見出し画像

感じ合おう、僕らがどんなに離れいても〜ライブ配信でみんながニュータイプになれる話

去る2020年4月29日、ゴールデンウィークの始まりの日に、都内のライブレストランGRAPES KITASANDOさんから無観客ライブ配信を行いました。名づけて「よしひろあさこのMUSIC CAMP〜空を見上げて〜」。
新型コロナウィルスによる自粛生活が始まって1ヶ月ほど経つでしょうか。音響や照明の整った音楽をやるための場所からお届けした、久しぶりのロングセットのライブはやっぱり楽しかったです!

画像1

画像2

お客さんは目の前にいないけれど、音楽の本当のチカラをちゃんと届けられた良いライブになったと思います。心配なこともたくさんあるけど、そんな時は空を見上げて、頭を空っぽにすることも時には大事かなぁって。
そしたら、本当に河川敷に出て空を見上げて観てくださった方や、出産直後に産まれたばかりの赤ちゃんと、面会謝絶の病室で観てくださった方や、いろんな方がこちらに思いを届けてくださって、あとになって感慨深く、その事実が心に染み入って泣きそうになりました。

MCで「気持ちをがまんすることはないよ」って言っておきながら、自分でもわかってなかった思いが後から後からあふれてきます。心のふさがったところをちゃんと見つけてくれる。音楽ってやっぱすごいなぁ、音楽やっててよかったなぁって改めて思います。

画像3

ライブをすることは正直迷いました。鎌倉から電車に乗り都内へ行くのだから心配もあります。そこで、良い点と悪い点を自分なりにリストアップしてみました。結果、列挙されたのは良い点ばかりでした。

コロナウィルスが蔓延するようになった最初の段階においてライブハウスでクラスターが発生したことから、ライブハウスは世間から冷たい目を向けられていましたが、3月後半からほとんどのライブが自粛になりました。4月に入るとほぼ全てのお店が通常営業ができなくなり、GRAPES KITASANDOさんでは早い段階からライブ配信での営業に切り替えることを決め、機材やシステムの導入を行なったそうです。

お店とアーティストが協力しあってお客様にショーケースを届けられる。しかも日本全国どこからでも観てていただける。これは家からのライブ配信ではできないことで、ゴールデンウィークをおうちで過ごすみなさまにも楽しんでいただけるコンテンツになると確信できたことが決断に至った理由でした。

画像4

画像5

実際にやってみて思ったことは、ライブ配信って今までの常識とはちょっと違う新しいライブの形なのではないかということです。
これまでのライブって、一つの場に人が集まりエネルギーを昇華させることに意義がありました。ライブハウスにいけば演出によって非現実を味わうこともできた。でもライブ配信で観るということは、より音楽がパーソナルに心の内側に響く利点があると思うんです。自分のスペースである自宅あるいは自室で観るライブ配信は、テクノロジーによる映像と音を通して、人がもっと自由に心の内側を感じることができると思うんです。

もしかしたらもっと直感的なところで繋がれるのかもしれないです。お客様からのコメントは確かにスマホやガジェットを通さないと確認することはできないけれど、でも確かに聴こえたんだよね。アンコール前の「Alter Girl」という曲で全員合唱するみんなの声が。出演者とスタッフ合わせて5人しかいない会場のステージの上にもちゃんと聴こえたんですよ。

え、それってエスパーの話?って思うかもしれなけど、けっこう本気で言ってます。ライブ配信を続けていけば、みんなニュータイプになれるかもしれないなあって・・・。(笑)


で、このステージは5月12日まで以下のリンクからご覧になれます。
(本当はもっと早くnoteを書きたかったのだけど、どうにもこうにも考えがまとまらなくて、配信終了前日になってしまいました。)

3カメの映像も、音響もすごくよかったし、花輪さんとここ数年練り上げてきたツインギターの構成がすごくかっこいいです。流れを考えてつくった90分のライブセットで、あなたの心の中にある知らない場所、知らない気持ちや景色に出会ってもらえたら最高です。

無観客ライブ配信 from GRAPES KITASANDO
"よしひろあさこのMUSIC CAMP〜空を見上げて〜"
https://event.spwn.jp/events/200429-yoshihiroasako

チケット:2,000円
出演:よしひろあさこ(vo&g&fl)、花輪直弥(g&cho)
演奏時間:約90分 配信期限:5月12日(火)23:59

画像6

画像7

最後まで読んでくださりありがとうございます♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?