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整形前に覚悟すべきだったことレポ:整形DT鬱を防ぐ&そもそもの原因

こんにちは、朝香です。先日、顔の脂肪注入DTを経験しました。わかってはいたけどDT中って気持ちがクソほどダウンしますね。不安だし、すっごい陰鬱!

実際にDTを体験してみて、気分が落ち込む要因として特に盲点だったな~と思っているのが後半で触れる「自己同一性」の話ですので、レポートを残しておきます。それ以外にも、DT中の不安や陰鬱さを軽減するために、予め覚悟しておいてよかったな〜と思ったことを記録しておきます。

あくまでも朝香の事例&個人の勝手な考察ですが、どなたかのDT鬱を防ぐ参考になれば幸いです。

以下、整形前に覚悟しておいて良かったことの紹介です。


①期待値が上がりすぎたままDTに突入しない

これを言うと元も子もないんですけど、まず第一に、期待しすぎないというマインドは重要だったと思います。「爆美女に近づくために期待して整形してるのに何を言うんじゃワレ!!」という話ではあるんですが、やっぱり理想と現状のギャップがでかいほど落ち込んでしまうので、期待値が高すぎるまま手術に突入するのはDT鬱の原因になるんじゃないかな。DT中の顔ってヤバいので、鏡を見る度、「このまま理想通りにならないんじゃないか」と一層焦ってしまう気がします。

じゃあどうやって期待値を下げられるのか?というと、「その手術はあなたには不要」とはっきり言ってくれる先生のカウンセリングに行くことかなと思います。

例えば朝香はある先生に鼻フルと鼻翼基部挙上でカウセに行ったのですが、「あなたは鼻翼基部が凹んでいるのではなく、上顎前突でそう見えているだけなのでまずは歯科矯正を」「その上で一度ヒアルロン酸を鼻翼基部に入れ、満足できなければ軟骨を」「鼻フルは不要、ナジオンは絶対に変えないこと、鼻尖縮小と鼻柱形成で十分」という風に不要な術式をそぎ落とした提案をしてもらいました。

あれもこれも、と期待して色々やろうとしていたのが、そこで一気にリセットできた出来事でした。色々やりたい手術が増えるにつれて期待値が上がってしまいますが、「それは私には不要なんだ」と思えることでスッと気持ちがクールダウンできたなと、今思い返すと重要なポイントでした。

そういう先生に出会うまで色々とカウセ周りをできれば一番良いのですが、カウセ代や時間がかさむので実際には難しいでしょう。
朝香の個人的な提案ですが、美容外科よりも形成外科の方に軸足をおいた、特に50代以上の先生は割と「不要」をはっきりと言ってくれる気がしています。おそらく美容整形がここまで一般的で無かった頃は吉永小百合のような<自然な、うまれもったような美しさ>がトレンドでした。そんな美しさを目指して、「本人の顔をベースに理想比に寄せ、整形顔じゃないのに美しくなる」ための提案をしてくれるのではないかな、と。

イメージで言うと、重盛さと美のアプデみたいな感じ。

近年の教科書的に規格化された術式をルーチンで行うと、どうしても量産型の整形っぽくなってしまいます。昔からやってる先生はその人の骨格や表情にあったオートクチュールの手術方法をゼロからつくれる側の人だからこそ、不要なものを一切そぎ落とし、洗練された提案をできるのだと感じています。

カウンセリングの先生を選ぶ基準はこの記事をご参考下さい。


②腫れた状態からどういう経過をたどるかを理解しておく

脂肪注入って想像以上に腫れるものなんですね。注入量にもよるのですが、朝香は50mlとかなり多量に注入しました。すると、最大で輪郭三点のDTと同じくらい、普段の3周りくらい大きくパンパンに顔が腫れ上がりました。腫れすぎて皮膚がぴちぴちです。

どの手術でも同様かと思いますが、DT1日、2日、3日と経過するごとにどんどん腫れが酷くなっていくので「どうなっちゃうんだろう?」という不安がDT鬱を加速させます。MAX腫れてる時は自分で整形を選んで決めたのに「こんなになっちゃった……」の気持ちになっていました。こういうDT中の不安解消のため、一般的なDTの経過を知っておくのは大事なのかもしれません。朝香は炎症応答のことにはそれなりに知識があったので、今の状態や今後の見通しがつくのは救いでした。

