泣き言いいながらやるタイプ【エッセイ】
私は、やってみてできないと、拗ねるタイプだ。
もういい!と今にも投げ出しそうなことを周りの人に言うので、いい大人としては恥ずかしい部類の人間である。
もういい!もうどうせ私にはできへんもん!と言いながらも、負けん気の強さだけは人一倍なので、泣きそうに怒りながら、諦めず結局やるのである。
傍からすると恥ずかしいだけでなくいい迷惑である。
空手の昇級試験のときもそうだったし、こないだスキーへ行ったときもそうだった。
今回のクロスバイクもそうである。
5回くらい派手に転んで、譲ってくれた方がつけたまま譲ってくださったドリンクホルダーも割れてしまい、もう泣きだしたい気分であった。
でも嫌だ、ここで諦めたくない、という一心で、家族にサドルを支えてもらいながらも練習した。
結果、それなりに乗れるようになった。
スキーも、ぐだぐだ言いながらも滑り続けてカンを取り戻した。
昇級試験は‥‥師匠が根気よく教えてくださったからとしか言いようがない。試験後称えて下さった笑みは、未だ忘れられない。私は子供の頃、褒められた記憶がないので、ちょっと「お父さん!」と思ってしまった‥。師匠、ごめんなさい。
なにはともあれ、くそめんどくさいやつなのである、私は。
拗ねてもわかりやすくは拗ねないし。
結局のところ、何を言いたいのかと言うと、泣き言いいながらもやるなら、グダグダ言わずにやれや、と自分に対して言いたいということなのである。
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