼き肉の詰め合わせ持っていっておきました!」

あさくら:「ありがとう。で、それって冷凍?生肉?何人前分?」

スタッフY:「生肉のスライスです!お店の人に聞いたら、それが一番美味しいって言ってたので!大人数で食べたらもっと美味しいかなと思って、4人前の詰め合わせにしました!」

さて、聡明な読者のみなさまならどうお考えになりますか?

多分、スタッフのY君は、全て良かれと思ってやってますが、ここには危険要素を多量に内包してます。

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①12月はエンジニアさん等にとって1年間で最も過渡期。この時期にゆっくり贅沢な食事を摂ることは"エンジニアさんにとって本当に"幸福なのか?

非常に難しいことですが、幸福の感じ方は人それぞれです。スタッフのY君としては、「仕事で疲れてるだろうし、ガッツリ肉を食べて元気を出して欲しい!」との想いだったのは理解できますし、もちろんその気持ちはいい事。ただ、それはY君の一方的な"偏愛"であって、相手のことを死ぬ気で考えた結果ではありません。誕生日プレゼントに、渡し手の人が大好きなキャラクターのぬいぐるみを1ダースもらって嬉しいですか?多分2週間後には雑巾になってます。
この場合、仕事が過渡期のエンジニアさんたちの幸福は、「いかに食事の時間を割かずに、生存出来るカロリーと糖分を効率よく摂取するか」だった可能性もあります。
「ゆっくり贅沢なお肉に舌鼓を打つのは誰だって幸せだろ!」では、あまりに浅はかすぎるんですね。


②ナマモノには、受け取り側の都合と一才切り離された"タイムリミット"が存在してしまう。

これは大人でもよくやってしまうテロ行為です。こんなものをもらったタイミングで、翌日早朝から4日間の出張だった日には大惨事ですね。
タイムリミットがあるものを贈りたい場合は、素直に後ろの予定を確認するのが無難でしょう。それができない場合はあさくらなら却下です。


③エンジニアのPさんが人生において"食事"に重きを置いているのかはPさん次第で誰にも判断できない

読者のみなさまは、何に重きをおいて、どんな人生観で生きてますか?

・この世の贅を尽くして美食を追い求めたい?
・食事はどうでもいいから仕事に没頭出来る環境と集中力が欲しい?
・コンビニの弁当で十分幸せ、余ったお金は体験や経験に投資したい?

そう、プレゼントを贈られる人の価値観や、生きる上で重きを置いてるもの、逆に絶対にやらない嫌ってることを理解・把握しない上での一方的な贈り物はただのギャンブルです。良かれと思ってあげたものが、ただの暴力になってしまう事って、よく発生してるんです。ただ、贈った側にその情報が届くことは一生ありませんが。(笑)


④もしそれをタイムリミット内に消費できなかったら、エンジニアさんのPさんはこちら側にとって申し訳無さと"負い目"を感じてしまう可能性があり、結果こちらは加害者になってしまうかもしれない

総合的に見て、贈りものが原因で「相手に申し訳無さ」を感じさせるのは、ただの攻撃行為にしかなりません。

毎回会うたびに、「これ、美味しいパンが焼ける小麦粉なんですよ!オーガニックで丁寧に作られてて、クロワッサンとかクッキーなんか作るともう最高で、あ、もちろん食パンでもおいしく食べr.......」
と言って、小麦粉を持ってくるクッキーモンスターがいたらどう思いますか?

「あ、この人、人の気持ちを考えるのが苦手なんだな...」
「顧客の気持ちも考えられないかもな...」
「この会社、長く繁栄しないかもな...」

となり、自然とこの人の周りに集まる優秀な人材は減ります。結果、相手の気持ちをひたすら考えてる"ただの人"にいつの間にか逆転されてます。

こんな光景をいやほど体験しましたし、自分もしてたこともあります。



ということで、今回は

「自分がされて嬉しいことは、相手にとっても嬉しいなんて都合のいいことは絶対にない。まぐれ当たりはあるかもだけど、再現性はないよね」

という、刺激の強いテーマでお話ししてみました。

何か相手に渡すのなら、相手の境遇、職業、嗜好、時期、キャパシティ、性格などなど....死ぬ気で考えてみましょう。



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