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【移植第二章+】話し合い

着床しなかったことが確定した日の夜。
すでにショックから立ち直っていた私たちは今後について話をした。

自分でも気づいている自分の性格。

人生を難しく考えすぎている。
人生を真面目に考えすぎている。

効率よく上手くやろうとしすぎて遊びが全然なくなって、結果的に全く毎日が面白くなくなっている。

旦那さんがよく言うのが、
「40歳過ぎてからでも産んでる人たくさんいるよ」

これって妊娠出産を真剣に考えてきた私にとっては
「男は産まないからそんなことが言えるんだ」
「できるだけ早いほうがいいって何回言ったらわかるの」

としか思えなかった。

確かに私が考えている深刻さよりも旦那さんの深刻さは少ないのかもしれない。

でも今回話してみて、旦那さんは
もっと気楽にもっと適当に。
ということが言いたかったのだということがわかった。

妊娠したい気持ちはわかる。
でもそればっかり考え過ぎじゃない?
結果がどうであれ、もっと楽しもうよ。


何を焦っているのだろう。
何に怯えているのだろう。

来る者拒まず、あるがままを受け入れる。

産めなくたっていいじゃない。
生まれたら生まれたでいいじゃない。
私は宇宙の塵。

お金のことは心配しなくていい。
私の体があって、旦那さんがいて、不妊治療にチャレンジできる。
何もしなかったら生まれるはずのない命を生み出そうとしている。
最高に面白いことなんだからもっと楽しもう。


結局は妊娠しないことに悩んでいるのではなくて、こんなにお金と時間を費やして「報われない」ことに悩んでいるだけなんだ。
それって自分を幸せにしないよな。
私は自分を幸せにしてあげたい。
今あるものにちゃんと目を向けながら毎日楽しく暮らそう。
その先に私たちの美しい子どもがいるかもしれない。

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