見出し画像

社会福祉法人安積愛育園 スタッフインタビュー 2024/5/24


伊藤陸翔さん
所属:入所支援事業所アルバ(福祉型障害児入所施設)
入職:2023年4月



‐所属している事業所について教えてください

アルバという障がいがある18歳未満のこども達が生活している施設で勤務しています。アルバではこども達の将来に向けて自立をサポートしています。

‐福祉の仕事をしようと思ったきっかけは?

元々は障がい分野には興味は無くて、福祉系の大学を選んだのも地域福祉や児童分野に興味があったからでした。
高齢者の孤独死などが増えている今の地域をどのようにしていったらいいかなど考えていましたが、同時にこどもも好きだったので児童分野のゼミにも入っていました。
そのゼミではこども食堂とかもやっているゼミだったんですが、そこでの活動を通してスクールソーシャルワーカーに興味を持ちはじめて、学校に実習に行ったりしました。
実習を通していじめ問題などに触れていく中で、実はいじめの対象になるこどもには発達に障がいがあるこどもも多いということが、障がい分野について興味を持ったきっかけでした。

‐安積愛育園で働く決め手になったのは?

いろいろな施設を地元で探していく中で、安積愛育園は地域共生というところに力を入れていた点に惹かれました。
ここだったら自分のやりたいことが出来るかな、と思って。
事業所見学をした中では、パッソに衝撃を受けました。創作活動に力を入れていて、好きなことを伸ばしていくというところは障がいとか関係なくすごいと思いました。

‐仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

仕事の中ではまだまだ何かを達成できたという実感はあまりありませんが、今年度になって新しいこどもを担当することになって、その子の支援について悩むことも多いです。
今の支援がこれからの将来を左右するかと思うと・・・
でも、一つひとつの支援がその子にとって生活しやすくなるという姿が見えた時にやりがいというか、支援してよかったと感じます。
もっと自分の中で、これが出来たら次にこれがというようにステップアップできるような考えが広がっていけばもっとこの仕事にもやりがいを感じるんだろうと思います。

‐仕事で大変だと思うことは何ですか?

1年目は1人のこどものことに集中して考えることが出来ましたが、今年から担当するこどもも2人になりました
どちらのこどももタイプが違うので、それぞれに必要な支援をしたいと思っていますが、力の入れ具合というかそういったところに頭を悩ませることがあります。
また、こどもと話す時にどうしても自分の視点で話をしてしまうことも多いので、もっと多角的な視点で話が出来るようになりたいと思います。
その辺については先輩と話したりしています。

‐アルバのこどもたちにとって、どんなスタッフでありたいですか?

友達というか、話しにくいことも含め、いろいろな話をしっかりと聞いてくれる存在でありたいと思います。
もちろんただ聞くだけじゃなくて、時にはアドバイスをしたりもあると思いますけど、お互いに話し合える関係性でいたいと思います。
アルバもいろいろな背景があるこども達が生活しているので、そんなこども達の居場所になれたらいいと思いますし、将来彼らが巣立った後もちょっと立ち寄れる場所、戻ってきても安心できる場所であれたらいいですね。

‐2年目ということで後輩も出来ましたね

後輩が出来たことで、自分がもっと頑張らないといけない部分が見えてきたって思います。説明する上でも、「あ、自分の考えが足りなかったな」とか。
あと、新しい職員がリラックスして話せる場を作っていきたいと思います。仕事のこととか、ため込むと辛いと思うので。
業務的なところはもちろんサポートしていきますが、先輩がしてくれたようにそういう雰囲気作りは大事にしていきたいと思います。

‐これから福祉の仕事を考える方にメッセージをお願いします

福祉ってあんまりよくないイメージを持っている方も多いと思います。自分も福祉系の大学に行くということで、少し言われたりしたこともありました。でも、やってみたら楽しいんです。
自分が考えながらできる仕事っていう点ではすごいやりがいもありますし、福祉に少しでも興味を持ったのなら身構えずに実際に飛び込んでみるのもいいと思います。