相方と組手【日記】
昨日は本当に調子悪くて、10連勤中の相方に洗濯をさせてしまった。
夕方、猫の餌を買いにいかざるを得ず(自分たちのご飯も)、出るついでに組手の相手をお願いした。頭が働かないので型の練習ができないので。
公園まで行くのがしんどくて、アパートの駐車場でやった。
相方とやるとどうしても見合う時間が長くなってしまう。特に最初棒を持ってやっていたので、一発勝負なのでそうなった。
ところで、勝負だけでなく、モノの見え方には、広さがある。それはもちろん実生活にも言えることで、仕事なんかだと特に感じる。伝わらないなあという人には失礼ながら手加減してその人に見える部分までしか話さない。それはこちらの都合でもあるが、相手の混乱を避けるためだ。内容を削ったり、単語を易しくしたりする(誓ってnoteでコメントくださる方にはしてません。皆さん頭いいので)。
お皿に例えると、10cmの人、20cmの人、遥かに見える人は1mの人。
20cmの人は、10cmの人のやろうとしてること言おうとしてることの意味がわかる。けれどその逆は伝わらない。
師匠は空手について1mの皿を持っている。こないだ道場に現れた後藤先生の息子さんは、20cmから25cmの皿。私は空手においてはせいぜい5cmあるかないかだろう。1m見えている師匠の話は、私には難しすぎることがある。それを後藤先生の息子さんが通訳してくれた(しかし感覚の問題でもあるし、やはり師匠の半分以下の大きさしか見えていないので、足りないところは師匠に補足してもらった)。
それで何が言いたいのかというと、相方は空手は全くの初心者である。しかし、組手において相方は10cm以上の皿を持っているということである。なのでこれまでもよく相手をしてもらった(うつ状態でも組手をするとあがることがあるので)。
彼がなぜ私より皿が大きいのかと言うと、3年程度の剣道の経験があるからである。あと役立っているのは、カードゲームなどの「対人戦」の経験ではないだろうか。
また話が逸れるが、彼はカードゲームでも、自分のやりたいことをやるために相手のやりたいことをつぶす。
私は自分が楽しければいいというほうなので、パワー押しで自分のやりたいことを通すタイプだ。それでもドミニオンというゲームであれば相方に対してまあまあの勝率ではある。私はそれだけドミニオンは自動的に動かせるだけ練習した自負がある。
空手?の組手において、彼のなんとも言えない蹴りが私は大の苦手だ。後ろ足で立ってちょいちょいと前足で私のリーチが届くところへ入らせないようにしてくる。試しに入ってみると前蹴りを食らうことも。あれができるということは、地面にしっかり立てているということなのではないだろうか。私はできない。
彼は回し蹴りはしてこない。まっすぐなケリなのでわかりにくい。突きは経験がないからだと思うが殆どして来ない。そういえば送り足を教えていない気がする。
昨日誉められたのは、私が強くなっている。手加減する余裕がなくなっているということだった。
最近彼がツキを打ってくるようになった。腰?股関節を切ってくるので威力はあるが、初動がわかり易すぎるので、はらえる。私が少し指摘しただけで動きが良くなるので、怖い。
昨日の組手で意外にうまくいったのは、先週のサークルで師匠から教わった視点の換え方だ。おかげで相手の全身が見えやすくなったので、実は足元がガラ空きなのがわかり易い。普通のローキックと、今流行りのカーフキックが入った。
あと褒められたのが、大ぶりの動きが無くなり、スキが減ったので攻めにくくなったとのこと。私の構えを真似てか、同じような構えだけど、前側の前腕にスキができるので、そこに三日月ゲリ打ったり払ったりしたが、それのことらしい。あ、なぜあの構えなのか、開手の方法を教えるのを忘れてたので教えないと‥。
あ、そういえば、土曜日師匠にされたヘッドロックが無意識に出せていて、相方もビビっていたが、私がびびった。練習したこともないのに。
そんなことってあるもんなんやね。
えげつないし、そこまでは師匠にもされてないから自動的にできなかったけど、本来はあれで膝が入る。
とまあそんな感じだけど、鉄剤切らしてるせいかすぐに息が上がる。まあ、アマゾンで頼むかねえ。どうしても買い忘れる。てかそろそろエリスロポエチンかねえ。
とまあそんな組手でした。てか、組みて振り返ることができるようになった自分の成長が感慨深い。
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