森からの手紙が届いた。

ポストに手紙が届いていた。

見慣れた文字で、宛名は私の名前が書いてある。

過去の私からの手紙だった。

＊　＊　＊

昨年11月に和歌山で開催された＜森のリトリート＞の最終日。

森の中の「自分の場所」で書いた森との約束だ。

「しかるべきときに届きます」とのこと、スタッフの方に託したまま忘れていたけれど、今日がしかるべきときだったのだな。

（森のリトリート体験記はこちら↓）

どきどきしながら封書を開ける。

1枚目はとても個人的な内容だった。

2枚目は、果たして私が自分で本当に書いたのかしら？という内容で、考えて書いたというよりは受け取ったメッセージ。
なんとなく、こちらは公開したくなったので以下に抜粋。

森との約束　2019.11.17
・いきづまったと感じるときは、自然の中に身をおきなさい

・すべては大いなる流れと共に完ぺきです。無理にコマをすすめようとしないで、待つことを知りなさい。

・日々の暮らしを丁寧に。ひとつひとつの所作にすべてがこめられています。神は細部に宿る。小さいことこそ心を込めて。

・五感をみがき、よろこばせなさい。本物の上質を知りなさい。

・・・なんてことも全部捨ててよし、忘れてよし、ただ在るだけでよし

・感謝できる自分でいられることに感謝しなさい

・祝福を受け取りなさい。全身全霊で。

こうして今、過去の自分からメッセージを受け取り、未来をつくっていく。

時空を超える的なことが、最近どうにも気になって仕方ない。

時間は果たして連続しているのか？
時間は過去から未来に流れているのか、未来から流れてきて過去になっていくのか・・・記憶や因果というのは本当なのか？

考えたってわかりそうにないのだけれど、過去の私と未来の私は、どこかで密会しているにちがいないと思うんだ。

（了）

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