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大学入試 英文法の要点(助動詞)

助動詞


動詞を助ける。助動詞の後に動詞の原形が続く。

Come on! You can do it.  Can I use your car, Dad?


Ⅰ 重要な助動詞  
2つの意味を確認する。後者の意味は推量。

can できる / ありうる

may してもよい / あるかもしれない

must しなければならない / ちがいない

should べきだ / はずだ

*推量表現の may(might) / must /can’t(couldn’t) は重要。

かもしれない/ちがいない/はずがない で暗記する。

may と might 、 can’t と couldn’t はほとんど意味が変わらない。

ちなみに

推量の強さ  下に行くほど強い。(目安)

could  10~20%   ~だろう

may(might) 30~50% ~かもしれない

can  50%  ~しうる

should(ought to) 70%  ~するはずだ

would 90% ~するだろう 

will  95~100%(必ず)~するだろう

must  98~100% ~するにちがいない


*canは「身に備わった能力」、 be able toは「一時的な能力」を表す。

The baby cannot walk yet.
その赤ちゃんはまだ歩けない。

He isn’t able to walk because of his sore feet.
彼は(今)足が痛くて歩けない。


*couldは「しようと思えばできるだろう」
was able toは「実際にできた」。

I could get the ticket.
私ならそのチケットをとれるだろう。

I was able to get the ticket.
私はそのチケットを(実際に)とることができた。


*祈願文 

May you be very happy!
あなたが幸せでありますように。


*mustは主観的に(感情的に)「しなければならない」
have toは客観的に(状況や理由があって)「しなければならない」

I must solve the problem by myself.   
私はその問題を一人で解決しなければならないと思っている。

I have to solve the problem by myself.
私はその問題を一人で解決しなければならない状況にある。


*shallの過去形が should  
「神の力で~することになる」という未来

Shall I call a taxi for you?
タクシーを呼ぶことになるか。  
→ タクシーを呼びましょうか。

You should eat more vegetables. 
もっと野菜を食べることになる。 
→ 食べるべきだ。~アドバイス


*willは、今決めた未来で、
be going toは、あらかじめ決めてある未来。

I’ll bring some food to the party.
それなら、私はパーティーに食べ物を持っていくよ。

I’m going to bring some food to the party.
私はパーティーに食べ物を持っていくことに決めているよ。

   


Ⅱ 2語の助動詞

had better (命令として)~するほうがよい
would rather むしろ~したい

You had better go back home.
家に帰りなさい。

I would rather stay home than go out today.
今日は外出するよりも家にいたい。

*否定形に注意。
had better not /  would rather not

You had better not eat any more cake today.
あなたは今日はもうケーキを食べてはいけない。(命令)

I would rather not stay home.
どちらかというと、家にいたくない。 



Ⅲ その他の助動詞


used to~ 過去の習慣(今はしていないことを含む)

He used to play tennis at college, but now he doesn’t. 
彼は大学時代テニスをしていたが今はしていない。


過去形の文の中のwould は、過去の習慣か過去の意志。

I would often go fishing in the river when I was young.
若いころはその川でよく釣りをした。

He was a very stubborn person and would not listen to me.
彼はとても頑固で私の話を聞こうとしなかった。


Ⅳ 助動詞の完了形


may(might) have 過去分詞(したかもしれない) 

He may(might) have called you last night.
彼は昨夜君に電話をかけたかもしれない。

must have 過去分詞(したにちがいない)

He must have been sick.
彼は病気だったに違いない。

cannot(couldn’t) have 過去分詞(したはずがない)

She can't(couldn’t) have met him.
彼女は彼にあったはずがない。

should (ought to) have 過去分詞(するべきだったのに)

I should(ought to) have called him last night.  
昨夜、彼に電話しておくべきだった。

need not have 過去分詞(する必要がなかったのに)

You needn’t have brought the book.
その本を持ってくる必要はなかった。

*助動詞のneedは,否定文か疑問文でしか使えない。
You needn’t go there.   Need I go there?



Ⅴ 助動詞を含む重要表現

may well
~するのはもっともだ

He may well be proud of his son.
彼が息子を誇りに思うのはもっともだ。
*mayは「~してよい」
wellは「十分に」 十分してよい 
→ するのはもっともだ

*「たぶん~するだろう」の意味もある
He may well win.
彼はおそらく勝つだろう。
*mayは「~かもしれない」
wellは「十分に」 十分かもしれない 
→ おそらく~だ

「may well 十分よい」 (比較の as を用いて)
may(might) as well ~するほうがよい(アドバイス)
 
*may as well (as anything else) 
他のこととくらべても、よい。
→ ~するのがよい

You may as well follow his advice. 
彼のアドバイスに従う方がよい。

may(might) as well…as…

We might as well close the shop as keep it open
for the few customers we are likely to get.
来そうな少数の客のために店を開けておくより閉めた方がましだ
*as  ~  as … は、 …以上~ という意味(「同じ」ではない)


can’t help …ing/can’t but 原形/ can’t help but 原形 
~せざるを得ない
← helpは「避ける」 butは「のぞいて」の意味。
~をのぞいて~するのを避けられない

I can’t help crying when I saw the scene.
I can’t but cry when I saw the scene.
I can’t help but cry when I saw the scene.
その場面を見て声を上げずにはいられない。

cannot … too~いくら~してもしすぎることはない。

You cannot be too careful when you swim in the sea.
海で泳ぐ時はいくら注意してもしすぎることはない。

Can the rumor be true? (強い疑念)
その噂ははたして本当だろうか。

How dare you say such a thing to me?
よくも君は私にそんなことが言えるものだ。


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