なっちゃったからにはもう…ね…

一般に手術や怪我などの損傷が発生すると、組織修復に向けて(感染とは違う正常な)炎症応答が始まります。損傷を受けた時から最大72時間、つまり3日目くらいまでは、どんどんその炎症が加速していきます。その結果として3日目くらいまでは前日よりも腫れが酷くなっていくのは致し方ありません。その後、炎症から組織修復へと応答が切り替わって、腫れはだんだんと治っていきます。なので3日くらいまでは日増しに酷くなっていく腫れも「そんなもん」と思っておくといいようです。不安なときは病院に確認するのも良いでしょう。朝香も腫れが強かったので1回メールを送りました。
※数時間で様子が刻一刻と変化する強い炎症はむしろ感染の疑いがあり要注意です!見分けるのは難しいので、アフターフォローをしっかりしてくれる先生を選んでみてください。

あと塩分取ったり、運動しなかったりすると浮腫むので腫れが逆戻りしたように見えることもありますね。これも把握しておくと「また腫れた!?」とびっくりせずにすみます。

③自分の顔が今までと同じじゃなくなると認知的不協和が発生すると理解しておく

意外と盲点だったのが、「脳が自分の顔を自分の顔と認知できなくなること」そのものによる違和感や不安感でした。DTで鏡に映る自分が脳が覚えている自分の顔じゃないという混乱。それにより意図せずに違和感が発生して、それがマイナスな気持ちや不安感につながっていく気がします。

まず脳が顔を認識する仕組みについてなのですが、一つ一つのパーツを認識して人の顔を見分けるのではなく、全体をざっくり統合して見分ける仕組みになっています。これを「ゲシュタルト統合」とか「ゲシュタルトの法則」と呼んでいます。

反対に全体感の統合がうまくいかなくなる状態を「ゲシュタルト崩壊」と言います。同じ漢字を見続けているとなんだかこれで合ってたのかわからなくなってくる、変な違和感を感じるアノ感覚が有名ですね。

おそらく、ある程度の変化量に収まれば多少違っていても「ゲシュタルト統合」によって脳が自分の顔を「自分だ」と認識できるんですが、あまりに変化しすぎると鏡に映っている自分のはずなのに「自分の顔じゃない」と認識し、混乱が生じるのでは無いかと思います。この辺の話は『単純な脳、複雑な「私」』という本で解説されています。面白いですよ。

DTの腫れている最中は勿論、変化箇所が多い、変化箇所が広い、変化量が大きいという場合にもゲシュタルト崩壊みたいな感覚に陥るため、不安な気持ちがより重く生じるのではないかな。

たとえ嫌いな自分の顔であっても、脳はその顔を「自分」として認知して、何か変化があると違和感を抱くような仕組みになっています。整形によって顔のパーツが変化することで、自分を自分と脳が認知してくれなくなる。いわば「自己同一性の断絶」が起こることで、強い違和感を抱く仕組みになっているんだと思います。これが恐らく「他人から見たらきれいなのに鬱になってしまう子」の原因なんじゃないだろうか、というのが朝香の見解です。
他の人から見たらすごく綺麗に見える変化でも本人が違和感を感じてしまい、そのまま勢いで修正したり、追加で整形したりしてしまうとどんどんドツボにハマっていってしまう。そういうの結構あるんじゃないかなぁ。

なので、DT中の腫れは仕方ないにしても、自分の脳が自分の顔だと認知してくれる範囲の変化量にとどめることも大事だったりするのかも。大きく変化させるときは、そういう「脳の認知機能の仕組み」があることを知っておくと、DT鬱の波がやってきても「あ~違和感を感じているから不安になっちゃうんだ~」というふうに捉えられるかもしれません。


④整形後は表情管理がリセットされて他撮り写真が変になると覚悟する

整形すると、それがたとえちょっとしたボトックスやヒアルロン酸注入であっても、今まで生まれてから培ってきた表情管理スキルがリセットされる感覚ありませんか?朝香はありました。笑顔のつもりなんだけど、なんか引きつっているとか、頬の引き上げ方がなんか以前と違うとか。

その結果として他撮りの写真がくそブスに見えることがたくさんありました。整形して無表情の時とか鏡で見てるときは盛れてるかも…って思っていたのに何故…と、毎回絶望です。コレほんとに萎えるので是非覚悟しておくことをオススメします。

もうこれは、K-POPアイドルになったつもりで表情管理を徹底してやり直すしか無いんだろうな…という状態です。今の朝香はウォニョンになったつもりで日々生きています。

1分28秒からのところ、すごくないですか?
早くこれににたどり着かねば…。

以上です。最近サボってますがTwitterもよろしくお願いします。


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