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2021年、おつかれさまでした

12月28日は仕事納め。
さあもうすぐ、2021年が終わろうとしている。

毎年その年の最後に、Bit Beans の今年の漢字を考えてきた。
毎年恒例の今年の漢字…なんていうとなんか仰々しいけれど、納会を前にしてちょっと立ち止まって今年を振り返ってみようという趣旨のもので、今書きながら、あれ?去年は何だったっけってなってるくらいの軽さでもある(笑)。

今年の漢字は「燈」

でも、漢字を考える過程では、今年のいろいろなことが頭にも浮かんでくるし、それ全体を俯瞰してみることで次へのステップへとつながるものにも思えるし、なにより今年の漢字を考えること、見つかる瞬間はけっこう好きだ。(とはいえ考えるのは私ではなくほぼ森さん)

結論から言うと上の画像出している「燈」が2021年の漢字。
ひ、あかり、ともし、ともしび、とも(す)
「灯」の旧漢字にあたる文字で、上に登る火を意味している文字とのこと。
例えば火にはいろいろな側面があって、燃やしたり温めたり焼いたりするわけだけれど、この文字に使われる火は、火の持つ明るさの側面が使われているのね。
あかりを燈す。見えるようにする。照らす…さまざまなところを。

変わらないために変えること

2020年3月あたりから始まったコロナ旋風は、インパクト自体は2020年の方が強かったとしても、人々が我慢を強いられたのは2021年の方だと思う。緊急事態宣言ばかりでなかなか外出もままならず、人に会えなくなって働き方もずいぶんと変わってしまった。頑丈なメンタルを持っていても揺らされた人は多く、大なり小なり誰しもが心になんらかの影響を受けているのではないかな。
マスクに飲食、デリバリー、テレワークにソーシャルディスタンス。
2020年は不安や恐怖がちらつく中でいろんな変化を強いられ、2021年はそれがさも当たり前のように勝手に根付いていった年。

Bit Beans はその2020年からの混沌の中で「変わらなくちゃ」の焦りを一旦抑えて、「変えてはいけないもの」を見つめて「変わる」準備を進めてきた。
2021年はその実行の年だった。
変わらないために、変えなくてはいけないものを変えていく。
多くのことを切り替えた2021年の変化は、より理想のありように近づけていくためのもの。「目の前の人を助ける」ことの幸せをより感じられる働き方を、つくりあげたい。

人は、見えると動く

2月に引っ越しをしてオフィスを縮小し、テレワークを基本の働き方に据えた。
会社の給与体系や評価制度の見直しを、7月には本格導入。
評価点も問題点も可視化して、多様な人材多様な働き方に対応できる形を整え、個人が見えにくいテレワークでも業績があがる体制を組むことができたと思う。

可視化、つまり「燈」。

あかりで照らす、と言ってもいきなりすべてがクリアに目に飛び込んでくるようなスポットライトではなくて、ぽっ、ぽっ、とそこにあかりを置いていくようなイメージを思い浮かべた。
周囲が明るくなりじんわりといろいろなものが見えてくるような。

「どこにいる?」「ここにいるよ」
「どこいった?」「ここにあるよ」
「どうなってる?」「こんなかんじ」

心の中ではずっと探していて、2021年は「燈」をいろんなところに置いた。
そして、コロナの打撃でヘコんだ売り上げは、ちゃんと元に戻り、日々いろいろな課題はあれど、また会社は動き出している。
今だから思うけれど、人は目が見えないと足が止まるのだけれど、見えると動くものなんだね。

おつかれさん、2021年。
みんな本当に今年はよく頑張ったよね。
誰にとってもつらいことのある1年だったと思う。
でもまだちゃんとやってるし、わたしたちここにいるし。
来年もまた、やってこうじゃないか。

本年もありがとうございました。
また来年もどうぞよろしく!

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