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教職員の生理休暇

その時は突然やってきた。

突然の腹痛、突然のだるさ、突然のやる気低下。

朝、生理がきたことを確認した。
昼前、3.4時間目の授業中、生理痛が辛くて立っているのがしんどくなった。
昼、食欲も出ずに机に突っ伏した。
そして考えた。

「今から生理休暇を出したら午後の授業って誰がやるんだろう?」

私の働く学校では、特別休暇の中に「生理休暇」というものが用意されている。

昔は「生理で休暇をとるなんてそんなのダメだ。」と
自分に甘えを作っているようでそんなこと考えたことも無かった。
そして周りに迷惑をかけるだなんてそんなのありえない!と。

ルール展に行った時の写真。11月28日まで@東京 六本木

でも、根性論ではどうにもならない。

熱もなければ鼻水も垂れないけど
立派にこれは体調不良である。

さて、休みを申請したらどうなるか、考えてみた。

①代わりの教員が授業にいく
②教室に教員を当てられず自習になる

まあこの2択だろう。

しかし現実問題、
①代わりの教員などいない
②教室を自由な空間にするなんて危ない

つくづく、代わりの効かない職業だと思う。
こんな時にAIがあり、生徒の安全を見守ることができ、生徒の質問に即時に答えてくれようもんなら
私はゆっくり横になれたかもしれない。

でもまだまだ、人対人なのだ。

生暖かいコミュニケーションが必要なのだ。

最近教員の働き方についてよく考えるが、
課題がてんこ盛りだなあと。
生理休暇なんてものは存在しているけれど、
取れる環境っていうのは整っていない。

教員の生理休暇について自分の見解

男性教員の理解よりも、代打できる人が存在するのかというところが最大の課題のような気がしている。

だってみんな自分の仕事で手一杯だ。
手一杯どころか一人一人のタスクが重すぎている。
みんななんとか頑張っていて、踏ん張っているのだ。そんな姿を毎日見ながら私もやらなきゃと励まされているならば、

③這いつくばってでも授業は私がやる

この選択肢しかなかった。

でも教室の生徒たちに事情を話すと優しかった。

「今日は被服実習で動画を作ってくれていたからそれ見ながらやれるし、先生座ってていいよ。何かあったらそこまで質問に行くね。」と。

1学期から
働き方について
他者への理解について
いろんな話をみんなとしてきたけど、
そうやって何か問題があった時に、
課題解決できるような優しいアイデアを出せるみんなに救われた5.6時間目。

たくさんの人の力を借りて、
この一大事を突破することができました!

改めて考えたい。
様々な課題を解決できる策を!

これは、当事者以外の人たちの知恵も欲しいものだ。
日本の教育の未来のために。
今よりもいい教育を。
そのために何したらいいの?

これがベスト!
じゃなくてもいい。

これがベター。
それでいい。

完璧じゃなくてもいいから、
改良していけばいいんだから、
小さなアイデアを沢山生み出したいし、
たくさん聞きたいな。

そんなこんなで生理2日目。
薬のおかげで元気です!

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