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宇宙朝顔と、続・夏の庭

学生時代に花屋で働いていたこともあって、
植物がとても好きだ。
実家を離れマンション暮らしをしていた時は
ベランダで何種類もの植物を育て、彼らと会話だってしていた。

でも鎌倉の家に戻ってからは、
広すぎる庭を手入れする時間と労力を割くことが難しく、
夏には庭が草原になってしまう。

そんな庭との奮闘記。

宇宙朝顔につぼみがついたよ

宙の学校、校長で、プラネタリウム・プランナーの
河合隼子先生が毎月開催している「星座とワインの会」に
時折参加しています。

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北鎌倉の"たからの庭"という素敵な場所で
星座のお話を聞きながら、星座にちなんだワインと、
鎌倉の名物料理人「スエ亭」のスエさんのお料理をいただくという
贅沢な夜の会なのですが、
今年5月の「ふたご座」の回の時に、
隼子先生が宇宙朝顔のタネを譲ってくださった。

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このタネは、宇宙飛行士の山崎直子さんが一緒に
ISSに行っていた子の子孫。

種を撒くのがかなり遅かったし、
全然大きくならないから心配したけど、
肥料をやったらあっという間に葉が増えて
まだ丈はこんなに小さいのにつぼみがたくさんついた。

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肥料を買いにコーナンへ

ある意味肥料ってすごい。

使ったのは花を育てるためにリンが多いもので、
滅多に行かない町外れのコーナンまで
がんばって出かけ、買ってきた。

無事に咲くといいなあ。
何色の花が咲くんだろう・・・。

そんな風に日ごと朝顔を眺めるたびに、
草原と化した庭が気になってきた。

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滝のようになびく草

うちの庭が夏は草原となることは、前にも記した通り。

今年こそはと誓ったのに、
暑さにかまけてやっぱりこのありさま。
まるで「ナウシカごっこ」の舞台のように、
長い草が滝のように風になびいている。

ひょえ〜。

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「あれを刈るつもり」
と曰う父が動き出す気配は一向にない。

ところが先週から涼しくなったのがよかった。
私の草抜き、草刈りスイッチが、
ラブストーリーのように突然に押されたのである。

草刈りの手順

さて、草刈りには手順がある。
園芸書に書かれた方法かは知らないが
数年の蓄積で得た私の手順である。

1. 抜けるものはとにかく抜く。
2. 抜けないものはカマで刈る。
3. 残った草をハサミで刈る

まず最初に抜けるものを抜く。
でないと根が残って、あとからあとから生えてくる。
これは子どもの頃、近所のおばさんに習った。

そして抜きにくいものはカマで刈る。
カマを使っているとき、庭仕事をしているなあ、と実感する。
マンションのベランダでガーデニングをしていた時には、
絶対に登場しない道具だからである。

そして最後に残った草を刈る。

サクサク、と心地よい音をたてて、
ボサボサに伸びた草が五分刈りになり、
草たちの下で眠っていた芝生の庭が顔を出す。

芝生、生きていたんだね・・・。

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※やったところ、やっていないところ の図↑

増え続けるTO DO リスト

今朝は4袋もの植木剪定材を出した。
でも草原の面積はまだまだ広く、美しい庭への道のりはまだまだ遠い。

少し片付くと違うところが見えてくるもので、
TO DOリストは増えるばかり。

・草原の残りを刈る
・すももみたいな木と枯れかけたローズマリーを剪定する
・空いた植木鉢を片付ける
・玄関やポイントポイントに、かわいい花の植木鉢をおく
・花が咲く一年草を花壇に植える
などなど......

日々の暮らしに変化が

自分で手入れをすると、不思議と庭を眺めたくなる。

夜、風呂上がりなどに窓をあけて、
冷たい麦茶を飲みながら暗がりの庭を眺める。

朝、起きたらいきなり庭に出て、
その辺りの草をヒョイと抜いたりする。

芝の庭になったところを見て満足する。
今後の計画を練ったりもする。

そうして庭と相思相愛になっていく。
手にかけるからこそ、愛は育つというものなのだ。

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