見出し画像

よしひろあさこの音楽相関図。

はじめまして。よしひろあさこ と言います。
今日からnoteで記事を書いていこうと思います。

最初に認めておきたいのは、"シンガーソングライター"という肩書き上、
やっぱり音楽の話がいいかなと思うので、今の音楽性を形成するに重要な影響を与えた思春期の音楽相関図を紹介します。

A面よりB面が好きで、同世代女性に音楽の趣味の合う人がいなかった当時、まわりにいるのは年上の男性ばかり。高校生のとき、週末は彼氏がバイトしていた名古屋の東の方にある郊外型リハーサルスタジオに入り浸り、ギター小僧だった彼氏が大好きだったジェフ・ベックやヴァン・ヘイレンのビデオの合間に流れるジョニ・ミッチェルとジャコ・パストリアスの動画に度肝を抜かれ、パット・メセニー・グループに心を満たされたりしていたのでした。

つい先日、ある飲みの席で
「音楽的にお父さんとかお母さんみたいな人はいるの?」  
と聞かれて、ハッと我に帰りました。そうだよ。

もうそれはなんと言っても「ボニー・レイットなんです」。  

ソロ活動をはじめてずっとジョニ・ミッチェル好きを公言してきたわけだけど、さっきの名古屋のリハスタで知り得た情報から夢中になって聴いたのはボニー・レイットでした。 声も歌い方も、ましてやギタースタイルも今の私の音楽とは全く違うのだけど、それでも血となり肉となっているのはボニーの感性。スライドギターは弾けないけれど、なぜだか彼女の"歌"に心を惹かれていったのでした。


ボニーはデビューした頃、売れ線狙いのプロデュースがヒットせず長いこと苦労を背負い、アル中に苦しんでいました。デビューから18年後の1989年、ドン・ウォズのプロデュースした「NICK OF TIME」がグラミー賞を受賞し、その才能がようやく認められました。 その2年後の1991年、結婚もし幸せいっぱいのボニーが発表したのが「LUCK OF DRAW」。ブルージーだけど明るさがあって、ボニー作品の中ではポップな仕上がりで親しみやすいと思います。


久しぶりにCDを出してきたら、1992年のNHKホールでのコンサートチケットが挟まれていました。名古屋からわざわざ東京まで観に行ったんですねえ。このアルバムに収録されている「I can't make you love me」は日本では認知度が低いけれど、世界中のミュージシャンがカバーしている名曲です。

そんなボニーがお母さんがなら
お父さんはダニエル・ラノワ でしょう。

姉がエディ・リーダーで
憧れの親戚のおばさんがジョニ・ミッチェル
隣のお姉さんがUA
青春時代の一番長く付き合った彼氏はチェッカーズ

麻子の音楽相関図、こんな感じかなぁ。

私がもっとも長く活動したバンドBon Voyageの時は一緒に制作していたみんなが断然UK派だったので、UKやヨーロッパの影響を受けてるように思われる面もあったかもだけど、個人的なルーツはアメリカものが濃い。ただ両方大好きだけど...。 

それで大人になってから、イギリスのアイランドレコードの存在を知って、U2やニック・ドレイクとディラン、トム・ウェイツにB-52's、そしてボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが同じレーベルから出てんのかーと知った時は、自分の中の音楽カオスが認められたような気がしました。 

というわけで、久しぶりにボニーやラノワをまたひっくり返して聴いています。 ボニーの「Have a heart」という曲は失恋したときに死ぬほど聴いたなー。 1曲を永遠にリピートしてた。一ヶ月くらいその曲しか聴いてなかったんじゃないかな(笑)。

ラノワは「acadie」が最高の名盤だけどApple Musicには今のところ入っていない。当時はカセットテープで聴いていたから、初めてCDで聴いた時は音の違いに愕然としたなあ。

Apple Musicで今年リリースされていた、ライブ音源を集めたアルバムを見つけて聴いてるけど、かっこよすぎる。 数年前ビルボード東京へ観に行ったけど、ラノワはライブもヤバイです。

そんなわけで長くなったけど、最初の投稿は、よしひろあさこの音楽相関図をお届けしました。音楽好きなあなた、よかったらあなたの相関図を考えてみてはいかがですか。音楽をやっている、やっていないに関わらず、けっこう見えてくるものがあるよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?