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届かない本と人生の話

生きることは苦しい。
生きることは疲れることの繰り返しだ。

けれどそれは、なにか大きな不幸があったからじゃない。
友達がいて、毎日好きなことをして、楽しく遊んでいても生きることが苦しいと感じるのだ。
自殺など考えたことがない人にとっては意外かもしれないが、こういう人間は、今時そう珍しいものでもないだろう。

心が二つある感覚なのだ。
幸せを感じていても、同時に途方もない渇きを感じて仕方がないのだ。

ただ生きること(生命維持に必要な行動)がとても面倒なことに感じられて、これからの人生で起こる“面倒なこと”から逃げたい楽をしたいというこの感覚から、一体どうやれば抜け出すことができるのだろう?
伝わらないとしても、これをどうしたら言語化できるのだろうか?

流行りの陰謀論の通りに大災害が起こればいい。そこでいっそ死んでしまえたらどんなに楽だろうと思う。それでも自分以外の不幸を祈る気にはなれず大災害の前に自分だけ消えてしまいたいのだが、hontoで注文した小説がまだ“手配中”なので困る。

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