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Mリーグ2019反省記① 9/30第二試合

皆様こんにちは。
U-NEXT Pirates所属の朝倉康心と申します。

昨年行われましたMリーグ2018では、私の所属するU-NEXT Piratesは予選敗退という悔しい結果に終わってしまいました。
そのときの反省点や振り返りは、今年の夏に竹書房様より発売された麻雀戦術本『麻雀の失敗学』の方に色々な思いとともに綴らせていただきました。
しかし、やはり1冊の本にまとめようとすると全ての振り返りは書ききれません。
Twitterの方でも要所要所の振り返りのツイートはしていましたが、文字数の制限などもあり、ミスだけならまだしも考察や検討となるととても見やすいようにまとめることは困難でした。

そういった背景や、今年の6月にいいご縁に恵まれ家庭を持つに至りまして、自分だけの生活ではなくなったことで仕事を増やす必要が出てきたことなどから、今年度は実験的にこのnoteで戦術ブログのようなものを始めさせていただくことになりました。
チームからの許可はすでに頂いております。
内容としては、Mリーグの自分の試合を振り返り、スクリーンショットを使いながらその時の読みや判断はどうだったのか、もっとこうするべきではなかったのかなどを考察していく内容となります。
それ以外にも、チームメイトの試合の振り返りや他チームの試合の考察、他チーム選手分析なども不定期で行うかもしれません。

何分手探りなままのスタートではありますが、お付き合いいただけましたら幸いです!

↓↓↓本編へどうぞ!


東2局0本場 ドラ4萬 親 朝倉

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黒沢選手が多井選手から8000点を和了り、私の出したリーチ棒も黒沢さんへ移動しての東2局。
第1打の前に綺麗に理牌できておらず、見づらい牌姿になっており大変申し訳ございません・・・

かなりの好配牌ですが、1打目から方針をある程度決めなければいけません。
この手から考えられる和了形としては、
①發を仕掛けて手なりでの1500点~2900点
②發を仕掛けて筒子のホンイツに寄せての5800点~12000点
③發を1鳴きせずに門前で可能な限りリーチを目指しての3900~12000点
④發を鳴かずに萬子でドラを含めた順子を作りに行き、リーチを目指す5800~12000点

こんなところでしょうか。
①と②は途中まで同じ打牌が可能で、③と④も發を1枚スルーするところまでは似たような進行が可能です。
とりあえず1打目は①~④の全てを残す構想で打2萬。
次に4萬や6萬を引くようであれば、發スルーの門前高打点ルートを濃く見て進めます。
4索、3索とツモ切りし、下家の黒沢選手から發が打たれました。

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これをポンして打5萬。
東が重なったり筒子の形によっては78索を払ってホンイツに行く構えです。
一見打点アップの余地があり、スピードと打点のバランスのいい仕掛けに見えますが・・・この局についてはこの鳴きが正しかったかがメインの考察となります。

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