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ZENFORCE Sales Academyを卒業した話。

今年7月より、ZENFORCE Sales Acaedemyという(日本にある)SaaSセールスのキャリアスクールに入り、SaaS・ITセールスに関して学んでいた。

先日、100時間の学習を終え、無事に卒業することができたので、この2か月間の学びを振り返りたいと思う。

なぜ入ったのか

わたしはあと少しで2年弱住んでいたマレーシアから日本に帰国し、社会復帰に向けた活動を開始する予定だ。またIT業界で働きたいな…という気持ちを抱えていた矢先、Facebookをぼんやり眺めていたらこんな投稿が目に入った。

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これだ~~~!!!!とビビッときたわたしは、もともとつながりのあった牛嶋さん(ZENFORCE運営メンバーの方)に勢いでメッセを送ったのであった。

その後、トントン拍子で代表の荻野さんと面談することに。当時はまだググっても何も情報が出てこなかったのに、なぜか心は決まっていた。もともと就職するなら絶対営業!と思っていたわけではなかったのだが、今後どのような職種で仕事をするにしても、営業スキルは必ず活きるからだ。

「週4回(月水木土)の講義」という点が、育児との両立上ネックではあったものの、相談したところ、アーカイブ視聴と感想文の提出で出席扱いにしてくださるということになり、晴れて受講することが決まった。そして、平日は息子が寝ている時間を使って3コマの講義を視聴し、土曜は夫に息子を託して半日講義に出席する生活が始まった。

入って何をしたのか 

ZENFORCEのカリキュラムには以下の3つのカテゴリーがあり、①と②については毎週の講義の中に配置されており、③については担当の方と調整の上、マンツーマンで面談を行っていく。

①スキルアップセッション
「SaaSとは」「セールスとは」といった基礎的な内容に始まり実践に至るまでのインプット・アウトプットを通じて学びを深めていく。講師の方々はSaaS業界の第一線で活躍されている方ばかりで、そうした方々とつながりを持てることも受講の決め手となった。
②スタートアップセッション
SanSan、SmartHRなど著名なSaaS企業の方が登壇され、様々なテーマでお話をされる。スタートアップって、SaaSっておもしろい…!と改めて思える内容の数々。
③キャリアカウンセリング
担当の方にマンツーマンでついてもらい、自己分析の深堀り、志望理由のブラッシュアップ、面接対策などをしてもらった。自分を見つめ直し、今後のキャリアを考える良い機会だった。

※講座の内容は変わっていくと思うので、最新の情報はこちらをご確認ください。

どんな学びがあったか

わたしは新卒から営業を複数社で経験してきたが、今思えば自分が売ることばかり考えていて、そのために何をするかといえば、お客様と仲良くなること、お客様のために尽くすことだった。仕事になりそうになネタがあれば飛んでいき、提案をしに行っていた。

昔はそれでよかったのかもしれないが、今となっては、営業としてすべきことは売ることではなくなってきている。買い手側の情報収集能力が高まっている現代において、営業と接点を持つ時点ではすでに購入への意思決定はほぼ済んでいるも同然だからだ。

そんなことを考えさせられた講義が、向井俊介さんの「セールスの本質」。「問題と課題は別物であり、会話を通じて課題を気づかせるのが営業の役割」と聞いたとき、営業という仕事に対する考え方がガラッと変わった。テクノロジーの進歩により、購買に向けた検討プロセスの多くを非対人でできる今、営業ができることは「売り物起点ではなく、困りごと起点でお客様と向き合う」こと。その本質に気づけたのは大きな収穫であった。「視座が上がる」とはこういうことか、と思った。

ZENFORCEで学んだことは、もちろん即実践できる内容も盛りだくさんではあるが、自分にもたらした影響はマインドセット面で特に大きかったように思える。もちろん「わかること」と「できること」は同義ではないので、実践を積み重ねてこれから体得していきたい。

どのように変わったか

わたしが一番感じた変化としては「自信がついた」ことだと思う。

クラスメイトのみなさんは現職でバリバリ働いている方々。自己紹介一つとっても、なんだか輝いて見えた。一方でわたしはここ2年育児しかしてなかったので、オンラインとは言え人前で話す機会自体が久しぶりである。どうしても自分の劣っている点が目についてしまい、もともとなかった自信がさらに弱気を招いてしまうこともあった。

しかし、回を重ねるごとに、気づけば不安があったことも忘れ、学びに没頭している自分がいた。

印象的だった思い出は、中谷真史さんの「コール演習」という講義のとき。チームに分かれてインサイドセールスのロープレを行った。良いインプットが得られたにもかかわらず、肝心なアウトプットがボロボロで落ち込んでいたところ、同じグループだった方がDMを下さり、「よかったら講義時間外のどこかでロープレしませんか?」と誘ってくれたのだ。

どうやらその方も悩んでいることがあり、一緒に良くしていこうという話であった。そのとき、わたしは「みんな自分に課題を感じてるからここに集ってきていたんだ」ということを思い出した。以降、講義時間外でもロープレのために数人で集まるようになり、練習を重ねていくと、クラスメイトの方たちも自分も目に見えて良くなっていくのがわかった。

共に学び合えたことで、共に成長を実感でき、自信につながった。この少人数コミュニティによる心理的安全性こそが、ZENFORCEで学ぶ魅力だと思う。

▼ZENFORCE運営メンバーとクラスメイトのみなさん(卒業式の様子)

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↑ポーズはZENFORCEの「Z」を表しています

これからどうするのか

これから、帰国に向けた準備と新生活のセットアップで忙しい日々が始まる。帰国して、保育園が無事決まったら(決まるのかな…w)、ついに就活本番。無職からの就職活動、かつ子持ちとなると容易ではないことが想像されるが、なんとか自分が行きたい会社に就職して、ZENFORCE1期生の名に恥じぬよう活躍していきたい。

しばらくバタバタすることにはなるが、学ぶモチベーションが高まっている今の状態を維持すべく、細く長くとも学習を続けていくつもりだ。ZENFORCEでつながったご縁も引き続き大事にできたら良いなと思っている。

★ZENFORCEの詳細は、以下のサイトから確認してみてください。


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