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ベイブレードX ティラノビートとQビット(発売日レビュー)

4/27に発売されたランダムブースターVol.3のレア枠、ティラノビート4-70Qについてちょっと考察していきます。

ティラノビートの偏重心と安定性

偏重心で、写真の下方向に重心があります

ブレードのティラノビートは偏重心ですが、一方で安定性のあるブレードでもあります。
バランスをとるためには3-60や5-60が使えそうです。
5-70で軸とった参考です↓

重量はこの個体でも36.91gあり、非常に重いです。

丸よりも四角に近い形をしており、攻撃やカウンターに振った形になっています。
ギザギザの刃が多く、弾きやすいブレードでもあります。
とはいえ特徴らしい特徴は薄く、重さと偏重心の効果で叩くタイプですね。
他のアタックブレードと比較して「ここがいい!」と優れている面はあまりありませんが、逆にいえばオールマイティーなブレードです。
「この場面にはこれ」と使うことは少ないかもしれませんが、「アタックタイプで叩きたい」「相手を選ばず叩きたい」場合は使いやすいでしょう。

環境を変えるか、というと難しいかもしれません。
ティラノビート一色になる可能性は低いと思いますが、愛用するブレーダーは多いと予想できます。
相手を選ばないのが一番大きなポイントですね。
ウィザードロッドのメタとしてもしっかり機能しそうです。
テクニックもあまり関係なさそうなので、誰でもロッドを飛ばせるのはいいかもしれませんね。
ロッド使いの方は対策を考えましょう。

今日のG3でも、ティラノビートが早速活躍していました。
重量を活かしてRで叩くカスタマイズです。
叩かれても飛ばされにくく、逆に自分は飛ばしやすい、アタックタイプのいいとこどりみたいなブレードかもしれません。

Q(クエイク)はある意味予想外

FとGFの中間のような形

GFを斜めにカットしたような形で、思ったよりはスタミナがあるかもしれません(もちろん他のビットに比べれば少ないですが・・・)。
バースト時代とは違うようですね。

しっかりと回ってくれますし、前半は暴れて後半は落ち着く挙動はTやPにも似ています。
後半~終盤にかけて、中央に留まる挙動が多いようです。
ギヤ系ビットのように先端までギヤが伸びてもいるので、しっかりXダッシュもしてくれます。

縦にはよく飛びますが、横にはあまり飛ばない印象です。
ブレードのバランスや調整次第では、縦飛びが抑えられるものもあります。
後述する実験では、Qがバランサーになることもありました。

実験:ドランバスターとQ

剣先に向かってすぼむようにラチェット・ビットをセット

ドランバスターの剣先に向かってQが低くなるようにセットしました。
1-60も剣先側に突起を合わせています。
ドランバスターの重心は、実は剣先とは逆側にあります。
重心側にQの先端がくるような合わせ方です。
こうすることで、ビットの回転軸とブレードの重心を近づけることができます。

これを回してみたところ、Tでも抑えきれなかった縦の暴れが抑えられ、逆にスムーズに回るようになりました。
一度目のXダッシュは綺麗に乗り、勢いも抜群でした。
嫌な縦揺れも起こさず、軸の取れたベイに近い挙動に見えます。

弱点は、Xラインに乗るとビットの向きが変わってしまうことです。
ビットがあらぬ方向を向いてしまうと、とたんに暴れ馬になります。
ドランバスターの弱点を強化してしまう形ですね。
縦方向に大きく飛び跳ね、アタックできないまま自滅してしまいます。
それも計算に織り込めれば強いかもしれませんが、スタミナの消費も激しいです。

という実験でした。
実戦で使うかはわかりませんが、より博打性の高いベイにはなるでしょう。

使う人を選ばないブレード、選ぶQ

ブレードは重さによるシンプルな打撃力と堅牢性が活きやすいです。
特化型にするのは難しいですが、3on3デッキでアタックをひとつ悩む場合は選択肢になるでしょう。
相手を選ばずに叩けるのも魅力的です。

Qは非常に難しいです。
横跳びによる予想外の奇襲ができれば強いかもしれませんが、自分では現在見つけられていません。
ドランバスターで使うかもしれない、といったところです。
再現性がないため、練習で使いこなすのも難しいと思われます。

以上、ティラノビートとQの考察でした。

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